2016年7月28日木曜日
ゴースト・オブ・ガールフレンズ・パスト
マーク・ウォーターズ ゴースト・オブ・ガールフレンズ・パスト DVD
2009年作品
マシュー・マコノヒー、ジェニファー・ガーナー、マイケル・ダグラス、クリスティーナ・ミリアン
あらすじ:有名カメラマンでもてもての主人公。真剣な恋愛を避けてきたが、弟が結婚する事になり帰省すると死んだはずの叔父が現れて・・・。
こういう軽いファンタジー、好きなんですよね~。
【おはなし】
コナー(マコノヒー)は、幼い頃に両親を亡くし、たった1人の弟と一緒に叔父(ダグラス)に育てられてきた。
その叔父が、偏った遊び人で、コナーの恋愛観に大きく影響していた。
それは、「真剣な恋愛をするな」というようなものだった。
おかげで、過去幼馴染のジェニー(ガーナー)とやっと付き合えるようになった夜に、一晩の相手のように姿を消してしまっていた。
そのまま、現在まで人気カメラマンという立場を謳歌して、遊びまくっていた。
そんな所に、大事な弟が結婚する事になる。
久々に会った弟に、開口一番お祝いの言葉ではなく、「思い直せ」と言う程、叔父のアドバイスのまま生きていた。
だが、その今は亡き叔父の屋敷で、コナーはゴーストとなった叔父に会う。
そして、「これまでの教えは間違っていた」と言われるのだった。
「俺のような人生を送るな」
そして、3人のゴーストが現れ、忘れていた感情を呼び起こすのだった。
1人目は、ティーンの頃、ジェニーへのあてつけ相手にした80年代マドンナみたいなファッションのアリソン。
彼女のナビゲイトで過去の恋人に会いに行く旅が始まる。
移動は、ベッド。
まだ両親が生きている頃、ジェニーにポラロイドカメラをもらった思い出を振り返る。
そして中学のパーティ。
ジェニーへの想いを告げられず、他の生徒ピートに取られてしまう。
その帰り道、落ち込んでいる所を叔父に励まされ、そして今の恋愛観を叩き込まれる。
さらに少し大人になって。高校生?
ポイズンの新譜を持って登場するコナー。
ジェニーとは久々だったようだが、あえて無視をする。そして、アリソンといちゃつく。
次は、社会人になってから偶然、ジェニーとの再会。
ハーブ・リッツの助手で、すでに、プレイボーイになっているコナー。
コナーの中では俺を振ったジェニーとなっている。
ジェニーはまだピートとつきあっていた。
開き直っているコナーはジェニーを簡単にベッドに誘うが、ジェニーはまったく靡かず、食事だけなら、と。
そこから、学生時代のやり直しをするように、家の前で別れるデートを繰り返す。
ジェニーは、真剣に付き合おうとしていた。
そして数週間後、ジェニーは20年の時を経てコナーを受け入れる。
が、コナーの悪い癖? が出て、ジェニーを傷つけてしまう。
ベッドに戻らないと後がない、と脅したにもかかわらず、コナーはベッドから消えていた。
そのまま2人は、弟の結婚式まで会っていなかったようだった。
そんなジェニーとの過去を見せられ、コナーは自分が知らなかったジェニーを見る。
コナーが消えた朝、ベッドの中で傷つき泣く姿だった。
いったん、現実に戻り、悪夢だとキッチンで酒をあさっていると、うっかりウエディングケーキを倒しそうになる。
なんとか、手で押さえ、補強しようとするが、見事に倒してしまう。
それを見て、冷静にいられるわけもない花嫁は倒れてしまう。
キッチンの後片付けをしつつ、ジェニーに過去の自分を詫びるコナー。
だけど、ジェニーは簡単にコナーを信用はしない。
ゴーストを恐れて、ホテルい移動しようとすると、今度は2人目のゴーストとしてアシスタントのメラニーが出てくる。(生霊?)
理由は、コナーを気にかけている唯一の女性だから、らしい。
コナーはメラニーはゲイだと思っていて手を出していなかった。
今度はメラニーのナビゲートで現代の屋敷の中を見る。
コナーがいない時に皆でコナーの話題をしていた。
弟は皆が否定するのもわかるが、自分には唯一の家族で愛する兄なんだ、と語っていた。
そしていつかそんな兄が変わってくれると信じていたのだった。
その流れで、ジェニーがコナーに捨てられた事を軽く話している所に、ジェニーが入って来て聞いてしまう。
だがそんなジェニーを慰めるのは、今はゴーストとなって盗み見ているコナーではなく、友達がジェニーに紹介していた優良物件のブラッドだった。
そこで、ジェニーは10年かかってもコナーが忘れられないと告白すると、ブラッドは新しい恋が必要だと言う。
まだ見ていたい、というコナーにメラニーは違う場所に移動させる。
NYを出る前に、3人同時チャットで捨てた女たちの女子会会場だった。
そこは実はメラニーの家で、メラニーが集めていたのだった。
現実へ戻り、屋敷の中に入ると、もめにもめていた。
弟が付き添い人の1人と過去に寝ていた事をコナーが詮索したせいで、花嫁にバレてしまったのだった。
だが、コナーが2人の仲を収めようとしても、恋愛に程遠い行動しかしていなかったコナーに説得力はない。
受け入れられない事から花嫁に逆切れしてしまうコナー。
とうとう、弟までコナーを見限ってしまい、帰ってくれと言われてしまう。
追い出された直後、3人目のゴーストが登場する。
特にコナーとは縁がない美しいゴーストだったが、ナビゲートされた先は結婚式会場で、ジェニーとブラッドの結婚式だった。
そして参列した弟ポールの手には指輪の跡がなく、独身のまま過ごし、そして歳を取り、コナー自身の葬式に参列する姿までも見せられる。
そこには年老いた弟しかいかなった。
再び叔父が現れ、これが俺たちの現実だ、と言う。
悲しむ者など誰もいない、と。
ここまで見せられ、コナーは本当に目を覚ます。
屋敷に戻り、中止が決定して片づけ始めている所に、すでに家を出た花嫁の車を追って、思い直させる。
今度は誠意が伝わり、花嫁を弟の元へ連れ戻す。
その際に、ジェニーとの過去についても「愛する者が出来て失うかもしれないという恐怖を感じ、そこから逃げてしまった」と告白する。
そして無事、弟は結婚式を挙げる。
何故かわからないけど1日でコナーが変わったと認めたジェニーとコナーもやり直す事に。
おしまい。
【かんそう】
ジェニファー・ガーナーってもっとかわいかった気がしました><
ちょっと劣化してる感じで悲しい。
過去のシーンだと髪型とかのせいか、可愛かった。
何がいいって、ちょい役ではありますが、マイケル・ダグラスの遊び人の叔父さん!
最初にゴーストでトイレに登場するのですが、その存在感といったら、やっぱり歳を取っても格好いいですね~。
ほんと男性は得!
そんなダグラスにはまり役の「遊び人の叔父」ですが、彼が何故死後に、考えを改めたのか、というのは謎です。
まあ、多分、お葬式に誰も来なかったというのが本人の実体験なの・・・かな?
でも、正直死んだ後の事なんてどうでもいいような気がしますが、それを悲しく想うなんて、恋愛を否定していながらも、人間味のある人達だなー、と思いました。
愛するよりも愛されたい、ってタイプ?w
そもそも、ゴーストといっても本当に死んでいる事が明確なのはおじさんくらいで、他はもしかしたら全員生霊かも?
どうしてそんな事になるのか、などさっぱりわかりませんが、まあ、面白いからヨシ。
こういうモダン・ファンタジー? は80年代や90年に多く見られた気がします。
多分、CG技術が発達して、もっと精巧なものが作れるようになり、若干流行らなくなったんでしょうかね。
もしくは、出きった?
私は、こういうくだらない(褒め言葉)作品、大好きです。
ただ、中では本作は結構割と、「良いことを言ってる」系なので、大バカ系ではないんですね。
妙な恋愛観にしばられ、真剣な恋愛を避けてきたモテ男が、思い直して、年貢を納める・・・みたいな。
まさに、子供から大人になる成長物語ですね。
そういえば、アメリカの映画とフランス映画を比べた時に、圧倒的にアメリカのほうが見やすいと感じるのは、その成熟度かなーと最近気が付きました。
なんだかんだ、アメリカの映画もお子様ちっく、というか永遠の大人子供みたいなテーマが多いですよね。だから、馴染み安い。
でも、私が昔からフランス映画を理解できないのは、それが成熟しきっているからなのかも・・・と思ったんです。
あんまりおバカ・コメディとかないですもんね。
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