2017年12月3日日曜日

ディセンダント2



ディセンダント2 サウンドトラック CD

2017年10月放送
ディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー

ダヴ・キャメロン、ソフィア・カーソン、キャメロン・ボイス、ブーブー・スチュワート、ミッチェル・ホープ、チャイナ・アン・マクレーン、トーマス・ドハティ、ディラン・プレイフェア

あらすじ:


ディズニーキャラの子供達(ディセンダント)をメインにした世界の第2弾。

ヴィランズの4人がオラドンで生活するようになって半年――。
すっかり馴染んでいる3人と比べて悪が恋しくなっているマルは……。




悪への想い


オラドンへ来て半年。
王子であるベンとつきあうマルは、髪は金髪、服は白とオラドンに染まっているように見えたが、内心悪が恋しくてたまらなかった。
しかも、オラドンに馴染む為に未だに周囲には内緒で「呪文の書」を使っていた。

そこへ、ベン主催の舞踏会が予定されるがそれがマルとの婚約を意味するものだという事をマルは周囲から聞かされて知り、プレッシャーを感じるように。

更に、ベンとのランチで魔法を使った事がバレてしまい「ここはロスト島じゃないんだ」と責められマルの気持ちに止めを刺した。

マルは全てを捨てて1人、ロスト島へ戻る事に。


ロスト島


マルはロスト島に戻ると、まず最初にディジーの美容院へ行ってヘアスタイルを変えた。
薄紫のおかっぱロングになり、本来の自分を取り戻したように感じる。

そこへ、フック船長(ピーターパン)の息子ハリーがカツアゲにやってきてマルと再会する。
アースラ(リトル・マーメイド)の娘のウーマは、島をお前に返す気はないと言われるが、マルは「力づくで奪うからいいよ」と余裕だった。


その頃、マルの置手紙を見たベンとヴィランズの3人もマルを連れ戻しにロスト島へ到着していた。

ロスト島で明らかに浮いているベンに、ヴィランズのような振る舞いをレクチャーするが、ガストン(美女と野獣)の息子ギルに気づかれてウーマに報告されてしまう。


ベン


ベンはマルの家を訪ねて指輪を差し出して、戻ってきてほしいとマルに謝った。

しかしマルは「もう戻ってる」といい、自分の居場所はロスト島だと伝えた。
頑張ったけどこれ以上自分を変える事は出来ない。
ベンは、自分が合わせるというが、マルはそれはあなたをダメにすると自分を責めた。
「私はいない方がいい。オラドンやあなたの為に」
指輪は受け取らなかった。

がっくりしたベンは、待っていた3人に報告するとそのままトボトボと歩いて行ってしまった。
3人が気づいた時にはベンの姿はなくハリーが現れて、ベンをさらったと言った。
「取り戻したかったらマル1人でウーマの店に来い」


魔法の杖


言われた通りマルは、1人でウーマの店に乗り込んだ。
マルが勝ったらベンを返す、という条件でマルとウーマは腕相撲をするが、勝ったのはウーマだった。

ウーマはさらに、条件を難しくする。
「明日正午までに魔法の杖を船に持って来い。それと交換だ」


マルと3人は相談して、魔法の杖は3Dプリンターで作った偽物を用意する事にした。
使われたらそこでおしまいなので、そのわずかな隙にベンを奪還する作戦だ。

ジェイとカルロスが杖を手配し、マルとイヴィはディジーの美容院で煙幕を作る事に。

オラドンに戻り、魔法の杖を作った2人がロスト島へ向おうとすると、そこにムーランの娘のロニーが私も行くと現れた。

実はロニーは、マルの呪文で話しが出来るようになっていた、カルロスの相棒デュードが、魔法の杖を作る理由を話しているのを、こっそり聞いていたのだった。
味方は多い方がいいでしょ、と同行する事に。

そして留守番だと言われたデュードも、車に紛れ込んでいた。


交換


約束の正午になって、マル達はウーマの船に行った。
ウーマは、杖を受け取る前に偽物かもしれないから魔法を使って見せろと言った。

デュードの姿に気づいたマルは機転を利かせてさも自分が魔法の杖で魔法を掛けたように見せて、デュードに人間の言葉をしゃべらせた。
まんまとウーマ達は信じベンとの交換に応じたが、予想どおりすぐに偽物だとバレてしまう。

ウーマ達と船上でバトルになるが、無事リムジンに逃げ込みロスト島を脱出する事が出来た。
だが、その時呪文の本を島に落としてしまう。


マルとベン


オラドンへ帰る車内で、ベンはマルに改めて謝った。
ところが、ウーマと話しが出来ていろいろ知る事が出来たと言うので、マルは人質にされた事を忘れたようなベンに驚いた。
ベンは、ウーマを「オラドンに来た時の君と同じだ」と言い、車内の空気が気まずくなった。


運命の人


オラドンに到着すると、マルはベンに舞踏会を中止にするかどうかと聞かれて何も言えなかった。

ヴィランズの4人は、仲間だからと一緒に話し合いをする事に。

マルは、王家の一員になるプレッシャーに泣くと、止めたければ止めていいとジェイに言われる。
イヴィは、ロスト島出身である事は変えられないけど、それでいいと言い、カルロスはベンが運命の人ならわかってくれるはず、だとマルを励ました。


ジェーンを舞踏会に誘いたいカルロスは、なかなかうまく誘えない事をデュードに相談した。
すると、自分がマルに言ったのと同じセリフを言われる。
「運命の人ならわかってくれる」

背中を押されたカルロスは、やっとジェーンをはっきりと舞踏会に誘う事が出来た。
ジェーンとは両想いだった。


舞踏会


マルはイヴィの作ったドレスで登場した。
その後にベンも登場するが、さらにウーマが登場したので会場は驚いた。

ベンはウーマに一目惚れだったといい、指輪も渡していたのだった。
マルの事を「一度も好きだと言わなかった」から運命の相手じゃなかったんだ、と言いマルはショックを受ける。
両親はもちろん、会場の全員がベンにがっかりした。

ベンはそんな空気にもお構いなしでウーマと踊り始め、マル達は会場を出て行こうとした。
それを見たジェーンは、ベンがマルに用意していたサプライズのプレゼントを発表した。
それは、マルの大好きな紫で髪やドレスが彩られたステンドグラスだった。
マルはベンは自分をちゃんと見ていてくれたんだ、とそのプレゼントから感じて感激した。

ウーマは、その盛り上がりが気に入らず、私にもサプライズがあるんでしょ、とベンにせがんだ。
するとベンは、なんとウーマを王家の一員にすると発表した。
思わず止めた両親にも反抗をし、さらにはロスト島のバリアを失くすと言った。
マザーは、その命令は聞けないと拒否すると、野獣のように「僕は王だぞ!」と怒鳴った。

マルはベンらしくない様子に、呪文にかけられているんだと気づく。
呪文を解くように、ベンに語りかけた。
「私を見て。
好きと言わなかったのは、ふさわしい自信がなかったから。
そのうち見放されるじゃないかって、ずっと怖かった。

でもステンドグラスの自分を見て、信頼に気づいた。
これが好きってことなんだね。
あなたが好き。
ずっとずっと好きだった」
そしてベンにキスをすると、ベンにかけられた魔法は解けた。


ウーマは最後の足掻きで、海に飛び込みネックレスのパワーで巨大になってタコの足をはやし暴れ出した。
マルはドラゴンに変身して応戦すると、2人の戦いにベンも野獣の雄叫びを上げて海に飛び込み、2人を止めた。
「争いは何も解決しない。
お互い理解し合い尊重し合おう。
簡単じゃないけどやる価値のある事だ。

ウーマ、大切な島の未来を一緒に変えて行こう」

ウーマはベンに指輪を返すと、そのまま泳いで島に帰って行った。

マルは船に戻り、ドラゴンの変身を解くとステンドグラスのマルと同じ姿になっていた。

舞踏会は仕切り直しとなり、今度こそ楽しく皆で踊った。


今回のお礼にベンは、イヴィの提案でロスト島からディジーを呼ぶ事にした。
他にもチャンスを上げる為に、リストを作って渡す約束もした。

落とした呪文の書は見つかり、マルは今度こそ呪文に頼る事を止めて、博物館に収めた。


そしてウーマはまだ海の中に居た。
「これで終わりだと思うの?
まさかね」


おしまい


かんそう:



期待通り、カラフルでダンスと歌の賑やかな世界は、ダンスシーンを見ているだけでも十分楽しめます。

シリーズ1では、オランドVSヴィランズの構図だったのでヴィランズ達のアウェイ感が長く続いていましたが、今回はオランドでは皆仲良く、仲間になっていたのでなんだかんだ仲間が多いほうがやっぱり楽しいんだな~と感じました。

逆にロスト島へ行くと、裏切り物VS島民という構図でまたしてもマル達が故郷なのにアウェイな存在になりましたが、そこはそれでも古巣なのでそんなに見ていてドキドキする事はありませんでした。

むしろマルがロスト島で自分を取り戻して行く様子は、それはそれで安心するような部分もありました。

今回のメッセージは、「人の本質は簡単に変わらないけど、それを悩む必要はない」というような感じでしょうか。

でもあくまで「人に迷惑をかけなければ」というのが前提にあると思いますが。

それにしてもリーダーになるという事の責任も大変なんだな、と今回のベンを見ていて思いました。
マルとの関係は、プライベートであると同時に王となる自分には、国の問題にもなる。
なんせ王家の一員になるんですもんね。

マルの事も大事だけど、国も大事。皆と同じ学生なのに相当大変……。
ベンはそれで当たり前って感じに扱われていますが、ベンをもっと誰か労ってあげて欲しいと思いました。

それにしてもキャストが本当にイメージにピッタリで、ベンがロスト島で浮きまくるのは面白かったです。

他には、ジェイがロニーとの男女の枠を超えた友情を見せたり、しゃべれるようになった事でデュードとカルロスの絆もより深いものになっていました。

今回は前回以上に「友情」というものを強く打ち出していたように感じました。

ヴィランズの4人も、オラドンに来た事でより絆を深めていました。

ディセンダントでの悪役はウーマにバトンタッチかなと思えるような、まだ続きがある終わり方が次回作につながるのか、気になりますね。


ちなみに、マル役のダヴ・キャメロンは本作で出会ったハリー役のトーマス・ドハティとつきあうように。
2人の共演シーンはそんな情報を知って見ると、また一味違うような気がしました。








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