2016年12月5日月曜日
ゴーストライダー
ゴーストライダー エクステンデッド版
2007年作品
マーベル・コミック原作
ニコラス・ケイジ、エヴァ・メンデス、ピーター・フォンダ、ウェス・ベントリー、サム・エリオット、ブレット・カレン、ドナル・ローグ
あらすじ:病気の父親を救う為に、メフィストと取り引きをするが・・・。
TVで見かける度に、見てしまう。これ、大好きなんですw
【おはなし】
オートバイのスタントをしていた父親が癌にかかっている事を知り、絶望していると、父親を治す代わりに契約しないか、とまだ17歳のジョニー(ニコラス・ケイジ)の前に、メフィスト(ピーター・フォンダ)が現れる。
半ば騙された形で契約をすると、翌朝父親は、完治しているが、直後、バイク事故で死んでしまう。
どう考えても騙された気がして、全てを捨ててバイクを走らせる。
それから13年。
ジョニーは、頼んでもいないメフィストのサポートのお陰で不死身のスタントマンとして、有名になっていた。
それまでメフィストからは代償となるような事は何も言われていなかったが、ジョニーなりに書物などで悪魔との契約については気になって調べ続けていた。
有名になったジョニーの元に、過去に置いてきていた恋人ロクサーヌ(エヴァ・メンデス)が、レポーターとして現れる。
これを何かのサインだと捉えたジョニーは、再度ロクサーヌをデートに誘う。
一方、ブラックハートという悪魔が、メフィストに対抗する為に、動き出していた。
配下の3体のヒドゥンを呼び覚まし、狙うのは、「サン・ヴェンガンザの誓約書」だった。
過去のライダーが、探し当てていたが、悪魔をパワーアップさせる書物なので、メフィストに渡すのをためらったライダーは持ち去ったまま行方不明となっていたのだった。
そんなブラックハートの動きに、メフィストは今こそ、ジョニーに命ずる。
ゴーストライダーとなり、ブラックハートを倒す事を。
こうして本人の意思とは裏腹に、夜になるとジョニーはゴーストライダーとなり、父の形見のバイクに乗り悪を退治するのだった。
そのおかげで、せっかく再会したロクサーヌともなかなか落ち着いて会えず、理由を言えば悪魔と契約した、と言って信じてもらえる訳もなく。
だが、実際に街ではゴーストライダーの働きの影響があちこちに現れていた。
良くも悪くも。
ゴーストライダーになった翌朝、目覚めると墓地にいて、墓守に見つかるが、その墓守は、ゴーストライダーの存在を知っていてジョニーのケアテイカーとなる。
やがて、ジョニーの存在を知ったブラックハートは、ジョニーの周囲の人間に害を及ぼす。
友人を殺し、ロクサーヌを人質にジョニーを呼び出す。
助けたいなら、サン・ヴェンガンザの誓約書と交換だ、と。
実は、ジョニーのケアテイカーは、過去のゴーストライダーで、サン・ヴェンガンザの誓約書を持ち出した本人だった。
事情から、スコップの柄に隠していた契約書をジョニーに渡す。
ジョニーはロクサーヌを助けに行くが、ヒドゥンは簡単に倒したものの、ブラックハートとの対決には朝日が出てきて時間切れで人間に戻ってしまい、ロクサーヌは解放されたものの、契約書を取られてしまう。
ブラックハートはすぐさま契約書を読み、大量の魂を身体に取り入れる。
ジョニーは、反撃を思いつき、影に入ればゴーストライダーの力が使えると、ブラックハートをおびき出す。
そして、魂を持ったブラックハートに必殺技ペナンス・ステアを使い、罪を悔い改めさせる事に成功。
見事、メフィストの命令を成功させたジョニーは、メフィストとの契約から解放されようとするが、それを断り、これ以上メフィストの餌食を増やすのではなく自分で終らせると、また全てを置いてバイクで去って行った。
おしまい。
【かんそう】
アメコミにしては? ポップな所がお気に入りです。
主人公ジョニーは無駄に悩む事はないし、ちょいちょい笑い所もありますし。
何より、コミックならではのバイクだったり、ゴーストライダーの格好良さが解り易い。
特に好きなのは、
・初めてジョニーがケアテイカーに助けられた時、「消毒しろ」と針を渡されて、自分の炎でするのかと思って「えいっ」とかやるんですけど、もちろんまだ簡単に火なんか出せる訳もなく、「いやフツーに」って言われるシーン
・GARAGEのネオンをチェーンで壊して「RAGE」(怒り)にするシーン
・風のヒドゥンを倒す時は、チェーンで竜巻? を起こして吹き飛ばすトンチ戦法
・水のヒドゥンは、水中ならば炎の威力はないだろうと思っていたら、あっさり水の中でも炎を出して倒されていた
等々。
他にもくすっと笑えたりするシーンがいっぱいありますし、シリアス一辺倒ではないのが魅力です。
地球を舞台に、悪魔VS悪魔というのも、ちょっと変化球って感じでしょうか。
その間に入るのは、人間のジョニーというのも。
ゴーストライダーと言うだけあって、バイクの腕前を見込まれて付け込まれたのですが、メフィストは各地で凄腕ライダーを探していたと思うと、それもなかなか大変な事でなんだか笑えるんですよね。悪魔だというのにw
そして、ジョニーは見つけられたのに、旧ライダーは見つけられず、契約書もスコップの柄の中にあるというのも、なんだか平和な感じ。
そう、どこかホラーアクションの割に、ほのぼのとしていて、しかもブラックハートはメフィストの息子なので、親子喧嘩を地球でしてただけ、みたいな?
悪魔が出てくる割には? 単なるアイコンでしかない悪魔というのも、理解しやすくて単純明快。
何も考えずに見て、楽しめる、私にとってはエンタテインメントそのものです。
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