2017年2月24日金曜日

ヘルレイザー5 ゲート・オブ・インフェルノ



ヘルレイザー ゲート・オブ・インフェルノ('00米)

2000年作品

あらすじ:

悪徳刑事が悪徳であることから殺人現場にあった証拠品であるはずのパズルボックスをネコババして、開けてしまう。
すると次々に起こる殺人事件。


突然刑事としてやる気を出して、パズルボックスの謎を追うが周囲がどんどんパズルボックスの被害者となっていく。

だがれっきとした真犯人など存在はしない。
すべてはパズルボックスを開けてしまったが為の試練。
肉体中心から精神中心へと手法を変えた魔道士達の無限のディシプリンだった。

かんそう:

最初に見た時、劇場だったかな? その時は、とても残念に感じた。
イマドキ(当時)の流行のサスペンス風になったなーと。(メメントちっくにも感じた)
そこからしばらくはヘルレイザーの事を忘れてしまった位。

でも今また見直してみると、これもあり! と思えてしまう。

ピンヘッド率いる魔道士軍団とパズルボックスを絶やさない為に、あの手この手で時代に溶け込もうとしている努力だったんだ、と少し大人になって理解できるようになった気がします。


エンジニアというキーワードが登場。
「エンジニアを追うものはエンジニアに追われる」
とはいえ、すべての元はパズルボックスであり、ピンヘッド(魔道士)なので、
エンジニア=ピンヘッド?

ってことはカウンセラー=ピンヘッド?

シリーズの最初は、「私を呼んだのは誰だ?」なスタイルだったと思うけど、この頃はもう魔道士は出っ放しなので魔道士のほうからいけにえを探しているような感じ。
それをナゾの連続殺人に見立てているんだけど、絶対につかまる事のない魔道士にアリバイ工作のような事をする必要はないので、一人のターゲットを追い詰めるまでの単なるお遊びって事だよね?

そう思えば、こんなのに目をつけられたらいやだなぁ、って思えるいやらしさがある。

言い換えればピンヘッドのダークヒーローぶりが健在だと言う事で、宇宙(前作)からの生還をお祝いするべき作品でした。



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