2016年11月16日水曜日

セレブ・ウォーズ 〜ニューヨークの恋に勝つルール〜


セレブ・ウォーズ ニューヨークの恋に勝つルール レンタル落ち 中古 DVD

原作有り

2008年作品

サイモン・ペッグ、キルスティン・ダンスト、ミーガン・フォックス、ジェフ・ブリッジス、ジリアン・アンダーソン、ダニー・ニューストン

あらすじ:イギリスから華やかなセレブ界の一員になりたくて、ニューヨークの大手出版社に転職したが・・・。




男版プラダを着た悪魔じゃないですけど、実話ベースだそうで。

【おはなし】

幼い頃にTVで見た映画から、華やかな世界に憧れを抱いて、ゴシップ専門のライターになていたシドニー(サイモン・ペッグ)。

だが、その切り口は基本セレブをバカにしたような毒舌で、当然セレブに受け入れられるはずもなく、イギリスで燻っていた。

そんなある日、ニューヨークの大手出版社のクレイトン(ジェフ・ブリッジス)から引き抜きの電話がかかってくる。

もちろん、そのクレイトンの事もネタに取り上げていたから、てっきり訴えられるのかと思っていたのだが。

実は、クレイトンの過去がシドニーのお手本で、昔はとんがっていたらしい。

セレブの本拠地、ニューヨークでしかも大手出版社で働けると、勢いつけて乗り込むが・・・。

配属されたセレブ専門誌は上品で、スノッブちっくな同僚の中、1人紛れ込んだイギリスの田舎者的存在で、いつまでたっても馴染めない。

しかも、自分の色を好んで声掛けられたのかと思いきや、実際はクライアントの言いなりの記事ばかりで、シドニーのスタイルとは反していた。

だが、イギリス時代とは違い、すぐに上司ローレンスと同僚アリソン(キルスティン・ダンスト)と共に、セレブなパーティーに参加できる。

そこで、セレブやセレブ仕切り人のエレノアなどを紹介され、舞い上がる。

特に、エレノアの一番の売り出し女優のソフィ(ミーガン・フォックス)を見て、口説こうと、必死でお近づきになろうとするが、当然相手にされない。

その後、エレノアに、担当の監督ヴィンセントの記事を書かないかと声を掛けられるが、方向性から原稿チェックまですべて管理されると判り、断る。
その先にソフィのインタビューをぶら下げられても。

ニューヨークのオサレ・スタイルに馴染む気のない、シドニーは仕事でもプライベートでも、上手く行っていない事を自覚していく。

だが、そんなシドニーの奮闘を、出会いこそ最悪だったが、教育係になった経緯からずっと見ていたアリソンは、シドニーの良い面も見ようとしてくれていた事に気づく。

アリソンを意識して告白しようとした時、アリソンは上司ローレンスとの不倫を解消していたのだが、ローレンスが家を出た事で、また付き合う事になったと言われてしまう。

そして、このままではダメだと思ったのか、急に、エレノアとヴィンセントに頭を下げて、言う通りにするから記事を書かせてほしいと頼むが、冷たくあしらわれてしまう。

所が翌朝、出社すると、ローレンスとアリソンが揃って退社しており、残されたシドニーは、棚ボタで、責任者に任命される。

もう会社やエレノアの言いなりになる覚悟は出来ていたせいか、その後は問題を起こす事なく、仕事をこなし、いつしかシドニーは、業界の誰もが認めるセレブになっていた。

良いマンション、良いスーツ、良い腕時計。

まさに、欲しかったはずのものを全て手に入れていた。


ある日、ソフィが賞にノミネートされる。
その授賞式で、シドニーがいつもはめている指輪をはめたい、言われ、それは女優だった母親の形見だったが、目の前にぶら下げられたエサに釣られて貸してしまう。

もし、この指輪をはめて受賞したらシドニーと寝る、と言うのだった。

当日、レッドカーペットでローレンスに話しかけられ、アリソンには好きな男が出来て別れたと言われる。

この授賞式はまさに、シドニーが思い描いていた夢の頂点だったが、急に思い直す。

見事ソフィは受賞するが、その瞬間指輪を見て、「君は運命の人ではない」と指輪を無理やり取り戻そうとし、大乱闘が生中継される。

結果、シドニーはクビになり、そのままアリソンに会いに行く。

そして、アリソンの好きなフェリーニの「甘い生活」の野外上映会場で、アリソンを見つけ、告白し、無事受け入れられる。

だが、アリソンが出会った時から書き続けていて、やっと完成した小説をキャンドルの上に落としてしまい、燃やしていた。

おしまい。

【かんそう】

DVDのジャケットに、主人公のサイモン・ペッグが載ってないのが笑えます。

まあ、確かに日本ではそれ程知名度なさそうですし、劇中でも散々キモイと言われていましたとおり、イケメンではないですから、載ってない方がラブコメ的には都合が良いんでしょうけどw
主人公なのにかわいそw

でも、ほんと見初めはこのシドニーがきもくて、確かにきつかったです。

しかもシドニーのキャラがかなり痛い。

やりたい事があるのはわかるんですが、その内容に品がない上、その品の無さにすら自覚がなさそうで。

そもそも単なる女好きの、虚栄心丸出しで、自分の載った新聞記事をパウチしてナンパの道具にしていて、超ダサイ。

有名にはなりたいけど、自分にセレブとしての要素がないから、悪口言って気を引くみたいな?

転職してすぐの仕事で、美術展の記事を書くというシーンがあるんですけど、無知なのは仕方ないとしても、美術館に電話して、そのアーティストの性別から年齢から、横柄な態度で聞くんですよ。
知らなくても当然、みたいな感じで。

正しい記事を書くという姿勢はさておき、記事を書くという立場を考えるともう少し謙虚な態度になれないかな、とかなりイライラしました。

コメディだから笑う所なのかもしれませんが、笑えなかったですね。

あの態度じゃ、仕事回ってくるわけないでしょ、と。

それが、アリソンじゃないですけど、見てるとだんだん慣れも出てくるのか、バカなんだけど、悪い奴じゃないって感じには思えてくるんですよね。

特に、エレノアの申し出を断って、自分のスタイルを貫いた時には、ちょっと見直しました。


でも、その後結局迎合するんですけどw

なんか結局、ニューヨークに仕事しに来たんじゃなくて、出会い求めて来たって感じになってますねw

その為には、仕事のポリシーを曲げましたw


そんなシドニーのキャラのせいか、いわゆるラブコメとしては、結構コメディ要素が強くて、そこは意外と拾い物感覚になりました。

小ネタですけど、酔っぱらって怪我した足を、アリソンがどっちの足? って聞いて蹴っ飛ばすとか、酔っぱらったアリソンを泊めた時に、初めてアリソンを意識するんですけど、それで寝顔を見ていたら「ゴッ」ってイビキかく、とか。

あんまり期待していないせいか、それだけでもプッとなりました。

あとは、ナンパしたらシーメールだったとか、ボスにストリッパー呼んだらそれもシーメールだった、とか。



原作有りという事ですが、いまいちよくわからなかったのが、「華やかな世界に憧れて」と「セレブをこき下ろすライター」というのが、微妙にかみ合っていない気がするんですよね。

だからこそ、最終的にはクビになってせいせい、って事なんでしょうけど。


セレブ界とはいえ、主人公が男性という事もあって、若干華やかな要素が少ないのは残念でした。

キルスティンは、見る限りは、自分のファッションを貫いてますね。

本作でも、キルスティン・スタイルで、服は全部可愛かったです。

キルスティン自身はさておき、彼女のファッション・センスは好みで、見かけるとチェックしてしまうのですが、作品中でもその延長線上なんですよね。
結構、スタイリストに注文つけるタイプなのかなーと思うと、面倒くさい人なのかな、と勘繰ってしまいますがw


あと、パーティーシーンで、ミーガン・フォックスの隣にいるのが、元旦那さん? のブライアン・オースティン・グリーンでした。

他にもちらっと、レッドカーペットシーンで見た顔がありましたけど、ほんとにちらっとでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...