2016年11月28日月曜日

愛と青春の旅立ち


愛と青春の旅だち レンタル落ち 中古 DVD

1982年作品

リチャード・ギア、ルイス・ゴセット・ジュニア、デブラ・ウィンガー、デヴィッド・キース、デヴィッド・カルーソ

あらすじ:それまでの人生から逃げるように海軍士官養成学校に入学するが・・・。




80年代作品として避けては通れないかな、と思って見てみました。

【おはなし】

ザック(リチャード・ギア)は、幼い頃母親を自殺で亡くし、実の父である海軍兵に引き取られたが、どちらかというと自由に生きる男にとってはあからさまに迷惑な存在だった。
だが、何処にも行く当てがなかった為それでも、しがみつくしかなかった。
異国で、娼館という劣悪な環境ではあったが立派に育ったザックは、自ら海軍士官養成学校に入る事を決める。
父親には、お前に出来る訳ないと笑われるが、ザックには行くしかなかった。

養成学校は、厳しく、中でもザックは留まる事しか出来ないせいか、小賢しく振る舞ってはいたが、同期からは次々に脱落者が出て行った。

そんな中、シドという親友が出来る。

そして、街の女に気を付けろ、と入学当初から言われていたが、案の定ザックとシドにもポーラとリネットとの出会いがある。

彼女達は、自分達が、在学中だけの遊び相手だと納得はしていたが、やっぱり士官との将来というのは、1つの勝ち組であって、ゴールでもあるから、どこかで意識していなくはなかった。

ザックとシドは、厳しい訓練の日々を彼女たちに癒されながら、卒業の日へと近づいていっていた。

だが、ある日、シドがリネットに妊娠したかもしれない、と聞かされる。それはリネットの賭けだった。
心根の優しい真面目なシドは、中絶には付き添うし、お金も出すから、と誠意を見せるが、リネットは「まだはっきりとはしていないから」とはぐらかす。

そしてその後、責任を取ろうと、突然自主退学をしてしまい、指輪を買ってリネットにプロポーズするが、リネットにとっては士官からプロポーズされたと思って舞い上がるが、退学してきたと言われ、指輪を突き返す。

卒業を目の前にリタイヤするなんてバカじゃないの? と。
リネットは士官となったザックとなら妊娠を餌に結婚したかったが、そうじゃないのなら、お断りだった。

その頃、自主退学したまま姿を消したシドを心配して探していたザックは、シドの居るモーテルを突き止めるが、すでにシドは部屋の中で自殺を図っていた。

そのショックでヤケになり、ザックもまた辞めてやる! と鬼教官に食って掛かるが、むしろ止められ、無事卒業する。

シドとリネットの一件で、ポーラともギクシャクするが、無事士官となったザックは、ポーラ達が働く工場へ白い制服で乗り込み、お姫様抱っこで、ポーラを連れ去る。

リネットはうらやましそうに見ていた。

おしまい。

【かんそう】

こちらも、

過去記事
フットルース(1984)
や、
フラッシュダンス(1983)

と並ぶ80年代初期を代表する青春(音楽)映画だと思っていましたが、意外とポップじゃないんですよね。

実は、過去にも見た事があったのですが、意外と? 真面目というかシリアスというか、特に冒頭の始まりの重さに驚きました。

主人公ザックの生い立ちがちょっと特殊なので、誰もが感情移入できる出発ではないんですけど、実際学校へ入ってしまうと、その学校という閉鎖空間としては比較的誰もが、多かれ少なかれ共通の体験していると思うので、何らか感じるものが、いつでもあると思いました。

とはいえ、海軍士官であったり、アメリカであったりという、文化の違いは大きいんですけどw

でも、想像でわかる世界ではあったと思います。

そんな中で、友情、異性との出会い、将来の事など、これまた誰もが通る、普遍的なテーマのドラマが流れて行くので、なんか絵が古臭いとか、そういう事を覗けば、確かに色あせない青春ストーリーだな、と思いました。

あえて言うならば、時代の移り変わりのせいで、当時はいろいろ、刺激的だったのかもしれませんが、今となってはそうでもなくなっている・・・、かもしれませんが。

何がいいって、最後は一応ハッピーエンドなのが、後味すっきりって感じでさわやかなんですけど、でも、冷静に考えると、親友は自殺し、その原因となったリネットが、すっかりその事を忘れたかのように「うらやましいわー」って顔して2人を見てたりするのは、ちょっと怖かったですw

80年代作品としては、制服が多いので、ファッション等の見応えがないので、よっぽど興味がある人以外は、今見なくても・・・いいかもしれませんw


この流れだと、後はトップガンですかねw

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