2016年7月4日月曜日

ファースター 怒りの銃弾



ジョージ・ティルマンJr. ファースター 怒りの銃弾 DVD

2010年作品

ドウェイン・ジョンソン、ビリー・ボブ・ソーントン、オリヴァー・ジャクソン=コーエン

あらすじ:兄を殺され、ハメられた過去に復讐する男のお話し。




いつまでたってもドウェイン・ジョンソン(=ロック)が覚えられません><

【おはなし】

ドライバー(ジョンソン)は、過去強盗をしていた兄を手伝いたいと運転手(ドライバー)を志願していた。
だが、何者かがこの兄弟をハメ、目の前で兄を殺され自分は負傷し、刑務所に入れられていた。

晴れて出所すると、その関係者に復讐を始める。

事件を担当するコップ(ソーントン)は、薬中の為、妻と子には距離を置かれていた。
相棒の女性刑事には、うとましい目で見られていた。
できれば組みたくないのだが、本人が強く志願したと上司に聞かされ諦めた。

ドライバーを追うものとして、もう1人、真犯人が雇ったと思われる殺し屋キラーがいた。
恋人がおり、殺しのせいで犠牲になる事もあったが、もう足を洗うと約束をし、結婚を誓った。
だが、簡単に片付くはずのドライバー殺しが、トラブル続きでなかなか仕留められない。

同じ人殺しとして、ドライバー殺しに執着していくあまり、依頼人がキャンセルしても追いかける。

ドライバーは順調に、復讐を遂げていくが、実は真犯人が存在する事自体にも気づいていなかったようだ。

キラーと接触し、キラーに依頼した人物こそが依頼人だとなるが、キラーもその顔は見ていない。

コップは、ドライバーの一件で手柄を立てて、生活を立て直そうとするが、何故この事件をターゲットにしたのかというと、実はコップこそが、真犯人だったからだった。

コップの妻は、ドライバーの兄の元カノで、同じく情報提供者だった縁から、兄を裏切りコップとつきあうように。そして盗みの情報も流し、コップがリーダーとなって横取りしたのだった。

相棒の女性は、コップが偶然や勘を使って、ドライバーを追い詰めて行くのを最初こそ、驚きで見ていたが、殺された人間(兄殺しの関係者)が全員過去にコップが担当していた情報提供者であった事に気づく。

ドライバーさえ消してしまえば過去が穿り返される事はない、と単独でドライバーを追うコップ。

そして、同じくドライバーを仕留めようとキラーも追う。

コップは、ドライバーを背後から撃ち殺すが、実は過去にコップに受けた銃弾の処理で頭に鉄板が入っていたドライバーは、死んではいなかった。
完全勝利だと浮かれてるコップを殺して復讐を完結させる。

おしまい。

【かんそう】

運転手してたからドライバー、刑事だからコップ、殺し屋はキラー。

誰が誰に対してそう呼んでいるのか、いまいちよくわからなかった。
この辺なネーミングのせいで、彼らが仲間なのかと早とちりしてしまい、おかしなミスリード状態に。

そんな出だしでつまづいてしまったのと、妙なスタイリッシュ感が、好みとしては残念。

B級アクションとしてあまり期待していなかったお話しが意外にしっかりしていたのは、良かったのですが、ロック(ドウェインに慣れない><)のキャラがセリフも少なく、殺人ロボットみたいで主役なのに一番薄い感じ。

逆に、すごく意味ありげに感じる程キラーの描写は濃い。
でも、ほとんど関係なかった。

群像劇ちっくでもあって、でも結果単なる復讐劇だったから、やっぱりふわふわした印象。

ビリー・ボブ・ソーントンは、究極なダメ男でなかなかのハマリ役に思えました。

ビリーとロックは過去の因縁から、現在の復讐劇まで結びつきがしっかりあるので、面白いんですけど、変な先入観を持たずに見ていた人はすぐに「真犯人だわ」と気づいていました。

その目線で最初から見れたら、面白さも増していたのかな?
か、その逆か・・・。

もう少し、キラーにも因縁があったら面白かったような。
ただ頼まれた殺し屋が自分都合で首突っ込んで来たって感じが、キラーのキャラを最後軽くしちゃってもったいなかった。

でも、全体的に、ロックという役者の格好良さとか、ストイックなリベンジ・アクションは単純でわかりやすく、そしてそんな復讐の塊が、神父さんは殺さずに許すとか、ハートウォームな面もあって、男の世界の王道、ダークヒーローは好みでした。


0 件のコメント:

コメントを投稿

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...