2017年4月1日土曜日

アンノウン



映画 (Movie) / アンノウン 〔DVD〕

2011年作品
原作あり

リーアム・ニーソン、ダイアン・クルーガー、ジャニュアリー・ジョーンズ、エイダン・クイン、ブルーノ・ガンツ、フランク・ランジェラ、セバスチャン・コッホ

あらすじ:

交通事故にあった男が、昏睡から覚めると誰からも「捜索願い」が出ていなかった。
自分の名前や妻の名前もはっきり覚えているのに、その妻からは「人違いでは」と言われてしまい、事故による記憶障害も疑われるが……。




荷物からも身元が判明せず、唯一手がかりである妻に会っても知らないと言われ、挙句、まったく同じ名前を名乗る夫が存在する。

これはやはり記憶障害なのか、と思い始めると命を狙われた事によって、何らかの陰謀に巻き込まれたのではないかと考えを改める。
そして、タクシー運転手のジーナ(ダイアン・クルーガー)や元秘密警察のユルゲンに協力してもらいながら真相を突き止める事に。

すると、とんでもない真実が判明する。

実は、事故にあったマーティン・ハリス博士(リーアム・ニーソン)は、殺し屋が任務の為に成りすましていた人物。
なので、その妻も同様で、仕事上のパートナーが演じているだけだった。
マーティン・ハリスとしての記憶は、作戦の為に作った記憶なのだが、事故前から偽の記憶に支配されつつあり、その異変に気付いたパートナーが先手を打って仲間に報告していた。
その為、万が一の代役が用意されていた。(代役の存在は隠してはいなかった)

しかし、マーティンは事故で殺し屋であったという記憶を失い、ややこしい事になる。

暗殺の計画は変更できない上、自分がマーティンだと周囲をウロウロされては邪魔なのだ。
そこでIDもないマーティンを消そうという事で狙われるのだが、それがむしろ「何かの企みなのでは」と疑いを決定づけていたのだった。

そして、真実にたどり着いた時、もう暗殺という目的を果たす事はなかった。

おしまい。

かんそう:

見る前は、「タイトル」からいわゆるUMAとかのSFミステリー寄りの内容を想像しました。
未知の何か? みたいな感じで。

それが見始めると、全くの勘違いで純粋なサスペンスでれっきとした落ちがあるんだ、と気付いた時には面白さといいもの見つけたって感じでわくわくしていました。

やっぱり、ちゃんと落ちがあるのが好きですね~。

しっかり最初から「俺は誰なんだ」というクエスチョンを投げかけ最後までそれで引っ張られて行きますので、最終的に納得出来ないとかなりテンションが下がる事になりますが、本作はまったく心配ナシ!

「なぜ目覚めたら誰も自分を探していないのか」

「自分の名を名乗る知らぬ誰が存在しているのか」

等を綺麗に種明かししてくれますから。
しかも、ほんのちょっぴり良いドラマって終わり方で、さすがのハリウッドって感じ?

私はすごい面白かったんですけど、あまり話題に上がっていた記憶はありません。
私が無知なだけなのかもしれませんが。

SFちっくなイメージや始まり(あたかも成りすましや周囲の記憶操作があったんじゃないかと思える)から想像すると、本当にすべてがまったくファンタジー要素なしの、現実に起き得る事であるものだけで構成されているのが、驚きでもあり、ドキドキされられ、本当に楽しめました。




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