2017年1月6日金曜日
パパVS新しいパパ
ショーン・アンダース パパVS新しいパパ DVD
2015年作品
ウィル・フェレル、マーク・ウォールバーグ、リンダ・カーデリーニ
あらすじ:バツイチ子連れ女性と結婚したが、なかなか子供達に父親として認めてもらえない。それもそのはず、実の父親はワイルドでかっこいいパパで・・・。
ミゼラブルなだけで笑えるウィル・フェレル。
【おはなし】
ブラッド(ウィル・フェレル)は、サラと結婚したが、2人の連れ子にはなかなか父親と認めてもらう事が出来ないでいた。
どうも、真面目で温厚なブラッドの事をなめているのか、絵を描いても死んでいたり、と相手にされない。
それでも絵を描いてくれるだけで喜ぶブラッド。
そんな中、珍しく真面目メガネな息子が悩み相談をしてくる。
学校にいじめっ子がいるというのだった。
女親には話しにくかったのかもしれない。
それだけで天にも昇るような幸せを感じるブラッド。
口止めされたにもかかわらず、嬉しさにサラにすぐ自慢する程。
やっと家族の一員として受け入れられてきたのかもしれない・・・と喜ぶのもつかの間。
ブラッドにとって一番厄介な存在、実の父親ダスティからの電話が。
温厚で騙されやすいせいか、元妻のサラが嫌がっているのに、家に呼んでしまう。
そして、そのまま居つかれてしまうのだが・・・。
ラジオ局勤めとはいえ、いまいち冴えないブラッドに対して、ダスティはマッチョなバイカー。
見た目も格好良いが、地に足を付けないワイルドなライフスタイルは子供達にとっても憧れで自慢の父親だった。
せっかく近づいて来ていた子供達との距離が、ダスティの登場でまた遠のいて行く。
ズル賢いダスティは、一度捨てた家庭を再び取り戻そうというのか、ブラッドを笑顔で落とし入れて行く。
しかも元の素材が有利なダスティは、子供達からの尊敬を簡単に集めて行く。
次第に、鈍感なブラッドもダスティの魂胆に気づき、2人は父親の座を狙ってあからさまに対抗し出す。
だが、元から不利なブラッドは空回りするばかり。
しまいには金で解決しようと、大金をはたいて息子の好きなバスケのシートを取るが、会場で、ダスティは関係者の知り合いに会い、ブラッド以外を連れてコートサイドの席に移って行く。
その後、ハーフタイムのゲームの参加者に選ばれたブラッドだが、すっかりやさぐれて飲んだくれた結果、大酔っ払いになっており、ボールをチアリーダーや車椅子の少年にぶつけて、散々やらかして追い出される。
この一件がきっかけとなりブラッドは家を出る。
すっかり家族を取り戻した気になっていたダスティに、サラは警告をする。
そもそもサラにとっての夫はブラッドしか居ないのだが、出て行ってしまっては子の父親は必要。
ダスティに、ちゃんと父親出来るのか、と問い詰めると、今度はやる、という。
だが、ブラッドがこれまで引き受けていた父親としての仕事は楽なものではなく、ダスティは学校へ送り迎えするだけで、うんざりしてしまう。
そしてあっさり、逃げ出そうとする。
その話が、ボロボロになって会社に泊まり込んでいたブラッドの耳に入る。
ダスティが居なくなってせいせいした、というのではなく、もともと娘のダンスパーティーに付き添うはずだったのに、一緒に行く父親が居なくなってしまったという事にブラッドは慌てる。
そして、何故かただ自分が行くのではなく、逃げようとしていたダスティを引き留め、一緒に行くのだった。
直前まで、しょんぼりしていた娘を見て鬼おこになるサラ。
だが、会場にブラッドとダスティが揃って登場した事で、娘は笑顔になる。
その会場で息子がいじめられている現場に遭遇すると、相手が上級生の女子だという事が判明。
ワイルドなダスティの教えで暴力でやり返してしまって、相手の両親も巻き込み大騒ぎになる。
だが、ダスティとブラッドは実状を知ると、「ただ(息子の事が)好きなだけだ」と大人の意見を言って息子を冷やかすが、相手の父親は戦闘モードのままだった。
そこで、ブラッドの教え、暴力はいけない、ダンスで戦え! を今度はダスティが実践する。
そして会場全体を巻き込んだダンス大会になり皆が笑顔になる。
その後、実の父親は側に居るべきだ、という事でダスティは向かいに引っ越してくる。
そこで、新しい妻を迎えるが、バツイチ連れ子有りの相手でブラッドと同じ立場になる。
ダスティを上回るバイカーがやってきて、ダスティがブラッドにしたと同じように、初対面で無視される。
父親の悩みはつきない。
おしまい。
【かんそう】
いつもバカバカしい(褒め言葉)コメディでお馴染みですが、本作は子供が登場するので、あまりどぎつい下ネタなどはなく、ウィル・フェレルのキャラにあったほのぼのコメディでした。
大雑把に言うとウィル・フェレルのコメディってウィル以外があまり傷つかない優しいコメディって感じがするんですよね。
実際は、そんな事もないんでしょうが、なんか印象として。
そのせいか、とにかくウィルが傷ついているとそれだけで面白いw
というか、そういうシーンも必ずあるような気がしてきますが、きっとそんな事もなくて、その1回1回が印象的なだけなんでしょうね。
今回は、やっぱり家を出て会社の自分のオフィスに住み込む辺り、超面白かったですw
ブラッドは、つまらないかもしれないけど、真面目な良い人。
そのキャラクターがウィルに違和感ないんですよね。
真面目にコメディをやっている感じ。
反するダスティは、ズル賢くいつまでも好きな事しかしない、大人なようで永遠の子供状態。
だからこそ、サラが、失敗を認め次に選んだのが正反対のブラッドというのが説得力になっていました。
子供達も男の子と女の子なんですけど、小生意気で可愛くって、ブラッドが簡単に振り回されて一喜一憂するのも解らなくないんです。
ファミリー・コメディとはいえ、ディズニーではなくウィル・フェレルですから、コメディとしての見応えもありました。
あと、ストーリーに安定感を与えていたのはサラの立場で、常にブラッドの味方だったと思います。
ここの姿勢が、ブラッドがどんなに不安になろうが、夫婦はおびやかされないという拠り所になっていたのが良かったです。
余計な心配が消え、ブラッドVSダスティを純粋に楽しむ事が出来ました。
それと、ダンスバトル? ですが・・・。
マーク・ウォールバーグの自虐ネタ、かな?
日本ではお決まりの? 劇場未公開という事ですが、面白かったです。
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