2016年11月5日土曜日

ラストスタンド



キム・ジウン ラストスタンド DVD

2013年作品

アーノルド・シュワルツェネッガー、ロドリゴ・サントロ、フォレスト・ウィテカー、ピーター・ストーメア、エドゥアルド・ノリエガ、ザック・ギルフォード、ジェイミー・アレクサンダー

あらすじ:逃走中の麻薬王が、シュワちゃんが守る、のどかな田舎に逃げ込む事になり・・・。




お歳を召しても健在? いつまでもシュワちゃん、と言いたい、ほのぼのクライムでした。

【おはなし】

アメリカとメキシコの国境付近にあるソマートン。

日頃は、のんびりして犯罪などには縁のない町で、レイ(シュワルツェネッガー)の部下ジェリーは、あまりにも刺激がなさすぎてロスへの転勤を希望する位だった。

そんな町にある日突然、不穏な空気が流れ始める。

いち早く感じとったのは、レイ。
のんびりした町の保安官で、その敏腕を見せる機会もなかったようだが、実は元ロス市警の麻薬捜査班で活躍していた。

その際に多くの仲間を失い、思う事あって今の隠居のような生活を選んでいたのだった。

ダイナーで見かけた怪しいトラックに目を付ける。

一方、ラスベガス。

FBIは麻薬王コルテスを輸送中に逃亡させてしまう。

輸送の車ごと磁石をつかって釣り上げるという大がかりな逃走に、FBIの女捜査官まで人質にとられてしまう。

そのコルテスがメキシコへの逃走の経路として向かうのが、レイのいるソマートンだった。

ソマートンではコルテス逃走の為の準備がされていた。

ダイナーにいつも牛乳を届けるおじいさんが来ないと、夜中に電話でたたき起こされるレイ。

牛乳はさておき、おじいさんが心配だからと言われ、部下に見に行かせると、殺されていた。

そこへ、FBIから逃亡犯がそちらを通過する恐れがある、と電話が入るが、まだ情報が点と点のままだったので、「(おじいさんの遺体発見で)忙しいから」とさくっと電話を切ってしまうレイ。

だが、調べを進めると、すべてが偶然ではなくつながっているのではないか、と考える。

刺激がないと愚痴っていた部下は、突然の事件発生にはりきるが、不幸な事に命を落としてしまう。

まだ全容が見えていないレイは苛立ちからFBIに連絡をし、誰がこっちに向かってるんだと聞くと、コルテスだと知り、その事の大きさに先に言わない事を激怒する。

知っていたら、最初から部下を死なせるような事は避けられたのに、と。

そして、またしても一方的に電話を切る。(お約束)


FBIは当てにならないから、自分達の町は自分達で守る! と団結する。
だが、もともと4人しか居ないところに、1人死んでしまったので3人しかいない。
そこで、何故か牢屋に入っていた元仲間を保安官として復帰させる。

FBIはFBIで手のうちがばれている事から、内通者を疑い出す。


レイは、さらに町の武器博物館の主人ルイスを訪ね、そこにある銃器を使わせてもらうよう協力を依頼する。

もともと、死んだジェリーとも仲が良かった事から、協力はするが保安官バッチも要求される。

古いが十分動く、重機関銃等を手に入れつつ、武器マニアであるルイスも張り切る。


レイは独自の調査から、コルテス一味がメキシコへ入る橋をかけている事を知るが、それを聞いたFBIは半信半疑で衛星で調べると、確かに確認できた。

レイが単なる田舎の保安官とは思えず、調査をすると、過去に優秀な麻薬捜査官であったことをつきとめ、納得する。

田舎町は、凶悪犯がもうすぐ来るから非難しろ、といってものんびり構えていて、
「頼んだオムレツがまだ来てない」と言われ、響かない。

レイも若干引き気味になって、「せめて窓際には近寄るな」と言って、無理強いする事はなかった。

コルテスを無事通す為に、それを阻止しようというレイ達に、一味がいよいよ攻撃を仕掛けてくる。

奮闘するも、危機一髪を町のおばあさんに助けられたりして、殺伐とした中にもほのぼのがあるアクション。

町に入る前に、コルテスは人質と見せかけた内通者であったFBI女捜査官を道に捨てる。

そして、レイは、町長が違法駐車していた為預かっていたキーで町長の車カマロに乗り、コルテスとタイマンを張り、ボコボコに。

コルテスは無事、FBIに引き渡し、捨てられた女FBIも内通者だとバレバレで逮捕。

めでたし、めでたし。

おしまい。

【かんそう】

シュワちゃんの最新情報を知らなかったので、この作品は、結構古いのかな、と思って見始めたら、あれ、あれれ・・・?

結構お首にお皺が・・・。

ある意味、映画復帰作第一弾、だったんですね。

自虐気味に「年か」というセリフもあったりして。

私は、シュワちゃんとの初めての出会いは、

「コナン・ザ・グレート」



忘れもしない、まだ子供だった頃、特撮が好きだったので見ていたのでした。


そして、ターミネーターで不動の地位を獲得しますが、その後シュワちゃんだと認識して見ていたのは、実は、90年代の作品からでした。
私の中でのシュワちゃん黄金期は90年代です。

トゥルーライズやトータルリコールのような超大作も好きですが、ジュニアやラストアクションヒーロー、ジングル・オール・ザ・ウェイなどのちょっとコメディぽかったり、ほのぼのしているのが、特に好きです。

まさにエンタテインメントって感じで。

本作は、そんな黄金期をまとめてミックスしたような、シュワちゃんっぽい魅力が詰まっていたと思います。

シュワちゃんらしいアクション、魅力的な仲間達、ほのぼの要素。

敵のコルテスも、敵ながら魅力があるキャラクターでした。


何より、ほっとしたのは、過去の栄光をただ繰り返しているだけではなく、この歳のシュワちゃんだからこそできる役になっていた事だと思います。


映画そのものとしての新しさはないと言えるかもしれませんが、「見たい」シュワちゃんが見れるのですから、それでいいのです。


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