2017年8月29日火曜日

ゴーストバスターズ(2016)



メリッサ・マッカーシー ゴーストバスターズ DVD


2016年作品

クリステン・ウィグ、メリッサ・マッカーシー、ケイト・マッキノン、レスリー・ジョーンズ、クリス・ヘムズワース、セシリー・ストロング、アンディ・ガルシア、ニール・ケイシー、チャールズ・ダンス、マイケル・ケネス・ウィリアムズ、マット・ウォルシュ、エド・ベグリー・ジュニア

カメオ出演:ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、オジー・オズボーン、シガニー・ウィーバー、アーニー・ハドソン


あらすじ:


1984年の作品のリブート版。
過去にお化け退治の本を出した事から、突然お化け退治を依頼されて……。




再会


コロンビア大学に勤務していたエリン・ギルバート(クリスティン・ウィグ)の元に、過去に共作した本「過去からのゴースト」を持って、マルグレーヴという老人が訪ねてくる。

超常現象を信じるのはプライドのない科学者で人違いだと誤魔化すが著者近影の写真でバレバレ。
それでも、当時はギャグで書いたと誤魔化す。

用件は、オルドリッジ邸に幽霊が出たから調査して欲しいという依頼だった。

著書についてネットで調べると、今ではアマゾンで現物、データ共に簡単に買える事が分かる。
共作したアビー(メリッサ・マッカシー)を恨む、エリン。

ただでさえ、終身雇用の審査は楽ではない所に、教授にバレたらエリンは職を失うだろう。

アマゾンの情報からアビーに文句を言いに、ヒギンズ理科大学を訪ねる。
超常現象研究室でアビーと再会する。
同僚で優秀なエンジニアとしてホルツマン(ケイト・マッキノン)を紹介される。

2人は本の理論を実現させようとしていた。
捕獲ビーム、ホロー・レザー、それらは完成間近だとも言った。

幽霊屋敷の事を話すと2人は喜んで行きたがった。
終身雇用が決まるまでの間の、本の販売停止を条件にエリンは、オルドリッジ邸の人を紹介する事にする。


オルドリッジ邸


休館中のオルドリッジ邸に入れてもらい調査をすると、すぐに厳重にロックしてある扉を見つける。
どう開けたらいいのかわからないでいると、ロックしてあった扉が勝手に開いた。
誰かの悪戯だと気楽に捉えるが誰も開けていない。

幽霊に反応するというPKEメーターをかざして見ると、異様な反応をする。

すると、扉の向こうが青白く光り、ドレスを着た女のゴーストが出てきた。
エリンは感激して話してみると近寄るが、側まで来るとゴーストにスライムを吐き掛けられる。

ゴーストはその後外へ飛んで行ってしまうが、エリンはスライムまみれになりながらもゴーストを見たと大喜びで興奮する。
その様子をYOUTUBEにアップすると、一番見られたくない教授に見られてしまう。

終身雇用の審査資格を失うどころか、エリンは大学を解雇される。


ゴーストバスターズ


行くところがなくなり、アビーに泣きつくエリン。
裏腹に、ゴースト退治の依頼は沢山舞い込んでいた。

世にはびこる、ニセゴースト番組が足を引っ張ってると、アビー達はゴースト退治の最前線に立つ自覚を持つ。
エリンは正式に仲間になる事に。

アビーが、資金の交渉に大学にいくと、まだ存在していたのかと言われ、大学を追い出されてしまう。
どさくさに紛れて機材を盗んで逃げた。


地下鉄シュワード駅


地下鉄の種ワード駅で、女子職員のパティに様子のおかしい男ローワンが話しかけてきた。
気になり監視カメラで追うと、ローワンは立ち入り禁止のホームに歩いて入って行く。
追い掛けると、線路脇に妙な装置を設置して逃げていった。
その装置から火花が出て、ショートして爆発すると、パティの目の前にはゴーストがいた。
それをローワンは嬉しそうに影から見ているのだった。
パティは慌てて逃げた。


メルカド・ホテル


ローワンは勤務先のメルカド・ホテルの地下に、勝手に基地を作ってゴーストを呼び出す機械の研究をしていた。

オルドリッジ邸、地下鉄シュワード駅と次々にゴーストを呼び出す機械を設置するのは、レイラインに配置をするという計画の始まりにすぎなかった。

それは、レイラインに渦を起こし、ゴーストを留めるバリアを破って地上に呼び出すのが目的で、これまでのイジメに対する復讐計画だった。


新拠点


事務所を追われたアビー達は、老朱食堂というアビーが出前を取るぼったくり中華の2階の格安物件に引っ越す。

早速、チラシを配布してお化け退治の客を募る。

受付の面接にケヴィンという若いイケメンが来る。
頭が大分弱いが、イケメンである事からエリンが浮ついて、即採用となる。


パティ


そこへ、地下鉄職員のパティも訪ねて来て、幽霊が出た線路に案内する。
早速、センサーが反応し、ゴーストを確認すると初めて捕獲を試みるが、まだ試作途中出会った事から成功はしなかった。

再び動画をUPするが、偽物だというコメントが多い。
信じてもらう為に捕獲を急ぐ。

その後、パティが改めて訪ねて来て、仲間入りを希望する。
叔父の仕事用の霊柩車を使えると餌に、仲間入りが認められる。


ゴーストバスターズ


ニュースで偽物ビデオだと取り上げられ、勝手にゴーストバスターズと名付けられた4人。
オカルト排斥論で有名な科学者のマーティン・ハイス(ビルマーレイ)が偽物だと証言をしていた。


ハードロック・ライブ会場


ローワンはストーンブルック劇場のオジーが出演するハードロックのフェスに行く。

ゴーストバスターズにも、その会場からお化けが出たと依頼が入り、揃いの衣装で出動する。

会場内を手分けして探すと、アビーのセンサーの反応でローワンが置いた機械を発見する。
パティはゴーストが憑依したマネキンに襲われ、4人で捕獲を試す。
すると憑依していたのはドラゴンのようなゴーストでステージに逃げて行く。
ゴーストの登場に、演出だと思い盛り上がるファン達。

ヴォーカルも、ゴーストだと気づかず受け入れるが、ドラゴンにやられてしまう。
その隙にステージに上がり狙うバスターズ達。

するとダイブで客席に落ちていた、パティの肩にガーゴイルのようにゴーストが止まる。
そこをなんとか捕獲に成功。

ライブは無事再開となり大盛り上がりとなり、その様子は報道される。


マーティン・ハイス


バスターズの事務所にマーティン・ハイスが尋ねてくる。
ゴーストが居ると嘘をついてるといいがかりをつけられ、思わず捕まえましたというと、今度は見せろと言ってきた。

出してしまったらすぐに戻せないとわかりつつ、エリンは売り言葉に買い言葉でせっかく捕まえたゴーストを放してしまう。
するとその勢いでハイスは窓から椅子ごと吹っ飛ばされ大事故となり、ゴーストは窓から逃げて行ってしまう。

事故について警察に尋問を受けていると、4人はNY市長に呼び出される。

ゴーストを信じる4人に、それを公表するのはマズイので手を引きなさいと指示される。
しないのならペテン師だと公表し、集団ヒステリーを回避するため、ゴースト捕獲のニュースもウソだと訂正すると脅される。

バスターズは、これからは地味にやるから活動は続けさせてくれと頼むと、許可を得る。


レイライン


ネットではまたウソつき呼ばわりをされるが、実際にはゴースト目撃談は後を絶たなかった。
それを聞いてるとエリンがある事に気づく。
地図の目撃地に印をつけていくと、レイラインが浮かび上がったのだ。
地球上を走る未知のエネルギー・ライン。
超自然エネルギー。
世界中の聖地や超常現象を直線で結ぶと、その交点がパワースポットになる。
根拠のない理論だと否定してきたが、古い資料と見比べるとそれはそっくり重なった。
誰かが意図的にレイラインに渦を作ろうとしている。

バスターズは、ローワンの狙いに気づいた。

強力なマシンでバリアを破れば、穴が開いてしまう。
こっちの世界とあっちの世界が開通して、大変な事になる。

その交点のある場所がホテル・メルカドだとも突き止めた。
メルカドは建物が建つ前から不吉な場所で、何度も大虐殺が起きていた。
メルカドのホームページの社員の集合写真を見て、パティがローワンに気づく。
変な話をしていた男が写っている。

NYを救う為、機材を持ってローワンを訪ねに行く。


ホテル・メルカド


ローワンを呼び出すと、フロントはまたかといって呆れ気味に地下室に案内した。
すると機械まみれの部屋には、捕まえたゴーストが沢山いた。

奥にいたローワンに止めるよういうが、ローワンはお化けが見えるせいでいじめられてきた過去の復讐を諦めなかった。
そして自ら機械に触れて、倒れた。

自殺かと思われたが、それはローワンの作戦だった。

警察が到着し、現場を任せる。
アビーが冷静にローワンの研究所を見ると、作られた機械が自分達のものと大差ないことに気づく。すると2人の著書が出てきた。
それを参考にしてたのだから当然だった。
何気に著書を持って出た。

市長の秘書がやってきて、ローワンのアジトを暴いた事に、おつかれーと礼を言う。
しかし、一歩外に出るとマスコミにはウソをつかなくてはいけないから、バスターズが逮捕された事になり、世間にはペテン師扱いされて連行されてしまう。


警察も引き払った後、ローワンの研究所に残されたセンサーが、激しく反応していたが誰も見ていなかった。


ローワンのらくがき


自宅に戻り、ローワンの部屋から取ってきた書著を見ていた。
するとローワンの気迫のあるラクガキに気づく。

それによると、自らを犠牲にしたのは作戦で、死んだ自分がゴーストのリーダーとなって、開いた穴から先導するというプランが描かれていた。


アビー


その頃アビーは事務所に1人でいると、物音に気付く。
怖くなってトイレに逃げ込むが、洗面台の排水溝からローワンのゴーストが出てきてのり移られてしまう。


その頃、ローワンの作戦に気づいたエリンはアビーに伝えようと、留守電に残すがすでに憑依されたアビーには届いていない。

ニュースで市長の居場所を知ると、直接忠告に行く事にする。

エリンはランチ中の市長に押しかけ目立たないという約束を破り、ゴーストが来るから非難してとレストランで大騒ぎをする。
もちろん、誰も信じなかった。



エリン以外の2人が事務所に出勤するとのり移ったアビーに襲われる。
パティがアビーの頬を強く叩くと、ゴーストは窓から外に出ていったが、そこに間が悪くケヴィンがバイクを借りたから自分もバスターズの仲間に入れて~と呑気に叫んでいた。

すかさずゴーストはケヴィンに憑依し、バイクでメルカドの地下室に向かっていった。
ローワンの狙い通り、機械を操作し、大きな渦を発生させ、ニューヨークにゴーストが放たれる。


ゴースト大放出


事務所にいた3人は車で出動する。

エリンはチャイナタウンへ行く為タクシーを拾うが、運転手がダン・エイクロイドで乗車拒否される。
「ゴーストなんて怖くない」


3人は退治を開始するが、乗り捨てた車は食いしん坊ゴーストのカップルに乗っ取られた。
そこに、エリンも追い付き4人で退治を開始。
NYとケヴィンを助ける為に。

メルカドの前にローワンに憑依されたケイヴィンが現れて、アーミーの動きを止める。

ケヴィンの指揮でいよいよ4人との対決に。
これまで準備していた武器を使いまくってなんとかメルカド内に侵入する。

ケヴィンの身体は返してもらうが、ローワンのゴーストはなかなか退治出来ない。

しかも、ローワンはビルよりも巨大なお化けに変身した。
街を破壊しながら歩くローワン。

渦を封じ込める為、反転させたいがそのエネルギーがない。
そこに盗まれた車が暴走しているのをみて、パティが積んだ核兵器の存在に気づく。

渦の中で超臨界になれば、陽子転換を起こしてベータ線が流れを変えるだろう。
そして渦がゴーストを吸い込む。


車を穴に誘い込み、見事飛び込ませて反転に成功。
どんどんゴーストが吸い込まれていく。
ローワンはしがみついて耐えているが、股間を狙って穴に落とした。
だがその際にローワンはアビーを掴んで行き、道連れにしてしまった。

エリンはそれを見ると、アビーを救う為にすぐに命綱をつけて自分も穴に飛び込んだ。
穴が閉じれば2人共、戻ってはこれない。

穴の中でアビーを見つけ、仲間に引っ張ってもらいすれすれで生還をする2人。
ニューヨークの街は反転のお陰で元通りに。

だが2人の髪はエネルギーの影響か、一瞬で白髪になっていた。


祝賀会


政府はこれだけの騒ぎがあっても、あくまでもゴーストではないと訂正した。

だが、ゴーストは存在して、そしてゴーストバスターズが退治をした。
バスターズが女子会ともいえる、祝賀会をしてると市長の秘書が遅くなったと親しげに参加する。
引き続き研究して欲しいから資金提供をする、何でも欲しい物を言うようにと、言われる。
そして、引越しの際に憧れていた高級なオフィスを貰った。


おしまい


エンドロール:

シガニー・ウイバーがホルツの恩師のゴーリン博士として登場。

夜、事務所の屋上に出ると「NY LOVE GB」というライトが街に広がっていた。
皆ちゃんとバスターズの活躍に気づいていた。


かんそう:



ゴーストバスターズが、アメリカで長く愛されるシリーズである事は、いろんな映画やドラマを見ていてなんとなく分かるのですが、それでも何故最新作がリブートで、しかもバスターズが女子なのか、というのは見終わっても良くわかりませんでした。

まず、リブートというのはシリーズがありながらも、その流れを一度リセットして作り直す、というような意味があるという事ですが、だとするとこれは新ゴーストバスターズの始まりの1歩だと言う事になります。

とはいえ、ゴーストバスターズの「ゴーストからNYを守る」という大きなテーマが残っている為、そんなにリブート感がないのも確か。
そもそもストーリーも何もあったようなないような、というゆるいコメディですから、これは続編でもリメイクでもなんでも良いかな、と思いました。


ちなみに、メンバーを女性のみにしたのは、監督のインタビューによると、ただ面白い役者を選んだらそうなった、とありました。


理由がありそうで、なさそうで、結果を見るとそれ程説得力もないような?
どう考えても女子で揃えるって意識しないと4人共女性になるなんて偏り、ありますかねぇ。
あまり納得感がなくて、ちょっと残念。

ついでに、リブートになった理由も話していて、普通に続編作ってたけどなんかうまくいかなかったから、という。

うーん、自らマイナス・アピールしてしまっているようなw

ま、監督も緩い感じなんだな、と言う事は良くわかりました。(それは別に嫌じゃない)

個人的には、女子だからどうこうというのはなく、結果オモシロいかどうかだけなのですが、そういう点では可もなく不可もなく、でした。


エリンと市長秘書は個人的には、面白いキャラでしたが、アビー、ホルツマン、パティは大味というか狙い過ぎで、それ程笑う事がありませんでした。

唯一のイケメン受付モデル、ケヴィンもちょっとバカキャラの作りすぎで、笑う以前に「こいつは何が目的なんだ」と勘ぐってしまったので、あまり笑いにはつながらず。
結果は何の裏もない本当にただのバカでしたので、ちょっと勿体ないように思いました。


ゴーストバスターズというブランドが期待を煽ってしまうので、厳しい条件だったのかもしれませんが。

普通に娯楽作としては楽しめました。
お化けも相変わらず可愛い系なので、下品さに目をつぶればファミリー向けにw




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