2016年7月29日金曜日

ニューイヤーズ・イブ



映画 (Movie) / ニューイヤーズ・イブ 〔DVD〕

2011年作品

アシュトン・カッチャー、ロバート・デ・ニーロ、キャサリン・ハイグル、リア・ミシェル、アビゲイル・ブレスリン、ヒラリー・スワンク、ミシェル・ファイファー、ザック・エフロン、ジェシカ・ビール、ハル・ベリー、サラ・ジェシカ・パーカー、ジョン・ボン・ジョヴィ、ジョシュ・デュアメル、ソフィア・ベルガラ

あらすじ:ニューヨークの大晦日を迎える様々な人達・・・。




ニューヨークって愛されていますよね。

【おはなし】

大晦日のニューヨークの群像劇。

一見、接点のなさそうな人物が実はつながっていたりするが、ストーリー的には特につながりはなく、オムニバスちっく。


ニューヨークの大晦日に欠かせないボールドロップの担当者なのに高所恐怖症の女性(スワンク)
実は、父親デニーロは入院中で危篤だが、疎遠になっている。

そんなデニーロの側にいる看護師ハル・ベリーは、夫が軍人でイブだというのにチャットでしか会えない。


イブに出産したら賞金が出るらしく、それを競う2組の夫婦。


偶然エレベーターに閉じ込められてしまった正反対な男女。

男(カッチャー)は、大晦日のニューヨークにうんざりしていて、外出予定はなくパジャマ姿で浮かれた共有エリアの飾りつけを外して捨てようとしていた。

女(リア・ミシェル)は、まさに出かけようとしていて、閉じ込められた事に焦っている。

そんな、アシュトン・カッチャーの友人ザック・エフロンは、自転車便で大晦日も働いていた。

仕事で尋ねた企業で、中年女性(ミシェル・ファイファー)に届け物をする。
その中身は、プレミアムな大晦日の仮面パーティーの招待状で、ザックは興奮するが、ミシェルはいまいちピンと来ない。

ほとんどの社員がすでにいなくなっているのに、仕事をしている自分。
せめて休暇をもらおうと上司に話すと、とんでもない、と受け入れられない。
そして、衝動で仕事を辞め、直前に出会ったザックを1日雇い、今年中にやる事リストを消化できたら、仮面パーティーの招待状を渡す、と言う。

そして2人は、想像を膨らませ無理難題をクリアしていく。

そんなザックの姉、SJPは衣装デザイナー。
大晦日も仕事をしているが、夜は一人娘と家のTVでボールドロップを見る予定だという。
去年であった男性(ジョシュ・デュアメル)との約束は、すっぽかすというが、実は自分用のドレスも用意していた。

娘は、年頃で好きな男の子にボールドロップに誘われ、母親との約束をキャンセルして行きたい,という。
だが、当然許可を出せないというと、娘はこっそり家を抜け出してしまい、SJPも大晦日のニューヨークで娘を探す羽目に。

エレベーターに閉じ込められたリアは、実はシンガーで、ボンジョヴィ(本人役ではない)のコーラスに抜擢されていた。
そのステージのケータリングに選ばれたのは、ボンジョヴィの元カノ(キャサリン・ハイグル)で、去年の大晦日に別れていた。

副料理長は、ソフィア・ベルガラ。

もちろん、復縁するのがボンジョヴィの目的。


それぞれのストーリーが大晦日を迎える頃に、それぞれの落ちを迎える。

スワンクは父親に会いに行き、ボンジョヴィは復縁、SJPは娘の成長を見守ると、自身もジョシュ・デュアメルに会いに行き、再会を果たす。
一時は「痛い女」と言われ中断するが、謝罪を受け入れリストを達成させたミシェルは、ザックとニューイヤーのキスをする。
競い合っていた妊婦夫婦も、最後は戦いを止め純粋に出産を祝う。
リアとアシュトンもいい雰囲気になり、アシュトンは大晦日のニューヨークの街に出る。

おしまい。

【かんそう】

めでたい日のお話しなので、あまりネガティブな要素がない、のはいいですね。

ただ、無理やりハッピーエンドにしている感もあって、特に「痛い女」と若い自転車便の青年が最後にボーイミーツガールみたいになってるのは、唐突な感じがしました。

まあ、そんなきつい中年女性をミシェル・ファイファーが違和感なく演じているのが凄かったんですけど。

本当に女優ってすごいな。

スターが沢山出ているのも、めでたい映画の醍醐味ですね。

大きな軸があっての群像劇という訳ではないので、それぞれのキャラはあまり深くはないんですけど、これはこれで良いと思いました。

お正月の風物詩的な? お祝いムードがありますし。

ともかく、ニューヨークは愛されている街ですよね。

こんなに物語の舞台になって、主役がニューヨークみたいな感じになる街も、なかなかないような気がします。

SJPが娘と地下鉄で口論するシーンがあるんですが、そこで通りすがりのおじさんが、さらっと口を挟んで通り過ぎて行ったりする感じは、なんかよくわかならいけどニューヨークっぽい! って思いましたw

街も人もシャレてる感じがしますね。

そんな感じでお話し的にはどってことない、笑いの要素もないし、超感動って程でもないんですが、むしろ日常を狙ったのかもしれませんね。

ニューヨークのような街の特別な1日を切り取る作品というのは、その時ではなくて、後から価値が出るような気もしました。

毎年、こういう作品があってもいいかもしれません。

街の雰囲気も変わるだろうし、人やスタイルも。

それを記録しているような気がしました。

映画としては役者そのものが、時代の反映になるでしょうしね。



ニューヨークって言葉に弱すぎかもしれませんがw


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