2016年8月26日金曜日
インビジブル2
映画 (Movie) / インビジブル2 〔DVD〕
2006年作品
ピーター・ファシネリ、ローラ・レーガン、クリスチャン・スレーター
あらすじ:計画が中止されたはずの透明人間が人を襲い出し・・・!?
透明人間役って主役級でありながら、ほとんど映ってないという・・・。
【おはなし】
あるパーティー会場で、突然1人の博士が気でも狂ったかのように暴れ出す。
それは、あくまでも他人から見ればで、実は透明人間グリフィンに襲われていたのだった。
そしてトイレで携帯電話の基盤を利用して斬殺される。
その現場を見て殺人は明らかだったが、何せ透明人間が犯人なので目撃者がいない。
駆けつけた捜査官、フランクとリサは担当になり、犯人に狙われている可能性のあるマギー(博士)の護衛となる。
詳しい説明がないまま、マギーの自宅へ向かうと、博士というだけあって何か研究している事はわかる。
が、守秘義務を言われてしまう。
その夜、リサが不審な音に気づき、マギーの居る2階へ上がると、グリフィンに襲われる。
無線を聞いてフランクが駆けつけると、すでにリサは廊下に倒れていた。
マギーの部屋からは話し声が聞こえるが、中に入るとマギーしか居ない。
そこへ特殊部隊が突入してきて、フランクは確信する。
これは、マギーを利用して犯人をおびき寄せた罠だ、と。
その結果、自分の仲間が被害にあった事で、この事件が他人事ではなくなってしまう。
そこから、任務を超えたフランクの犯人捜しが始まる。
事件の鍵を握ると思われるマギーを半ば拉致する形で釣れ出し、情報を聞き出す。
5年前に中止されたはずの透明人間になれる薬の開発を、国防総省の援助でひっそり再開されていた。そこでマギーは、紫外線により死に至る副作用を緩和する為の薬品を開発していた事がわかる。
マギーを探す目的は、緩和剤が欲しいからなのだが、そもそも、このグリフィンは暴力的で、任務外の殺人を犯しており、最近では無差別に人を殺してもいたので、助けるのではなく、このまま抹殺しようと、緩和剤の投与を国防総省が止めていたのだった。
全てを知ったフランクは、とりあえずマギーはしばらく逃亡した方がいい、と薦める。
だが、そこへ最近良く来ていたという不審なメールが届く。
事件に関係ありそうなので、2人でメールにある住所に出向く。
また、グリフィンも2人の情報を得て、同じ住所に向かっていた。
2人が到着すると、そこに現れたのは、また別の透明人間ティモシーで、透明人間化の目的が外敵だけではなく、政治的に利用されていた事を教える。
そこにグリフィンも加わり、2人はなんとか逃げ延びる。
だが、逃げられた事でグリフィンはマギーの妹を人質に取り、マギーを呼び出す。
フランクが見守る中、マギーはグリフィンに近くのブティックの試着室に連れ込まれ、何故か透明になる薬を打たれそうになる。
フランクに助けられ、一瞬助かるが、すぐにまたグリフィンに捕まってしまう。
もともと独断で動いていたフランクは、集まった警備員や警察に追い詰められてしまう。
そして、試着室に放置してあった注射器を自分に打って、透明化して逃げるのだった。
一方、グリフィンとマギーは大学に潜り込んで、緩和剤を打とうとしていた。
直前で、マギーを疑いまず自分に打って見ろと言うと、マギーは迷わず自分に注射した。
それを確認するとグリフィンは安心して注射するのだった。
そこに、透明になったフランクが追い付く。
もう怖い物がなくなったグリフィンは、余裕でフランクと戦うが、次第に様子がおかしくなっていく。
透明だった身体が、苦しみと共に可視化されていくのだった。
それは、緩和剤と言われて打ったものは、殺鼠剤で毒だったからだ。
こうして、弱っていくグリフィンから逃れたフランクは、同じように殺鼠剤を自分に打ったマギーを助ける。
無事事件は解決したと思われるが、フランクは透明のまま、まだマギーの前には姿を現していない・・・。
おしまい。
【かんそう】
インビジブルの1は昔、見ました。
細かいところは忘れちゃいましたが、ケビン・ベーコンが印象的で、ホラーっぽい感じ?
それにポール・バーホーベン監督だし!
(あんま覚えてないw)
で、2ってまああってもおかしくない題材ですが、知らなかったな~と。
それもそのはず、アメリカ本国で劇場未公開って・・・。
どんだけB級なんでしょうかねw
ちなみに本作では監督は別の方で、バーホーベン監督は製作総指揮、となっています。
まあ、トンデモ度では納得。
また、近頃では懐かしのクリスチャン・スレーターの名前も、どんな感じだろう、って見るモチベーションになったんですが、ほとんど透明だっつーのw
よく引き受けたというか、あまりの透明さに、ほとんど別の人かもしれない・・・とも思える位。
後半やっと少し顔が出るんですが、むしろ「ちょっとで美味しい」位に思って引き受けたんですかね・・・。
そんなんだから劇場未公開なんじゃ・・・。
って全部勝手な妄想でしたw
よくわからなかったのは、2人目の透明人間の存在で、なんか急に「いい透明人間出てきた」って感じになって、でもあっという間に出番終了。
そこで教えてくれる情報も、そんなにびっくりしない内容で、「まあ、皆そんなもんだろうとわかってたよ・・・」って感じを、ドヤ顔(透明だけど)されても・・・、みたいな。
単純に、グリフィンと2人を引き合わせるきっかけが欲しかったのかなーって思っちゃいました。
本作の透明人間は、ヒーローズに出てくるような超人系透明人間と違って、「人間がただ透明になっただけ」で、しかも自由にON/OFF出来る訳でもないようで、かなり不自由そうでした。
普通に車に当たれば痛いし、人にぶつかっても痛い。
透明だから、怪我しても病院にも行けないし・・・。
副作用がなくても、生活するにはなかなか大変そうです。
しかも、透明で活動するには、バレないように裸、裸足だしね。
冬とかマジ無理。
この映画を見ると「透明人間っていいなぁ」なんて、みじんも思えなくなります。
だいたい、透明人間になりたいなんて考える場合、悪い事をするっていう頭になっているだろうから、そういう人はこの映画を見て、思い直してもらえるな、と思いました。
つか、それ以前に、悪い事をしないようにしていただきたいですが・・・。
映画の存在そのものが透明人間という事でトンデモでもあるんですが、中でもトップなのが、
最後にフランクが自分も透明になっちゃう、って所でしょう。
そんな解決方法しかなかったのか。
あと、そこまで死んだリサと何か深い関係あったっけ?
正義感の為とはいえ、実は何の注射だかはっきりわからない落ちた注射を打つって・・・。
そして、それで事件? 解決というか、実際は、「自分がその場から逃げられた」だけで、グリフィン退治したのは、自らも死を怖がらずに注射を打ったマギーなんですよね・・・。
マギーのその自殺行為は、自分が透明化の研究に実際に参加していて、そもそも過去、グリフィンに透明化の注射をしたのもマギーだったので、責任を感じての結果という納得感はあるんです。
だけど、マギーに比べると、フランクのそこまで?! な、過剰な首突っ込み感は否めません。
でも、こんなトンデモB級感満載の雰囲気、これはこれで1度見る分には悪くはないと思いました。
トンデモ理解者であれば・・・。
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