2016年10月3日月曜日
フットルース
映画 (Movie) / フットルース 〔DVD〕
1984年作品
ケヴィン・ベーコン、ロリ・シンガー、ジョン・リスゴー、クリス・ベン、サラ・ジェシカ・パーカー、ダイアン・ウィースト、ジム・ヤングス
あらすじ:MTVの影響もあって、サントラが大ヒットした事でも有名。
ダンスが禁じられてる田舎町で、ダンスパーティーをしようとする新参者の奮闘。
80年代といえば、な作品でもちろんサントラは知っていましたが、初めて見ました・・・。
【おはなし】
レン(ベーコン)は、シカゴから引っ越してきた少年。
妙に厳しい牧師や町の大人に、しょっぱなからビビりまくる。
だけど、まさかダンスまでが禁止とは思わなかった。
一番遊びたい年頃。
音楽、ダンス、刺激的な書物などの文化と言えるものがすべて禁じられている田舎町。
だが、ウィラード(彼女はSJP)という気のいい友達が出来き、お決まりのいざこざ相手の不良グループにも早速、喧嘩を売る。
何より、そのグループのリーダー的存在、チャックは、アリエルという牧師の娘とつきあっていたが、アリエルはちょっと頭のねじが1本外れた、完全なクレイジー・ガールで、都会から来たというレンは格好の興味の対象に。
アリエルは、度胸試し的な事に憑りつかれていて、トラックとぶつかる寸前まで車から身を乗り出していたり、列車の前に立ちはだかったり、と奇行で周囲の友人にもドン引きされていた。
だけど、牧師である父親の前では、素直に謝ったりと、完全に反抗したいのか、どうか曖昧。
チャックはレンをトラクターによるチキンレースに呼び出すが、レンが勝利しチャックはトラクターごと横転。その騒ぎは町中に知れ、レンは問題児扱いに。
おまけに、目立つレンに不良がドラッグを売りつけた所を、教師に見られ、レンが欲しがったかのように思われてしまう。
早速、風紀を乱すよそ者と、町で悪目立ちするが、そのせいで、母親が職を失ってしまう事まではすぐわからなかった。
キレたレンは、車を走らせタバコをふかして、「Never」で踊り狂う。(ちょっと笑う所)
そこへアリエルが近づいて来た事から2人の距離が縮まって行く。
アリエルは深夜に帰宅した所を父親に見つかり、叱られ、レンと会う事を禁じられる。
レンとアリエルの噂もすぐに知れ渡るが、うんざりすると同時に、何故かヤケになったのか「いっそダンスパーティーをしよう!」と超ポジティブなレン。
大人達は何かの予知能力を持っているのか、その頃「あの少年がダンス大会をするのも時間の問題・・・」と予言していた。
ダンスパーティーに向けて、レン達は隣町のバーまで偵察に行く。
隣町ではダンスも音楽もありならば、遊びに行けばいいのに・・・とも思うが、それでは意味がないのだろう。
皆浮かれて踊るが、実はダンスが苦手だと告白するウィラード。
彼氏と一緒に踊れずにつまらないSJP。
ここで、フットルースが少し流れる。意外と安売りしているんですね。
帰り道で、実は文化が禁じられるきっかけとなった、5年前にあった若者の事故。
その若者の中にはアリエルの兄も居たという事がわかる。
だから、牧師は頑なでもあるし、アリエルも自殺行為と思えるような、根性試しをしてしまうのかもしれない。
また、アリエル帰宅後に、親子喧嘩をするが、だんだん反抗度が上がっていく。
そんな様子に、母親が牧師にチクリと言うように。
牧師、しょんぼりする。
ウィラードのダンス特訓始まる。
Let's Hear It For The BoyをBGMに男2人でダンス特訓。
めきめき上達していくウィラード。
チャックと中途半端になっていたアリエルは、当然レンの存在が元で、大ゲンカする。
チャック、アリエルをボコボコに。
だが、クレイジー・ガール、アリエルはやられているだけでは終わらない。
チャックの車をボコボコに。
ダンスや音楽どうこうよりも、女性に暴力を振るう方が大問題だと思うが、何故かこの町では、女性が顔面血だらけになっていても、それは噂に上らないらしい。
レンとアリエルがいよいよキスをすると、レンへの町のいやがらせが過激を増して行く。
だけど、レンは引き下がるのではなく、予定通り、議会でダンス禁止撤回を求める。
アリエルが入れ知恵した、聖書によるダンスの正統性を訴えるが、結果は出せず。
そして町の過激派は、益々調子に乗り有害図書を燃やし始める。
それには、牧師も知らなかったようで、「勝手な真似をするな」と止めに入る。
いや、そもそもあなたの教えをしっかり聞いて成長した結果なのですが・・・。
牧師は不良と言われるレンの方が話が通じると気づく。
そして、ダンスを許す事に。
「I'm Free」をBGMに、ダンパの準備をする若者達。
これってプロムってやつではないのかしら?
だとしたらプロムがない学校なんて、アメリカでは大事件にならなかったんだろうか・・・。
そして、ダンスが許される事で、アリエルの奇行にどう影響するのかは謎のままだが、
無事ダンスパーティーが開催され、皆でフットルース。
おしまい。
【かんそう】
ざっくり言えば、「グリー」「エンパイア」の走り?
音楽が主体で、ミュージカル、とタグ付けしましたが、実際は歌ってはいないので、違うんですけどね。
でも、BGMが重要というか、要所要所でPVのようなシーンをはさんで、ストーリーが進んで行きます。
これを役者が歌っていたら、ミュージカルにもなり得るし、かなりグリーやエンパイア、って事かなぁ、と。
それにしても、ストーリーが「ダンス禁止の町でダンスを認めさせる」という、トンデモって事が驚きでした。
ほぼ同時期のフラッシュダンス(1983)は見た事あったのですが、こちらもヒットの仕組みはほぼ同じなんですが、こちらよりはかなりしっかりストーリーがありましたので。
最初、騙されているのかとも思えるあらすじですが、実際見てみても、時代なんでしょうかね・・・。
大真面目な顔で「ダンスは禁止です」なんて。
すべてが、若者に悪影響をする、という理由なのですが、禁止していても牧師の娘、一番クレイジーなんですけど・・・。
って、とにかくツッコミ所が満載。
何かと言うと、無言でもくもくと踊ったりする音楽シーンも、当時はシャレオツだったのかもしれませんが、今見ると面白映像にしか見えなくて。
ただ、グリーやエンパイアが当たり前にある今見ても、キテレツに感じるという事は、実はかなりオリジナリティがあって、当時ならすごい変化球に見えたのかもしれませんね。
ミュージカルは当たり前に存在しているでしょうから、歌いもせず、特定のロックをBGMに踊る事でストーリーが進むというのが。
ま、ほとんど笑ってしまうのですけど><
すみません。
他の見所としては、ケビン・ベーコンがめっちゃ踊ってたり、若い頃はなかなか好青年風でもあったんだなぁ、とか、若いSJPが普通に可愛いな、とか。
曲はさすがで、ほとんどが「聞いた事ある! 懐かしい」という感じで、当時いかにブームになったのか、がわかりました。
今でも聞く曲ありますもんね。
80年代作品としても、期待して見たのですが、ファッションなどは80年代の良い雰囲気ありますが、ストーリーそのものがかなりオリジナルなので、良きエイティーズかどうかと言われると、少し異色な感じがしました。
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