2016年4月11日月曜日

コップ・アウト 〜刑事した奴ら〜


映画 (Movie) / コップ・アウト 〔DVD〕

2010年作品
監督ケヴィン・スミス

ブルース・ウィリス、トレイシー・モーガン、ショーン・ウィリアム・スコット、アダム・ブロディ

あらすじ:ジミー(ウィリス)とポール(トレイシー)はコンビの刑事だったが、あるヘマから停職処分となる。ジミーには、結婚式を控えた娘がいるが、給料がないと結婚式の費用が払えない。

義理の父親は、金持ちでいくらでも費用を出すと言ってくるが、そんな事をさせるわけにはいかないと、大事にしていたベースボールカードを売り払う事に。

ところが、そのカードショップに強盗が入り、レアなカードも盗まれてしまい・・・。




ケヴィン・スミスって懐かしいなーと思いました。
お気に入りの役者陣(ベン・アフレック、マット・デイモン)が、好きではないので、何作か見たっきり、すっかり忘れていました。

ブルースはもちろん日本でも知名度の高い俳優さんですが、トレーシーは、そうではないかもしれませんね。
バディ物だというのに、DVDのカバーがブルース1人なのは、日本仕様だから・・・ですよね。

私には、30ROCKのトレイシーでお馴染みなので、映画で見るのは楽しみでした。


【おはなし】

ジミー(ウィリス)とポール(トレイシー)は、超優秀というわけではないが、お互いの良さを生かすいいコンビではあった。

ジミーの娘の結婚式を直前に、停職処分になる二人。
結婚式の費用をどうしようかと悩むジミー。
ポールはポールで、仕事柄留守にしがちな妻が浮気をしているのではないかと不安。

ジミーは、大事にしていたレアなベースボールカードを売る事に。

おそらく結婚式の費用を出してもお釣りが来る金額で売れる予定だった。

売りに行ったカードショップ。ショップの前では、ポールを待たせていた。
そこへ、強盗が押し入り、ジミーと店員はスタンガンで撃たれ、ジミーのカードにも手を付けられていた。
ポールが気づきさえすれば盗まれずに済んだかもしれないが、ポールは妻の浮気を疑っている為、電話に夢中でまったく店内の異変に気付かない。

結局、停職処分で一般人となったジミーは、嫌味な同僚刑事に取り調べを受ける始末。

ところが、そこで覚えていた犯人の特徴であるタトゥーの事は言わず、ポールと二人で独自に調査をする事に。

すぐに、タトゥーの持ち主は見つけ、パルクールを利用して盗みに入るところを取り押さえる。

すると、カードの持ち主は、そもそも停職処分になったきっかけでもあったドラッグ・ディーラー、ポー・ボーイが持っているとわかる。

ポー・ボーイの家にさっそく向い、カードを返してくれと言うが、ポー・ボーイは取引きを持ちかける。

実は、ベンツを盗まれており、それには大事なものが入っていたから見つけて欲しい、というのだ。

仕方なく、引き受ける2人だが、刑事パワーであっさりベンツを見つける。

ところが、途中襲撃に合い、ベンツを狙っている人物は他にもいる、とわかり、ベンツの中を調べると1人の女性が拉致されていたのだった。

彼女は英語が話せない為、通訳を介して探ると、麻薬王の愛人で、大事な情報を持っているせいか、狙われた拉致されたのだという。

刑事として、女性の保護を優先する事に。だが、ジミーにとってはカードも大事。
ジミーがポールを残して外へ出ている間に、ポールは女性を信頼してバスルームに行かせたまま、窓から女性に逃げられしまう。

だが、女性の置手紙とネックレスから、麻薬王の重要なデータを手に入れる。

そして、銃撃戦の中、ポー・ボーイの弟が殺されていた事から、その葬儀の最中ならポー・ボーイの家は留守になるはずだ、とその時カードを取り返しに入る算段をする。

パルクールの得意な男に声をかけ、協力させるが、はりきって壁を登った瞬間、頭から落ちて死んでしまう。

仕方なく、普通に侵入するが、同時に、かけつけていた刑事や、戻ってきたポー・ボーイ達と乱闘になる。

最後、女性を人質にとったポー・ボーイと二人が対峙するが、簡単には撃たないだろうとたかをくくるポー・ボーイに見事2人は銃を放ち、仕留める。

女性は助かるが、ポールがまた「心臓をばっちり狙って当てた」というのに対し、ジミーは当たってないのに何言ってんだ、と微笑ましく聞いている。
試しにポー・ボーイの胸ポケットを見ると、そこにはハードケースに入ったレアなベースボールカードが入っていて、確かに銃弾は心臓にあたっていたのだった。

綺麗にカードをぶち抜いて。

だが、ジミーは泣きじゃくるポールを怒る事なく、結婚式の費用は義理の父親に出させ、無事娘の結婚式を迎える。

娘のつきそいは、お金を出した事もあるんだから2人でやってね、と元妻に言われ、何も言い返せないが、その時が来ると、義理の父親に銃を向け、「黙って座りな」とポールが脅す。

そして無事、ジミーだけが娘につきそって結婚式が進む。

さらに、死んだと思ったパルクール使いも、生きていた。

【かんそう】

ちらほら、と見たことあるな、という感じの役者さんも多く、コメディとしては豪華な出演者でした。
特に、個人的には、「OC」のセスが、ライバル・バディ刑事の一人でいたのが、うれしかったです。



こちらも、バディですが、ブルース達が対等な関係である事に対して、上司と部下みたいな感じになっています。
上司の言うことを結構ちゃんと聞いてて、素直に感化される(派手なブーツを履く)など、刑事にしては可愛い役柄でしたw

トレイシーは、幼稚でアホで抜けてて、だからなめてかかると結構ちゃんとしてる、というキャラで、30ROCKのトレイシーと大差なく、安心して見れました。
いつものトレイシーって感じ?

バカだけど根はいいやつだから、パルクール使いの男とも急速に意気投合したり、保護するスペイン女性にも言葉が通じないのに「チョコレートちゃん」って言われてホレられたり。

浮気を疑っていた奥さんも、まったくの濡れ衣で、もちろんトレイシー一筋でしたし。

映画好きで、すぐ映画のセリフをパクるので、実は記憶力は良いんですよね。

ブルースは、トレイシーと比べると実はそんなに問題があるとはいえないのですが、まあ、離婚して貯金がない、という生き方を見れば、トレイシーと仲良くコンビできるのもわかるような感じではあります。

でも、ほんと特に反抗的だとか、暴力的だとかの問題はない人でした。

だからこそか、事件は事件で結構しっかり起きているのですけど、どこかトレイシーのボケもあって、ほのぼのとしていて、安心して見れるコメディーでした。

意地悪く言えば、それだけ特徴やシゲキがなくて、埋もれてしまいやすい。。。とも言えるんですけどね。
監督のカラーなのかもしれません。

逆にコメディーとしては、ストーリーはしっかりしていた、と思います。

コメディというよりは、ジミーが娘の結婚式をどう迎えるか、のドラマと言った方がしっくりくるかも。

ちなみに、トレイシーって出川哲郎さんに似ていると思うんですけど・・・どうでしょうかね。

なので、日本人にも馴染みやすいコメディアン・・・かもw


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