2016年10月8日土曜日
ダイヤモンド・イン・パラダイス
映画 (Movie) / ダイヤモンド・イン・パラダイス 〔BLU-RAY DISC〕
2004年作品
ピアース・ブロスナン、サルマ・ハエック、ウディ・ハレルソン、ドン・チードル
あらすじ:ルパンっぽい設定の軽めな泥棒映画。
引退したはずの泥棒カップルの前に、しつこくFBI捜査官が現れて・・・。
ピアース・ブロスナンのイメージそのものの、クライムといっても軽めなエンタテインメント作品で、こういうの好きなんですよねw
【おはなし】
マックス(ブロスナン)とローラ(ハエック)は、カップルで大泥棒。
だが、それも過去の話で、ナポレオン・ダイヤモンドと言われる3つのうち、2つを盗んでから、引退し、バハマで隠居生活を送っていた。
だが、彼らに翻弄され、恥をかかされ続けていたFBI捜査官のスタン(ハレルソン)は、バハマまで彼らを追って来る。
どうにかして、証拠を掴み、捕まえて汚名返上しようとつきまとうのだが、カップルの方が常に1枚上手だった。
だが、スタンが現れたのも闇雲ではなかったようで、近く、島に3つ目のナポレオン・ダイヤモンドが展示されるので、それを狙っているんだろうと読んでいたのだった。
ところが、本当に引退していたので、ダイヤモンドの事は知らなかったマックスだが、存在を知ると心を動かされる。
もともと、ローラ程引退に固執しておらず、島での暮らしは少々退屈でもあった。
ローラは、一般人になって生活する事をアピールし、慣れない料理をしたりと奮闘するが、マックスを止められない事もわかっていた。
さらに、島のギャングのボスもダイヤに目をつけ、よそ者のマックスに挨拶代りにダイヤを盗め、と要求して来た。
揺れるマックスに、ローラは盗みを続けるなら、別れると宣言する。
マックスは、結局、邪魔だと思っていたスタンを逆に利用して、全員を騙してダイヤを盗む事を計画する。
だが、もともと1人で盗むのは無理と言われていたので、途中危機一髪となるが、そこに実はマックスの怪しい動きに気づいていたローラが助けに入る。
結局、ダイヤモンドは盗まれたが、犯人は見つからないという完全犯罪が成立するが、ローラはマックスに最高の泥棒だけど、最低の男、と言って家を出ようとする。
スタンもまた、犯人はマックスだと確信し、信頼したのに騙された事を怒る。
家を出る所でローラがギャングに捕まる。
ギャングも騙された事位はわかるのだった。
だが、マックス達のピンチにスタンとその彼女の刑事が現れ、2人を救う。
駆けつけた警察に、マックスは「ダイヤ泥棒を手伝えと言われたが、断った。多分彼らが盗んだんだろう」と、誰もが信じてしまいそうな証言をする。
騒ぎが収まると今度こそ出ていくローラ。
完全に1人になったマックス。
翌朝、ローラを追いかけ、謝り倒して許してもらう。
無事、元鞘に収まったので、上機嫌でビーチで飲んでいると、スタンもまた上機嫌で現れる。
腕には、安月給では買えないといっていた高級腕時計をつけて。
そして、よく飲んでいたトロピカルドリンクを頼み、マックスにも飲ませるが、それがノンアルコールである事に気づいて、マックスは驚く。
スタンはこれを飲んでマックスの前で、酔ったふりをしていたのだ。
そう、スタンもまたマックス達を騙していたのだった。
ダイヤモンドの事を知らなかったマックスに、あえて知らせて、盗ませ、そしてマックスが盗んだダイヤを隠すのを騙されている振りをしながら監視していて、ダイヤだけこっそり横取りしていたのだった。
やっと仕返しが出来たと、上機嫌なスタンだが、マックスは怒らなかった。
ローラが居るからいい、と。
ところが、ローラと仲良くビーチでのんびりしながら携帯でスタンの乗る車をコントロールして、遠隔操作で無事ダイヤを取り返す。
やっぱりマックスの方が上手だった。
おしまい
【かんそう】
ルパンっぽいなー、と思ったのは、ちょっとコミカルなテイストが入る所と、因縁の刑事でありながらも、完全に敵対というより腐れ縁的なほのぼのしたムードがあるのと、サルマ・ハエックはリアル峰子ちゃんといってもおかしくない美女の泥棒だったり・・・という所です。
FBIがコメディでお馴染みのウディ・ハレルソンな所から、ほのぼのテイストには違和感ありませんでしたが、最後にどんでん返しがあったのは、なかなか、でした。
でも、さらに落ちはつきましたけどw
おはなしでは詳細は省略してますが、結構伏線がしっかりしていて、でもわかりやすく、終始楽しい雰囲気で、良作だと思います。
少なくとも私は、こういう軽いタッチのクライム系が好きなんです。
中でも、本作は、出演者も豪華だし、良く出来ていると思います。
コメディと言うほど笑いに徹底している訳でもないですし、出演者的にも違うんですけど、大人の娯楽的な、何も考えずに見れて特に害もなく楽しめる、というのはバカにされやすいかもしれませんが、まさにエンタテインメントそのものじゃないのかな、と。
見た事で、何か衝撃を受けたり、考えたり、心を動かされるものばかりだと、疲れますもん。
ピアース・ブロスナンのちゃらい感じというか、胡散臭さがはまっていましたw
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