スーサイド・スクワッド/ウィル・スミス[DVD]
2016年作品
原作:DCコミックス
ウィル・スミス、ジャレッド・レト、マーゴット・ロビー、ジョエル・キナマン、ヴィオラ・デイヴィス、ジェイ・コートニー、ジェイ・ヘルナンデス、アドウェール・アキノエ=アグバエ、アイク・バリンホルツ、スコット・イーストウッド、カーラ・デルヴィーニュ、ベン・アフレック
あらすじ:
タスク・フォースX
スーパーマンが死んだ世界。
米国政府の高官アマンダ・ウォラー(ヴィオラ・デイヴィス)は、特殊な能力を持つ「メタ・ヒューマン(超人類)」の凶悪犯を集めてチームを作ろうとしていた。
スーパーマンは人間的だったが、悪には悪を。
その作戦名は、タスク・フォースX、別名スーサイド・スクワッド。
フロイド・ロートン別名デッドショット(ウィル・スミス)。
プロの暗殺者。狙撃の射程は4キロ。銃器の達人。
ゴッサム・シティに娘と別れた妻がいる。世界一のヒットマン。
娘に弱い事を利用して、娘と居る所を逮捕していた。
ハーレイ・クイン。
ロビン殺害の共犯者。
元精神科医のハーリン・クインゼル。
ジョーカーの担当医となってまんまとミイラ取りがミイラになり、恋人関係に。
オージー。
ディガー・ハークネス。キャプテン・ブーメラン。
ぬいぐるみフェチ。
フラッシュに捕まっていた。
エル・ディアブロ。
チャト・サンタナ。
元LAギャングのキングだったが自首。
刑務所の暴動では一瞬で周囲を灰にする映像が残っている。
炎を操る男。
KC(キラークロック)
ウェイロン・ジョーンズ。
真逆に進化した男。
下水道の王。
見た目はワニ男。
魔女のエンチャントレス。
異界出身、6373歳。特技憑依。
最強のメタヒューマン。
考古学者のムーン博士が偶然発見した洞窟の中で呪いを解いてしまい、身体に入り込まれてしまった。
その後、洞窟から魔女の弱点である心臓を捜し出し、支配する事に成功している。
そんなタスク・フォースXを率いるのは最強の軍人、リック・フラッグ大佐。
対ゲリラ特殊戦略隊長。
フラッグは、ムーン博士の警護担当になったがそのまま恋に落ちていた。
それもウォーラーの作戦のうちだった。
ムーン博士を盾にすれば、大佐は命令に逆らえない。
失敗
ある夜、エンチャントレスがフラッグ大佐に幻覚を見せ、勝手に抜け出した。
狙いはウォラ―の持つ心臓。
ウォラ―の自宅へ忍び込み、弟が封印された人形を盗み出し、弟の封印を解いた。
今は、人間が敵になっている世界。
昔は神として崇拝されていたが、今の神は「機械」。
だから機械を作って人間を破滅させる。
弟は地下鉄の駅をジャックして、破滅の為の基地を作った。
始動
エンチャントレスの逃走を知ったウォラ―は心臓をズタズタに刺した。
すると基地にいたエンチャントレスは、苦しんでムーン博士の姿になっていた。
2人は心臓を取り戻す為にも最終兵器を造って人間を殲滅する、と改めて誓った。
地下鉄での大規模な事故をテロ発生だと、タスク・フォースXが呼ばれた。
そこにはスリップノットという男も追加されていた。
どこにでも登れるらしい。
犯罪者達が逆らえないようにする為に、首にはナノ爆弾が仕込んであった。
スリップノットはいち早く、そのナノ爆弾の存在をはったりだと信じて逃走し、爆死していた。
真偽を確かめたくてそそのかしたのは、オージーだった。
命令をきくことには抵抗はあるが、そもそも暴れる事は本業のような彼らだったが、ディアブロだけは違っていた。
炎を使う事を頑なに拒否していた。
HVT1
彼らの任務はHTV1。
決して死なせてはならない最重要人物の救出が目的となった。
任務成功なら減刑。失敗なら死。
大佐に何かあれば全員殺す。
ウォラ―はビデオ・チャットで命令した。
大佐の警護としてカタナという日本人の刀の使い手も呼ばれた。
そんな中、密かにジョーカーはクイン救出作戦を企てていた。
敵
地下鉄に近づくと敵が現れた。
だがその姿にテロというのが嘘だと言う事がわかる。
バケモノ軍団が襲ってきたのだった。
それぞれが得意の攻撃で対抗し、なんとか全滅させた。
特にデッドショットが活躍していたが、ディアブロは何もしなかった。
バケモノの残骸をよく見ると、元が人間だったと分かった。
だが何が起きているのかはまだ分からなかったが、地下鉄の基地でエンチャントレス達が次々に人間をバケモノ戦士にしていたのだった。
任務
目の前の敵を全滅させたものの、任務はまだ終わっていない。
高層ビルの最上階にいる要人を救出しなければならない。
ビルの中にもバケモノが待ち受けていた。
バケモノは大佐を狙っているようだった。
大佐を守りながら応戦するが、数が多い。
デッドショットは、ディアブロにも手伝えと挑発した。
するといやがっていたものの、あっという間にビル内を炎で埋め尽くし、敵を一掃した。
要人
悪党たちもそれには驚いた。
非難しなかった理由は魔女のせい。
主婦や老人までバケモノ兵に変えている。
見張らせていたのに、とエンチャントレスを逃がした大佐を責めた。
屋上でヘリに乗ろうとすると、それはすでにジョーカーが乗っ取っていた。
ジョーカーは、ハッキングでクインの爆弾だけを解除させクインを迎えに来たのだった。
クインは1人ヘリから降ろされたロープを掴んで脱出した。
デッドショットは狙撃を命じられたが、仲間意識からミスって誤魔化した。
ウォラーはすぐに乗っ取られたヘリの撃墜を命令した。
やっとヘリの中で再会したと思ったらヘリは攻撃を受け、クインはビルの屋上に落ちていた。
助かったもののヘリが墜落する様を見て、ジョーカーの死に悲しんだ。
ウォラ―達は、ヘリの爆破からジョーカーもクインも死んだと思っていた。
ウォラーを迎えに来たヘリは、また攻撃を受けてウォラーは捕まってしまった。
結局、任務は完了にはならず再びウォラー救出が命じられた。
合流
現場に戻る途中にクインが待っていた。
ジョーカーがいないのなら、チームに戻るほうがマシなのだろう。
心臓
エンチャントレスは、ウォラーから心臓を奪い返し、完全体になった。
「これで最終兵器を仕上げられる」
突入
基地の上空に上がる怪しい稲光を中心に、黒い輪が出来ていた。
その真下を目指す。
だが、何の説明もなく突入しろと言われても大人しく従えなかった。
悪党ファイルを見つけたデッドショットは、大佐に説明を要求した。
そして初めてエンチャントレスの存在を知った。
3日前、怪物に乗っ取られた地下鉄にエンチャントレスを連れて行った。
それがエンチャントレスの弟だとは知りもせず。
謎の怪物には魔女で対抗するつもりだった。
だがエンチャントレスは裏切り、そのまま逃げていた。
とんでもない実情を知り、呆れたデッドショットは殺したければ殺せ、といってバーに消えた。
他の仲間達も後に続いた。
大佐の護衛のカタナまでも。
他の仲間達も後に続いた。
大佐の護衛のカタナまでも。
バー
悪党達はバーで飲んでいた。
デッドショットは、悪党だけど少し希望が持てたのに、と隠蔽作戦に利用されていた事をがっかりした。
だがディアブロは冷めていた。
希望じゃ何も変わらない。
実はディアブロは自分の炎の能力で、妻と子を殺してしまっていたのだった。
ちょっとした言い争いで、カっとなっただけだった。
それ以来、力を封印していた。
それを聞いたハーレイ・クインは罪を背負いなさい、と説教すると他の仲間に止められた。
そこへ大佐も合流した。
大佐とムーン博士の関係もファイルでもうバレていた。
バケモノが大佐ばかりを追う理由も分かった。
「魔女の弱味なんだ」
初めて愛した女が魔女に囚われている。
大佐はなんとしても、悪党達の協力が必要だった。
「あの魔女を止めなければおしまいだ」
そしてチームを脅す為の爆弾スイッチの端末を壊した。
「これで自由だ」
デッドショットには隠していた娘からの手紙の束を渡した。
デッドショットは怒りながらも、援護するから終わらせろ、と言った。
「これは聖書に記されるような武勇伝になる。
娘も知る。
父親は人間のクズじゃなかったと」
結局、全員が任務に戻った。
作戦
現場に近づき、様子を伺って作戦を立てた。
地下鉄に置いてきた強力な爆弾を、隊員達が駅の下に運びエンチャントレスの弟の真下にセットする。
その間、悪党達がエンチャントレス達の気を引き、爆破のチャンスを狙う。
いよいよ、基地に近づいた。
稲光の元には、エンチャントレスが儀式のように踊っていた。
すぐにエンチャントレスにバレた。
「なぜここへ来た?
私はお前たちの味方だ」
そして大佐に見せたように、それぞれに幻覚を見せる。
「私は望みを知っているぞ」
デッドショットはバットマンを殺した。
クインは、ノーマルで幸せな結婚生活をしている幻覚を。
ディアブロは家族と一緒に居た。
だが自分が一番分かっている。
「過去は変えられない!」
叫んで幻覚を解いて、他の2人も目覚めさせた。
エンチャントレスは幻覚が効かないとわかると、弟を呼んだ。
すぐにデカイ怪物が登場した。
ディアブロは力を解放すると言って、先頭に立った。
しかし相手も手強かった。
その頃、KCの誘導で進んでいた爆弾班が目的地に到着していた。
ディアブロは弟と取っ組み合ったまま、爆破しろ! と叫んでいた。
クインは止めたが、仕方なく爆破した。
これで弟は始末できた。
残りはエンチャントレス。
弟を失った悲しみで、世界を滅ぼすと破壊を始めた。
そのエネルギーですぐに通信衛星が壊された。
魔女を倒すには心臓を取り出すしかない。
総出で攻撃をしかけるが、魔女には銃弾も効かなかった。
魔女は、もういいといって一瞬で全員の武器を取り払った。
「その健闘に免じてお前たちに慈悲を与える。
選ぶがいい。
この私に従うか、ここで死ぬか」
クインは、ジョーカーを生き返らせてくれるなら寝返ってもいい、そう言った。
「いいとも我が子よ。
その頭を垂れ、私に服従を誓うのだ」
クインは近寄って跪いていた。
その時、側に落ちていた剣を手にした。
「でも1つだけちっちゃい問題があるの。
仲間をイジめんな!」
そう言って、クインはエンチャントレスに切りかかって心臓を奪った。
止めを刺さなくてはならない。
クインは落ちていた銃をデッドショットに投げた。
大佐はKCに爆弾を渡して、投げさせる。
デッドショットはその爆弾を魔女の頭上で撃った。
直前に魔女が子供に止めさせる幻覚を見せたが、効かなかった。
魔女は生きていたが、稲光は消滅した。
死にたがる魔女に、大佐はムーン博士を返すように言った。
手には心臓を持っていたが、魔女にはその脅しは効かなかった。
「度胸もないくせに」
すると大佐は心臓を握り潰した。
魔女は、消滅した。
それはムーン博士の死でもあった。
その場に横たわるのは、魔女の格好をした生身のムーン博士の亡骸だった。
だが、再び動き出した。
皮を剥ぐように、中からムーン博士が息を吹き返したのだった。
「魔女が消えた」
2人は抱き合った。
チームはそれぞれの行き場に解散しようとしていると、ウォラーが爆弾のスイッチを持って現れた。
「褒美はなしか?」
「10年の減刑でどう?」
「足りないな。娘に会わせろ」
デッドショットは要求した。
デッドショットは要求した。
他にも、クインはエスプレッソ・マシン、KCはケーブルテレビなど希望を伝えた。
その後
デッドショットは、約束通り娘に会っていた。
それぞれが褒美をもらってはいたが、再び刑務所での暮らしに戻っていた。
だが、クインの檻は騒々しかった。
ジョーカーが武装して、迎えに来たのだった。
「プリンちゃん!」
「おうちに帰るぞ」
おまけ
ウォラーはウェイン(ベン・アフレック)と密会していた。
地下鉄での一件の真実が上層部にバレたら首が飛ぶウォラーは、ウェインに守って欲しい代わりに情報を渡していた。
それはタスクフォースXの資料だったが、エンチャントレス以外のメンバーが差し替わっていた。
ウェインがファイルを必要とする理由は「友達を作る」だった。
「部隊は解散しろ。
俺が潰す前に」
おしまい
かんそう:
ディズニーの「ディセンダント」のDCコミック版といった感じで、作品の枠を超えたキャラクターが集まった世界という設定の、お祭り映画でした。
私はDCコミックそのものにあまり詳しくはないですが、悪役集合という事で何も知らなくても個性的なキャラクターの集まりが楽しめました。
特に人気なのは、ハーレイ・クインだと思いますが同じ女性キャラという事で、カーラ・デルヴィーニュ演じるエンチャントレスも印象的でした。
さすがモデルというだけあって、ダークな美しさが際立っていました。
悪役集合というだけあって、その首謀者であるウォラーも癖のあるヴィオラ・デイヴィスが演じていて、最初から最後まで何処か信用できない感じがありました。
悪役を駒のように使っているように感じましたが、最後の「おまけ」では情報を温存していました。
駒には変わらないけどまだ利用価値がある、という感じなのかな?
どちらにせよ、怪しいムードで埋め尽くされていて、悪人達のほうがよっぽど単純で分かりやすい位でした。
シリーズ化しやすい設定だけあって、2019年以降には次回作の公開が予定されています。
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