ウルフ レンタル落ち 中古 DVD ホラー
1994年作品
ジャック・ニコルソン、ミシェル・ファイファー、ジェームズ・スペイダー、ケイト・ネリガン、オム・プリ、クリストファー・プラマー
あらすじ:狼に噛まれた事から、どんどん身体に異変が起き・・・。
若い頃のジェームス・スペイダーが見たいな~と思っていたら放送していました。
【おはなし】
出版社の編集局長、ウィル(ジャック・ニコルソン)は帰宅途中で、いるはずのない狼をひいてしまう。
殺したと思い、死体を動かそうとした時生きていた狼は、ウィルを噛んで森へ逃げて行く。
それから時間が経つにつれてウィルの身体に異変が起き始める。
ウィルの出版社はちょうど新しいオーナーに変わる事で、ウィルが左遷させられるという噂になっていた。
そして噂は本当になり、ウィルは新オーナーのアルデン本人から移動の話を聞かされる。
その際に、新しい編集局長は誰だと尋ねると、実はウィルが可愛がっていたスチュアートが取り入ってその座を奪っていたのだった。
そして、それを初めて聞いた妻もスチュアートの裏切りに怒っていたが、その時には聴覚も嗅覚もかなり研ぎ澄まされていたウィルは妻の服からスチュアートの匂いを嗅ぎ取り2人の浮気現場に押し入った。
その際に、制止するスチュアートを噛んでいた。
狼化が進行すると、ウィルの行動も大胆になって行く。
最初は大人しく環境の変化を受け入れるつもりになっていたが、新オーナーに反旗を翻す画策をする。
これまでの経歴から多くのライターを先導して、他の会社に移る作戦を建てる。
それは効果抜群で、出版に詳しくないアルデンは焦り、またウィルにここまでの野心があるなら元のままで構わない、と左遷を撤回する。
だが、ウィルの狼化は次第にコントロールが効かなくなって行く。
アルデンの娘ローラ(ミシェル・ファイファー)はそんなウィルを怖がる事なく、理解者のように寄り添う。
ウィルは狼化から逃れたいと、研究家に会い、お守りを貰い自分の中の狼を封印する。
そして、ウィルの妻が殺されると、ウィルに疑いがかかるが、ウィルはローラと一緒に居たというアリバイがあった。
実は、犯人はスチュアートで、ウィルに噛まれていたスチュアートもまた狼化しており、ウィル以上に狼が馴染んでいるようだった。
もはや元の生活には戻れないウィルだったが、狼に噛まれたからといって誰もが狼化するわけではないようだった。
その本人に狼の素質があるかどうか。
そしてローラもまた、その素質故ウィルに惹かれたのだろう。
狼になっていた。
おしまい。
【かんそう】
ブラックリストを見ていて、
ジェームス・スペイダーって昔っから癖のある役が多かったな~と思って、若い頃の作品が見たいブームが来ていた所でした。
本作も漏れなく悪人でしたw
90年代ですから、ちょうど特撮もいろいろと進んできていたんでしょうかね。
そういう特撮メインなお話しではあると思います。
ジェームス・スペーダーが当たり前ですがすんごい若くて、ちょっと笑えましたw
最初はさわやかな登場なんですけど、本性が解った時にはやっぱりねw みたいな。
そして、嬉々として狼化を受け入れている姿には何の違和感もありませんでした。
反面、超悪人面のジャック・ニコルソンが、比較的穏やかな人柄キャラという。
でも、奥底には野生が眠っていたんですね。
奥さんには後輩と浮気され、その後輩には編集局長の座を奪われておきながらずっと騙されていたり、とそんなお人好しなキャラなんですけど、さすが役者さんですね。
こちらも違和感はありませんでした。
ミシェル・ファイファーは完全な綺麗所役って感じで、意味ありげに登場した割には、別に・・・って感じでしたw
でも、最後の最後オチで、ああ、なんか運命的なものだったと伝えたかったんだな、とそれと、決してウィルは孤独ではない、と。
狼化しちゃったけど、幸せに暮らしましたとさ、みたいな感じでホっとしましたw
2人とも決して悪人ではなかったので。
それに比べてジェームス・スペイダーの悪さよw
ま、ほぼ脇役ではありますが、見たいジェームス・スペイダーが見れましたw