2015年12月8日火曜日

ヘルレイザー:レベレーション(9)

日本公式サイトはこちら


2011年作品(日本公開2012年)
クライヴ・バーカー原作のシリーズ第9作目。


あらすじ:二組の家族の息子達が、旅行先で死んでしまった。 手がかりは、荷物の中から出てきたハンディカメラ。 そのカメラには、パズルボックスを解いて、快楽の扉を開けてしまう姿が残されていた・・・。

ヘルレイザーシリーズも9作目ですが、今から4年前の作品です。
その間に、リメイクの話題もありましたが、特に頓挫の話題もないようなので、今現在もまだ進行中なのでしょうね。

ここまでくると、好きな人は見るし、見ない人はもう見ないっていうような気もしますが、9だけを見るというパターンってあるんでしょうかね。

逆にもう「ヘルレイザー」という冠が邪魔なんじゃないか、と思ったりもするのですが(笑)

内容は、最近のシリーズの域を出ず、繰り返しになりますが「ヘルレイザーでいいのかな」という感じがします。

言い換えると、魔導師達の存在ってなんか昭和な感じがして、あんまり今っぽいものとの相性が良くないようなイメージがあるんですよね。

宇宙に行った時もありましたが、サイバー空間に引っ越ししてもおかしくないだろうに。

なのに、かたくなに壁がゴゴゴと動いて異空間が現れるので、若い人には「ナニコレ?」になってないのかなーと。

そもそものファンは「待ってました!」の瞬間なんですけどね。



お話は、パズルボックス、ピンヘッド達というはなからの飛び道具に加えて、少しのひねりはありました。

裕福な家庭のおぼっちゃま2人が、危険地域に旅行にいって、世間知らずな上、パズルボックスに巻き込まれてしまう・・・、という感じなのかと見せかけて、このおぼっちゃま2人がそもそもパズルボックスに魅入られるようなタイプだった、という。

1人は望んで魔導師の仲間になり、もう1人は魔導師達すら欺こうとするような、なかなかのやんちゃ君でした。

魔導師がちょっとおっちょこちょいなのは、そのつもりがあるのかないのか、お約束みたいなもんで、今回も1人家に逃げ戻ります。

でも、逃げたように見せかけて「こんな家うぜーんだよ!」みたいな、この場に及んで本性を丸出しにする。

なんかこういう青春映画、あるなーって感じ。

そこに変にピンヘッドが出てくるもんだから、ちょっとおマヌケ感すら漂うのと、そのピンヘッドが大問題でして・・・。

ファンならまず「でぶった!!」と思うはず。

何で交代したんだろうと調べてみたものの、これといった理由は見つけられていません。

リメイク版では、ダグ・ブラッドレイさんで、という話題もあったので、引退された、とかそういう感じではないようですが・・・。

ひょっとして、シリーズ最近の内容からしてもうかかわらなくてもいいやーってなったとか・・・。
それはそれでわからなくはないのも悲しいのですが。

だいたい、なんというか魔道士(セノバイト)達には、れっきとしたデブキャラ「バターボール」さんがいますので、リーダー的存在の「ピンヘッド」がぽっちゃりヘッドだと、ちょっとキャラ被るんですよね・・・。

あと、なんかストイックに追及するようなイメージから離れてしまって、説得力もないような。

そもそもセノバイトの役者交代自体は、特殊メイクしちゃうんだから誰でも同じじゃん!! の領域でいけそうなんですが、これじゃその言い訳まったく通用しないんですよね。
明らかにデブで、別人ですもん。

何故故に、こんな交代劇になってしまったのか?

こればかりは、自虐なのか新たなプレイなのか、でも見てる方はなんか別の怖さを感じてしまうので、やっぱりアタリ、ハズレでいったら、「ハズレ」になるんじゃないかな~と。

ともかく、ストーリーよりも気になってしまいました。




ただ、シリーズファンとしては、こうして形をその都度の時代に合わせながらも、セノバイト達とパズルボックスが受け継がれていくということ自体は、うれしいです。

壁ゴゴゴ・・・は、いつまで見れるのか。

これからも見たいです。


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