2017年3月13日月曜日
ロック・オブ・エイジズ
ロック・オブ・エイジズ(スペシャル・パッケージ)
2012年作品
監督アダム・シャンクマン
ジュリアン・ハフ、ディエゴ・ボネータ、トム・クルーズ、ラッセル・ブランド、アレック・ボールドウィン、ポール・ジアマッティ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、メアリー・J・ブライジ、マリン・アッカーマン
あらすじ:80年代のLA。ロックという共通項で出会う男女のラブ・ストーリー。
シェリー(ジュリアン・ハフ)は、田舎から夢を抱いてLAに出てきたが、到着早々ひったくりという都会の洗礼に合う。
そこに居合わせたドリュー(ディエゴ・ボネータ)が、可哀想に思い自分が働くライブハウスで働けるように紹介。
これがきかっけで恋に落ちて行くが……。
潰れかけたライブハウスを中心としたロックな人間関係。
ライブハウスのオーナー、デニズ(アレック・ボールドウィン)は、金儲けにカリスマ・ロッカーのステイシー(トム・クルーズ)のソロライブを企画する。
右腕のロニー(ラッセル・ブランド)とは実は両想いで、なかなか言えないままでいたが、最後にはお互いゲイだと告白しあい成就する。
ステイシーは、バンド脱退を公言したばかり。だが、ほんとうは追い出されたという噂も。
インタビューを受けた、ライターのコンスタンス(マリン・アッカーマン)に惚れてしまい、かなり傍若無人だと思われていたが、実はそればかりでもないと分かる。
そんなステイシーを街の害悪のシンボルと目の敵にしていたLA市長夫人のパトリシア(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は、ライブハウス前で抗議運動に励んでいたが、実は昔はステイシーのグルーピーだった。
バレた後は、開き直ってステイシーのライブでノリノリに。
シェリーとドリューは、いい感じになるが、ステイシーのライブで楽屋から出てきたシェリーを見て、ドリューが勝手にやっちまったな、と勘違いし誤解からすれ違いに。
シェリーは、ライブハウスを辞め、ジャスティス(メアリー・J・ブライジ)のストリップクラブでウエイトレスをする事に。
しかし、やがて仕方なくストリッパーに。
ドリューはシェリーの支えがあって、ステイシーの前座をした事がきかっけで、ステイシーのマネージャー、ギル(ポール・ジアマッティ)にスカウトされ、去っていくシェリーを追うきっかけを逃す。
だが、契約してみるとロックではなくて、ポップ路線を強いられる。
夢が叶わず落ち込んでいた2人は偶然ハリウッド・サインの裏で再会する。
そこで、ドリューの勘違いだった事が判明するが、すでにシェリーは田舎へ帰る事を決めいていた。
だが、再びステイシーのライブでドリューが前座に出てブーイングの嵐の中、シェリーは客席にいた。
それを見つけたドリューは思わず駆けつける。
そして、再び夢を叶えようと前に進んで行く。
おしまい。
かんそう:
ダンスアイドルの審査員で馴染みのある、監督のミュージカル映画化作品という事で、音楽はもちろん、ダンスも期待していたのですが、さすがにミュージカルとはいえロック主体という事で、ダンス面では物足りなさがありました。
当たり前かw
タイトルからも分かる通り、ロックがテーマですが、80年代LAという縛りがあります。
しょっぱな、シェリーが夜行バス? でLAに向かう時に、ジャーニーの「Don't Stop Believin'」を歌います。
名曲ですし、シーンの雰囲気にぴったりではあるのですが、この曲はもうグリーのイメージが強すぎますが、見方を変えるとグリー好きには親和性が高いとも言えます。
元が舞台という事で、もしかしたらこちらの方が先なのかもしれませんが……。
TVの力>舞台。
個人的には80年代は大好きですが、ハードロックに詳しい訳ではありません。
それでも、ほとんどの曲が聞いたことある! (グリー等でw)と馴染みがあるので、詳しくなくても楽しめる選曲になっているのではないかと思います。
そして、キャストの豪華さも。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズは、たぶん、本人も楽しんでやっていたんだろうな、と伝わってくる感じでした。
それ程メインではないにせよ、すごくハマっていて、ジョーンズだからこそ旨味が何倍にもなって成立するようなキャラでした。
大好きなアレック・ボールドウィンは、ますます好きになりますw
30ROCKの悪ふざけをもっとわかりやすく、した感じでこちらも本人楽しかったんだろうな、と思えます。
ただ、欲を言えば濃いキャラのパレードではありますが、ストーリーはミュージカルという事で、シンプルな王道でヒネリや目新しさはありません。
あくまでも、ミュージカルの世界観を楽しむような感じ。
私的な一番の見せ場は、アレック・ボールドウィンのゲイ・デュエットですw
注意事項としては、宣伝等で大きく取り上げられているトム・クルーズですが、主役だと思って期待してみると、ファンはがっかりしてしまうかも。
大げさに言うと、ストーリー上は脇役なので。
宣伝は少し詐欺ちっくにも感じますが、まあトム・クルーズを使うなら大きく取り上げたいという気持ちはわかりますw
ただ見終わってみれば、主役じゃないなんて! と逆に驚きもあるんですよね。
それだけキャラの立ってる役ではありました。