2016年9月22日木曜日
ブリッツ
ブリッツ / 洋画 / Blu-ray / 送料無料
2011年作品
ジェイソン・ステイサム、パディ・コンシダイン、エイダン・ギレン、ザウエ・アシュトン、デヴィッド・モリッシー、マーク・ライランス、ルーク・エヴァンス
あらすじ:暴力刑事とゲイという事ではみだし者扱いの刑事がコンビを組まされる。そのターゲットは警官殺しのシリアル・キラーだが・・・。
ジェイソン・ステイサムらしい俺が法律だ、な暴力刑事を楽しめる方に・・・。
【おはなし】
ブラント(ステイサム)は、暴力過剰なスタイルでマスコミにも取沙汰される問題児だが、仲間からの信頼は厚い。
警官殺し犯を追うのに、歓迎されないゲイの警部代理ナッシュと組まされてしまう。
最初は、ゲイだという事でつかっかり気味だが、ブラントが時々ブラックアウトするという悩みを打ち明けると、ナッシュにも同じような過去があった、と打ち明けられる。
それは、過去にゲイである事で受けた嫌がらせや仕事上のストレスを、犯人への暴力でぶちまけた後、燃え尽きて同じような症状になった事がある、というものだった。
それから少しずつお互い認め合うようになっていく。
ブラントは、タレコミ屋からピーコック・ジムというキーワードを聞き出し、そこでバリー・ワイスという名前を入手する。
家に行くと、1年前にビリヤード場で起こした騒ぎの男だと、思い出す。(バリーが暴れていた所にかけつけたブラントが、更なる暴力でバリーを病院送りにしていた)
だが、特に手がかりはなく取るに足らない男だという事で流す。
一方、タレコミ屋は、バリーの後をつけ、決定的な証拠を見つけていた。
そして、その情報をブラントの事をゴシップとして取り上げる記者、ダンロップに報酬と引き換えにタレ込む。
バリーは、ブラントに気づかれていないと確信をし、次のターゲット、ロバート警部を殺害し、その情報をダンロップに電話し、「俺はブリッツ(稲妻)だ」と名乗る。
その現場からは、ピーコック・ジムのロゴが出てくる。
再び、バリーの事が気になり苦手なパソコンを女子警官に見てもらって調べるブラント。
すると軽犯罪ばかりが数多く出てくるだけだった。
タレコミ屋は、記者をバリーの車まで案内し、証拠を見せ報酬を受け取る事に成功する。
が、その様子を見ていたバリーに後を付けられ、報酬を受け取ったバーのトイレで殺され、金も奪われる。
ブラント達は、ダンロップから駐車場の話を聞きつつも、重要な情報を警察に隠していた事を恨む。
ブラントは再びパソコンとにらめっこする。
そして、やっとバリーの被害者達が過去にバリーを捕まえた警官だという事がわかる。
その頃、バリーは次のターゲットとして、ブラントの友人でもあるフォールズ(女警官)を狙っていた。
リストにフォールズの名前を見つけたブラントはすぐに応援を送るが、少し遅く、フォールズは家の前で襲われていた。
そして、それを守ろうと助けに入った知り合いの少年が、バリーに殺されてしまった。
最近、この少年を心配して守る為にフォールズはブラントに相談していた矢先だった。
ブラント達は、再びバリーの家に行くが、すでに逃げた後だった。
だが、指名手配した事であっさりとタクシー運転手の証言から隠れ家を見つけるが、侵入するも、直前で気づかれ逃げられる。
追い詰め捕える事には成功したものの、物的証拠がないという事から、無罪放免となってしまう。
ロバーツ警部の葬儀に、警官に扮したブリッツが紛れ込む。
すると気づいているのかいないのか、ブラントは1人抜け出すとブリッツに後をつけられる。
途中、仲間に連絡を取り「ワイズを張っているが、奴はまだ自宅から出ていない」と確認をする。
そう、ワイズはブラントを追っているつもりだが、むしろおびき出されているのだった。
そして、ナッシュと合流し、バリーとブラントはタイマンとなる。
「警察でも呼ぶか?」と嫌味を言うブラント。
バリーはボコボコにされると、今度は一般市民を主張して、訴えてやる! と言い出す。
そしてドヤ顔で言う。
「お前は白だ。
警官殺しはまだどこかに居る」
「お前は警官だ」
ブラントはバリーを射殺する。
警官殺しの被害者として。
最後、ブラントはダンロップ記者にピットブル2匹をけしかけて仕返しする。
おしまい。
【かんそう】
ジェイソンの作品ってタイトルとか内容とか、とにかくいい意味で一貫しているので、混ざるんですよね~。
本作も見たのか見てないのか、わからなくなっていましたが、アマゾン・プライムで、確認して「見てた! 面白かった!」と思い出しました。
ザ・ジェイソン・ステイサムって感じのバイオレンス映画でした。
でも、一応悪人にしか暴力を振るわない警官なんで、ギリギリセーフ?
タイトルは、てっきりジェイソンの事かと思っていたんですけど、犯人の事なので、その犯人が最後に死んでしまうので、シリーズ化出来ないじゃん! とかなり惜しみました。
ジェイソンの度を越した暴力刑事っぷりは、人を選ぶとは思いますが、私にはコミカルにさえ思える程。
バディ役は、そんなジェイソンとは対極にいるようなゲイという事で、関係性もまだまだ面白くなりそうなのに。
映画というよりは、ドラマっぽい雰囲気でしたけど、だからこそシリーズ化して欲しいと思いました。
何故ドラマっぽく感じたのかというと、割と脇役にも光を当ててキャラを立たせようとしていた感じがしたからです。
が、これが最後まで見ても「いらなくない?」と思ったのが、フォールズのエピソードでした。
結構なボリューム裂いているんですけど、あらすじをまとめる上でもほとんど「いらないや・・・」と思える感じで。
それこそ、ドラマ・シリーズならよくある枝葉エピソードって感じですが、1本の映画の中では、そこまでフォールズに感情移入してないし、するような内容でもないし・・・といった所。
フォールズのデート相手とのエピソードとか、特にどーでもいいし、知り合いのキッズが自分をかばって死んだ事で、ドラッグに手を出してブラントに助けられるとか、邪魔でしかありませんでした。
その分、むしろブラントとナッシュをもっと時間かけて見せて欲しかったと思います。
仲良くなるのが唐突で、駆け足って感じだったので・・・。
そして、何より、事件のしょぼさというか、ブラント達の捜査のしょぼさ、というか、世間の狭さというかw
最初にいきなり、真犯人に会いに行っているのに、ただ顔見てスルーというのが意味わからない。
何しに行ったんだろう?
そして、ろくに調べないから、次の犠牲者が出て、そこでまた手がかりが出てきたというのに、やっぱりぼんやりしてる。
最初に名前が出た時点で、バリーの事を調べていたら、すぐにわかる事しか出てないのにw
(後から情報が明らかになるならまだしも、情報は最初から揃ってる)
パソコンに疎いブラントという設定は面白いんですけど、その時ナッシュは何してんのって感じも、ちょっとご都合っぽいですしね。
というお話し的には、かなり適当なんですけど、ブラントのキャラは随所で見せ場があってジェイソン・ファンにとっては確実に楽しめる作品だと思います。
つうか、ファン以外見ないか・・・。
とはいえ、そんなB級粗々感も含めて、いい感じだったので、シリーズ化を希望するんですけど・・・。
タイトル的にはそのつもりはないというのが残念!
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