2017年8月21日月曜日

ピッチ・パーフェクト2



アナ・ケンドリック ピッチ・パーフェクト2 DVD

2015年作品

アナ・ケンドリック、レベル・ウィルソン、ヘイリー・ステインフェル、ブリターニー・スノウ、アレクシス・ナップ、ハナ・マエ・リー、エスター・ディーン、クリッシー・フィット、ケリー・ジャッキー、シェルリー・レグナー、アダム・ディヴァイン、スカイラー・アスティン、ベン・プラット、ビルヒッテ・ヒオート・ソレンセン、フルラ・ボーグ、スヌープ・ドッグ(本人役)

アカペラ・バトル・ゲスト/グリーンベイ・パッカーズ
クレイ・マシューズ、デヴィッド・バクフティアリ、ドン・バークレイ、ジョシュ・シットン、T・J・ラング、ジョーダン・ロジャース

ザ・ヴォイス審査員(エンドロール出演)
ブレイク・シェルトン、クリスティーナ・アギレラ、ファレル、アダム・レヴィーン

あらすじ:


ある失敗から優勝実績を取り上げられてしまったベラーズ。
再起できるのか……!?


大失敗


オバマ大統領の誕生日イベントでパフォーマンスをしたアカペラ3年連続王者の女だけのアカペラグループ、ベラーズ。
だが、軸であるはずのアカペラよりも派手な演出が目立ち、シルク・ド・ソレイユのようなリボン・パフォーマンスでファット・エイミーが宙吊りになって登場。
レオタードの股が避け、ノーパンのお股全開をステージ上で披露してしまいニュースに取り上げられる。

ベラーズの評価は一気にガタ落ち。
学部長に呼ばれ怒られただけではなく、アカペラ界の名誉を傷つけたと、アカペラ・ポッドキャストの「レッツ・トーカペラ」のキャスター、ジョンとゲイル直々に学生対象の大会出場停止の処罰を言い渡される。

残る優勝者特典も、欧州王者に差し替え。
新人募集も禁止。

春のアカペラ世界大会には出場できるかと確認すると、止める事は出来ないが勝ちはムリだろう、と笑われる。

ベラーズ解散の危機となるが、リーダーであるベッカの心はここにあらず状態だった。
実は、レコーディング・スタジオのインターンに採用された事で頭はいっぱいだったのだ。


新人エミリー


新人募集を禁じられていたベラーズ・ハウスにエミリー・ジャンクが訪ねて来る。
母親が元ベラで自分をレガシー(特別会員候補)だと言って売り込んだ。
オリジナル曲を披露すると、その歌の上手さに即合格となる。


DSM


ベラーズが出るはずだった国際モーターショーに代わりに出場する、ドイツの王者ダス・サウンド・マシーンのパフォーマンスを偵察しに行く。

いかにもドイツ的なハードな黒ずくめの衣装に、機械的に正確で圧倒されるパフォーマンス。
ベラーズに対しても好戦的な態度で、妥当DSMがベラーズの目標となった。

そんな中でも忙しいベッカは歌の準備が間に合わず、練習だといってもパフォーマンスだけしかできなかった。

初参加のエミリーはベッカにアドバイスを求めるが、インターンで忙しく急いで出て行ってしまった。


インターン


インターン初日にはベラーズのメンバーに内緒にしているせいか、少し良心が痛んでいたベッカ。

早速スヌープ・ドギー・ドッグのクリスマス・アルバムのレコーディングに立ち会うが、平凡なクリスマス・ソングにプロデューサーからアイデアを求められる。

ろくな意見の出ない中、ベッカは再び歌うスヌープに合わせてマッシュアップを即興で披露する。
歌のうまさを褒められ、ベッカには付加価値があると認め、デモを聴いてもいいと約束をしてもらった。


パーティーの招待状


ベッカがベラハウスに戻ると、パーティーの招待状が届いていた。
全員で向かうと、金持ちのアカペラ・ファンの屋敷でベラーズ以外にもアカペラ・グループが呼ばれていた。

ナチョナル・アカペラ・レーザー・ニンジャ・ドラゴン・リーグといい、アカペラ・グループをバトルさせるパーティーだった。
優勝グループには、デイブ&バスターズの食事券4万2千ドル分を与えるという。
家主のルールと指名で進行し、負けたら即退場。

ベラーズの他、トラブルメーカーズ、トーン・ハンガーズ、グリーンベイ・パッカーズ(本物)そしてDSMが参加する。

バトルの末、勝ち残ったのはDSMとベラーズだったが、90年代ヒップホップというお題なのに、エミリーがパニクってオリジナル曲を歌い出して敗れてしまった。

アカペラの世界では、オリジナル曲は「クソ」と言われてしまうのだった。


デモ・テープ


デモテープを渡していたベッカは、プロデューサーからのリアクションに頭を抱える。
単なるマッシュアップでは、誰にでも出来て売りにはならないと言われる。
音楽プロデューサーを目指すなら、オリジナルで才能を見せろと言われてしまう。

もう1度与えられたチャンスに、取り組むベッカだが慣れない為手こずってしまう。
そんなベッカの様子に、何かを隠しているとエイミーが気づき、探りを入れられる。


エイミーとバンパー


お互いセフレの関係で上手くいっていたが、バンパーはエイミーをロマンティックなディナーに呼び出し、デートを申し込む。
真剣なつきあいをしようと。

エイミーは、冗談じゃないと何にも縛られたくないとはっきりと断る。
これまでの関係も、バンパーの気持ちを知っては続けられないと2人の関係は終わってしまう。


レッツ・トーカペラ


ベラーズが久々にステージに立つ。
レッツ・トーカペラでも中継されるが、またしても小道具満載でサーカス状態のステージに司会の2人は顔をしかめる。

さらに、セットの花火が髪に引火するという事故も発生。
またしてもステージは大失敗に終わった。

そこでクロエは合宿を企てる。


合宿


OBが運営する強化ロッジ、落ち葉ロッジで合宿をする事になったベラーズ。

ベッカが集中していない事を指摘して、クロエと喧嘩になるとやっとインターンを始めた事を皆に話した。

ベッカは、クロエを筆頭に自分以外のメンバーがベラーズへの執着だけで生きていると批判する。
自分には将来の夢があると。

それの何が悪いとクロエと言い合いになり、ベッカは啖呵を切って帰ろうとすると、熊の罠にかかり木に吊るされてしまう。

すると死を覚悟したのか、言い過ぎた事を本心ではないと皆に謝り、すぐに助けられた。

仲直りしたキャンプ・ファイアーで、ベッカはオリジナル曲作りに詰まっている事を告白すると、エイミーとコラボする流れになる。

クロエも卒業後の不安があると告白。

エイミーも将来の夢を語っているとフィアンセはバンパーだと自然に言っている事に気づく。
バンパーを拒絶した事を後悔し、夜の森を走り出しまた熊の罠にかかる。


翌朝、Pat Benatarの「We Belon」を歌いながらバンパーの元にボートで駆けつけるエイミー。


Pat Benatar - We Belon


最初は拒絶を見せていたバンパーも、やがて一緒に歌い出し、抱き合うのだった。


合作


エミリーのオリジナル曲をベッカがプロデュースしたデモを聴かせると、同じプロデューサーとして脅威だと最高の評価を受ける。

一緒に仕事をしよう、とベッカは認められた。


アカペラ世界大会


卒業式を迎え、ベラーズはアメリカ代表として世界大会へ向かう。

これまでと違い、Tシャツにジレにデニムというシンプルな衣装で、小道具なしで見せた。
2曲目には、エミリーのオリジナル曲を披露し、歴代のベラーズをコーラスに登場させ会場を沸かす。
その中には、エミリーの母親の姿もあった。
会場は一体となり、感動を呼んで誰もが認める優勝となった。


ベラーズは、エミリーに引き継がれた。


エンド・ロール


ザ・ヴォイスのオーデションに出場するバンパー。
ヴォイスは、審査員が先入観を持たずに歌のうまさを審査する為に、背中を向けて審査をする本当に存在するオーディション番組。

その実際の審査員達が、バンパーの歌を審査している。
カントリーのビック・スターであるブレイクがすぐに興味を持ち、ボタンを押す。
すると、椅子がくるりと回転し、歌っているバンパーを初めて見るのだが、ブレイクはその気持ち悪さに、再びボタンを押してくるりと背中を向けてしまう。

だが、歌のうまさは認めざるを得ず、次々とボタンを押す審査員達。
アギレラ、ファレル、そしてブレイクも2度目を押し、最後まで残ったのがマルーン5のアダムだったが、そのアダムにも押させた。

そして、デビューに向けての担当を審査員から選ぶのは、出場者の特権。
歌が上手いのは認めるが、何気に関わりたくはないという空気を醸し出される中、バンパーが選んだのは中でも好意的なアギレラだった。
空気を読まずに必要以上に抱き着つくと、嫌がられるバンパーだった。


おしまい


かんそう:


レベルが見たくなって、見ました。
グリーやミュージカルが好きな人なら、すでにチェック済みかと思う本作ですが、シリーズ3まで公開済みとなっています。

人気があるのも納得。
気軽に見れて、単純にアカペラの上手さが楽しめ、まさにエンタテインメントという感じ。

レベルの活躍で、そんな中にも下ネタが混ざるというライトなコメディ要素も魅力的です。

ベラーズという個性的というか変人だらけのアカペラ・グループではあるのですが、中でもレベルの可愛さは飛びぬけています。

レベルの演じるキャラにはありがちですが、何に関しても自由なエイミーはほんとに見ていて、楽しいんですよね。
こんな風に生きる事ができたらと、うらやましく思う程。
自己中ではありつつも、前向きで正直で何も恐れずズバズバ言う所も、現実には存在しない「ヒーロー」みたいな想像上のキャラだと思います。
だからこそ、見ていてスッキリ出来ます。

そして人気シリーズだからこそできる豪華ゲスト!

アカペラバトルに、NFLのグリーンベイ・パッカーズの選手が出ているのには、びっくりしました。
こういう時に海外では誰もがエンタテイナーの要素を持っているのかしら、とびっくりするのですが、フットボールの選手というだけでも十分話題性はあるのに、しっかりアカペラも演技もw 上手でした!
吹き替えじゃなければw

エンドロールのザ・ヴォイスそのままも豪華で、楽しかったです。
バンパー役のアダム・ディヴァインはモダン・ファミリー等でも活躍するコメディアンで、エイミーの彼氏役としては申し分がありません。

何も考えずに、歌と笑いを楽しみたい時に。



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