2016年6月7日火曜日

男と女の不都合な真実


男と女の不都合な真実 コレクターズ・エディション/キャサリン・ハイグル[DVD]

2009年作品

キャサリン・ハイグル、ジェラルド・バトラー、エリック・ウィンター、ジョン・マイケル・ヒギンズ、ニック・サーシー、ケヴィン・コノリー、シェリル・ハインズ

あらすじ:TVプロデューサーのアビーは美人だが、長い間シングルのまま。
ある時タイプの違う2人の男が側に現れて・・・。




安心王道のラブコメですが、主人公のアビーの等身大な感じが好感持てました。

【おはなし】

ローカル局のニュース番組のプロデューサーをしているアビーは、美人だが、なかなかモテないでいた。

それもそのはず、相手には王子様のような理想を持っているにも関わらず、自分は仕切り屋で、デート中でも飲めるなら一緒だとミネラル・ウォーターには金を惜しみ、水道水を要求して相手を呆れさせる。

ある日猫がリモコンをいじったことで男目線で恋愛相談をしている番組を見てしまう。
そのパーソナリティ、マイクがずばずばと男の本音や真実を言うのにアビーはイラつき、番組に電話をかけて抗議する。

こんな事を言う女はどうせブスだろう、と言われ挙句電話を切られてしまう。

翌日視聴率のテコ入れの為に、そのマイクが番組に参加する事に。

何も知らずに美人だと言われ、昨日のブスだ、と打ち明け最初から敵対心向き出しなアビー。

自分の番組に勝手に送り込まれただけでも気に入らないのに、その相手が昨夜のむかつく男なのだから仕方ない。

だが、マイクの効果は絶大で、あっという間に視聴率が上がり、特に男性スタッフはマイクの本音トークに現場の士気も上がっていく。

アビーは、なかなか認めようとしないが、言い合いから隣に引越してきたイケメン医師の話をすると、その流れでマイクが男の立場でアドバイスを利くようになる。
おかげで、最初は相手にされていなかった理想のイケメンととんとん拍子で親密になっていく。

番組と恋愛の調子、どちらも良くなって、やがてマイクを認めるように。

すると、マイクに有名トークショーのゲスト依頼と、キー局からの引き抜きの話が舞い込んで来る。
引き抜きをさせない為に、アビーはマイクを見張るよう出張を命じられるが、その期間に計画していたイケメン医師と初めての旅行をキャンセルさせられてしまう。

マイクは収録を成功させ、上機嫌でアビーを飲みに誘う。
引き抜きは受けるつもりはない、と言質を取ったアビーはほっとする。
2人きりで飲んでいると、酔いのせいか、いい雰囲気になる。
アビーは水を頼むと、マイクがすかさず「水道水でいい」といい、自分と同じ考えである事を知る。

エレベーターの中で、ついキスをするが、2人はお互いの部屋に別れる。

その後、アビーの部屋のチャイムがなるので、マイクかと思うと、イケメン医師が追いかけてきていた。

そうとは知らず、意を決してアビーの部屋を一足遅れて尋ねるマイク。

ドアを開けたイケメン医師の姿にショックを受けるが、分かりきっている集合時間を伝えて何もなかったように引き下がる。

すると、アビーはマイクを追いかけるが、「(イケメンが来て)良かったな」と言われ、あっさり引き下がる姿にがっかりする。

部屋に戻ったアビーは、イケメンに「私のどこが好きなの?」と聞くと、「全然仕切らない所」と正反対の事を言われ、今までマイクの協力で男が好きな女に徹していただけで、自分らしくない部分を好かれていた現実を知る。
そして、自分は仕切りやで、今まで我慢していた事を白状する。(口移しもキャビアも嫌い)

局に戻ると、マイクは引き抜かれて行っていた。

まるで、逃げるように消えたマイクに切れるアビー。

その後、気球フェスティバルの中継で、マイクの後釜デビューになるが、まったく使えないので、アビーがマイクを取る。
消えたマイクへの愚痴を匂わせた発言をすると、それを同じ現場で見ていた他局のマイクがすっとんで乱入してくる。

2人で言い合いになるが、イケメンと別れている事を知ると「こんなサイコな女を愛しているなんて」とマイクが告白し、放送中に2人は誤解? が解けて相思相愛を認める。

おしまい。

【かんそう】

アビーは美人で、TVプロデューサーという設定は、映画ならではですが、女子力的には、かなり親近感が沸く感じなのが、良かったです。

結構下ネタもキツく、そもそもマイクがセクハラちっくな言動をするタイプなのですで、男の人が見ても面白いコメディかもしれません。


テーマはよくある、男女の考えの違いなので、誰にでも馴染みがあり、この映画で疑問と答えが語られています。

男の理想とする女を演じてつきあうのはいいけど、いつまでその演技を続けられるのか。

結局は、ある程度、素の自分を理解してくれる相手と巡り合うしかない、んですよね。

アビーはマイクに「サイコ」と言われますが、女子である私から見ると、正直でサバサバしていて、気が強くて友達になりたいと思えるタイプでした。
そういうヒロインって珍しいので、それも気に入った理由です。

でも、そういう女子が好きな女子って往々にして、男受けは悪いって事ですよね。

だけど、マイクのようなサイコ好き? もいる、というストーリーが、何気に多くの悩める女性に安心感を与えるお話しになっているように思えました。

リアルだなーと思うと同時に、むしろファンタジーなのか・・・とも。


どちらであっても、さらっと見れてからっと元気になれるような映画でした。









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