2017年4月11日火曜日

ジョン・ウィック



ジョン・ウィック【期間限定価格版】(DVD)

2014年作品

キアヌ・リーブズ、ミカエル・ニクヴィスト、アルフィー・アレン、ジョン・レグイザモ、ウイレム・デフォー、ランス・レディック、エイドリアンヌ・パリッキ、ディーン・ウィンタース、デヴィッド・パトリック・ケリー、イアン・マクシェーン、クラーク・ピーターズ

あらすじ:ある女性と出会った事で殺し屋から足を洗っていたが、その妻が死に……。




キアヌのアクションが凄いです! & 犬好きには鑑賞注意報><

【おはなし】

ジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)は過去は伝説級の殺し屋だったが、今では足を洗っていた。
だが、そのきっかけとなった最愛の妻を病気で亡くしてしまう。

酷く落ち込むジョンの元に、生前の妻から1匹の子犬が届けられた。
自分の死を悟った妻が、自分亡き後もジョンに誰かを愛して欲しいと、その願いを込めて愛する対象として子犬が贈られたのだった。

妻の想いが込められた子犬を助手席に乗せて、早速出かけるジョン。
立ち寄ったガソリンスタンドで2人のチンピラに絡まれる。
乗ってる車(マスタングのボス429、69年)を褒められたまではいいが、ぶしつけに売れ、と言ってきたのだった。

もちろん、断るとチンピラは、ジョンの家をつきとめ深夜に仲間と共に侵入し、ジョンを痛めつけ、子犬を殺し、そして車を奪って行った。
妻を失っただけでもどん底だったのに、さらにその奥底を味わう事になったジョン。

残されたファミリーカーも壊され、ジョンはバスでオーレリオ(ジョン・レグイザモ)の店に向かう。

狙い通り、盗難車を扱うオーレリオの元に、ジョンの車が持ち込まれていた。
そしてオーレリオは一目みてその車がジョンの車だとわかったので、盗んだ男をぶん殴っておいたと報告を受ける。
相手はヨセフ。
ジョンの元雇い主のロシアン・マフィアのボス、タラソフのバカ息子だった。

オーレリオが息子を殴った事はすぐ耳に入り、オーレリオの元に電話が掛かってくるが、その理由を聞くとオーレリオは無言になった。

ジョンの怖さを知っているからだ。

そして息子を呼び出し、盗みはいいが、相手が悪いと説教をし、しばらく身を隠すように言う。
ただでさえ、恐れられていた殺し屋のジョン。
今は、妻を亡くし、その妻の残した犬を殺し、愛車を盗んだとなれば、どんな事になるかタラソフはその恐ろしさを息子に詳しく説明した。

そしてジョンとコンタクトを取る。
なんとか紳士らしく、と言ったところで無言で電話を切るジョン。

タラソフは、ジョンの怒りを知ると先手を打って部下をジョンの家に向かわせる。
だが、ジョンもすでに復讐への準備をしており、1人でタラソフの部下を迎え撃つ。
しばらくぶりの殺しに、身体がなまってはいたが、次々に片づけて行くジョン。

するとタラソフは、自分の息子を餌にジョンをレッドサークルという店におびき寄せ、複数の殺し屋を雇う。
殺したものに金を払うとレースをするように。

その中には、ジョンの友人であるマーカス(ウィレム・デフォー)もいた。
妻の葬儀にも顔を出す程の仲だったが、現役スナイパーであるマーカスは依頼を引き受けた。

ジョンはコンチネンタル・ホテルに部屋を取った。
コンチネンタル・ホテルは、表向きは普通のホテルだが、犯罪者御用達でもあってホテルだけは殺しはナシという掟になっていた。破れば重い罰則がある。
しかし、タラソフはそれを承知で破ったからには報酬を倍、とも殺し屋達にお達ししていた。

ジョンは地下の隠れバーへ行き、支配人のウィンストンと会い、ヨセフの居場所を聞くが、この世界に戻るのかどうかと、説教めいた事を言われただけで情報は得られなかった。
だが、バーで飲み物を頼むとおごりだと出されたコースターに、レッドサークルと居場所が書かれていた。

部屋に戻り、戦闘態勢を整え、レッドサークルに向かうジョン。
レッドサークル内のあちこちでは、すでにタラソフの部下たちがジョンを張っている。
だが、ジョンは静かに敵を倒し、確実にヨセフの元へと近づいて行った。
防犯カメラで見つかるまでは。

そしてヨセフを追いながら店中で、銃と身体を使っての大乱闘となる。
その際に傷を負ってしまったジョン。

ヨセフは店の外まで出られ、車で逃走。

1度、ホテルへ戻り、治療とクリーニングを頼むが、その汚れは取れない、と断られる。

部屋で治療を受け、ベッドに横たわると、そこを友人のマーカスが銃で狙う。
ところが、そこへもう1人殺し屋が侵入。
それを知らせる為か、マーカスはわざと枕を撃った。

気付いたジョンは、パーキンズという顔なじみの殺し屋と乱闘。
マーカスもまだ狙い続けてはいるが、どちらを狙っているのかなかなか撃たない。
そして、パーキンズが投げ飛ばされるのを見ると、マーカスはその場を立ち去った。

ジョンは逃げようとするパーキンズを捕まえ、銃をつきつけヨセフの居場所を聞く。
すると、話始めたのはタラソフの個人資産の在り処がキャノン・コートにある教会だと言う事だった。

苦情が出るほどの騒ぎに、廊下から顔を出したのは顔なじみの殺し屋ハリー(クラーク・ピーターズ)だった。
コインと引き換えに、パーキンズの見張りを頼むが、あっさりパーキンズに返り討ちにあい、殺されてしまう。

教会へ向かったジョンは、タラソフの個人資産を燃やす。
するとその騒ぎにタラソフ一派が集まるので、ジョンは1人で戦いを挑むが、手下の1人が車で突っ込んだ事であっさり拉致されてしまう。

恐るべき殺し屋も、捕まえてしまえばこっちの物という感じで、余裕でジョンが燃やした資産について責め、暴力を振るうタラソフ。

そして、この対峙によって、ジョンは殺し屋への完全復帰を決意する。

だが、直後ビニール袋を顔に被されて窒息させられそうになる。

すると、マーカスが遠くから銃を撃ち、ジョンを助けるのだった。

こうして拉致が解かれると、すぐさま反撃に出るジョン。
タラソフに銃をつきつけ、息子の居場所を聞くと、タラソフは自分の命と引き換えなら、とあっさり居場所を教える。

そして隠れ家へ押し入ると、復讐を果たした。

目的を果たしたジョンはホテルをチェックアウトする。
ホテルからは昨夜の詫びという事で、車が用意されていた。

マーカスと会い、助けてもらった礼などの話をしていると、それをパーキンズに見られていた。

マーカスは、殺しの依頼を引き受けたにも関わらず裏切っていたのがバレて、タラソフに殺されてしまう。

だが、ちくったパーキンズも、ホテルの支配人に呼び出され、掟を破った罰則として会員資格をはく奪された上で殺された。

ジョンは支配人に電話を掛ける。
ジョンには何も言わせず、掟で答えられないと言いながらも、ある男がヘリで逃げようとしている、と教える。

再びマーカスの復讐で、タラソフを追うジョン。
カーチェイスの末、雨の中、タラソフとのタイマンになり、ジョンがナイフを持ったタラソフの腕を自分に引き寄せて腹を刺した上で、折って勝負をつけた。

再び傷を負ったジョンは、アニマル・シェルターに侵入し自分で応急処置をする。
そこで1匹の犬に目をつけ、勝手にリードをつけて家に帰ろう、と呼び掛け連れて帰る。

妻から贈られた可愛らしいビーグル犬ではなく、ジョンが自分で選んだ犬(ピットブル?)と共に。

おしまい


かんそう:

まるでアメコミの原作があるように思いながら見ていたのですが、オリジナルのようですね。
それ程までに漫画ちっくで、個人的には大好きな世界観でした。

いろいろと(偏ったw)見所が有り過ぎるのですが、

まずは、アクション!

撮影当時でも、すでにアラフィフだったと思うと、本当にびっくりします。
キアヌって顔が丹精なので、どうしてもアクションのイメージが沸かないんですけど、そんなイメージを裏切って凄い!

主には銃を撃ちながらの肉弾戦で、巷ではガンとカンフーを合わせてガンフーなんて言うようですね。

ざっくり言うとほぼ、そんなアクションシーンで成り立っている、と言ってもよいような満足のボリューム感でした。

なので、ストーリーは凄くシンプル。
シンプル故に、深みや世界観を出しているのが、キャラを含む様々な設定。

ジョンという誰もが知っていて、怯える伝説の殺し屋。
でも、ある女性との出会いでそんな自分の人生をあっさり捨ててしまえる男。
もう、この設定だけでごはんおかわり! って感じ。

警官ですら、ジョンが殺したなら見て見ぬふりして帰っていく、とか。

そして殺しの後で電話を掛けて「ディナーの予約を」と言うのですが、これまたおしゃれな殺しの清掃のオーダーなんですね。
予約人数=死体の数という、スマートさ!

お支払は謎のコインで、このコインはどうやら殺し屋界隈で流通しているようなのですが、もちろんジョンはたんまり所有しています。

そして豪華な脇役陣!

シリーズ化するなら絶対に居て欲しかったウィレム・デフォーに、裏社会の窓口みたいなジョン・レグイザモ!

ホテルのマネージャーは、フリンジ、ブラックリスト等でお馴染みのランス・レディックがはまっていました。


すぐに殺されちゃう殺し屋は、パーソン・オブ・インタレストのHRのボス、クラーク・ピーターズ。



ちょっと間抜けな殺し屋でした。
ほんとうに贅沢!

そんな中で、ちょっと気になったのはラストのタラソフとのタイマンでした。
タラソフって巨大なマフィアのボスではありながらも、結構なヘタレなんです。
ジョンを殴ってはその手をイタタ、としたりしてそんなに肉体的な脅威を感じなく見せておきながらのラスボスという。

それなりに苦戦はしていましたが、そうなるとジョンの戦闘能力設定がちょっとブレてるようにも思えたり。

ともあれ、そんなラスボスもチャームポイントに思える程、漫画ちっくな世界を堪能できました!


そして今年の7月には2の公開が予定されています!

ジョン・ウィック2公式サイトへ(音が出るかもしれません)


このトレイラーを見るだけで、わくわくします!




Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...