2017年2月25日土曜日

運命のボタン



運命のボタン レンタル落ち 中古 DVD

2009年作品

キャメロン・ディアス、ジェームズ・マースデン、フランク・ランジェラ

原作小説有り

あらすじ:

ある夫婦のもとに荷物が届く。
開けるとボタンのついた箱とメモが入っているだけで、心当たりはない。



送り主だという、顔に深い傷を持つ男が訪ねて来て言うには、ボタンを押せば誰かが死ぬ。その代わりに大金が手に入る。
期限までに決めて押しても押さなくてもプログラムしなおして、別の誰かに渡す、と。

夫婦はその頃、困ったことが続き確かに大金は欲しい。
そして押してしまうのだが……。

その顔に傷を負った老人は元NASAで雷に打たれて仕事中になくなってしまった人。
でも生き返った。
正確には火星人に身体をのっとられて復活!

それで地球に乗り込んだ火星人は、THE BOX(箱)の理論で人間の実験をする。

この世は箱だらけ。
身体も箱(だから乗り移ってる)
箱の家の中で箱(TV)を見る。
死んだら箱(棺おけ)に入る。

だが、結果は誰もがボタンを押してしまう。
そして罰を受けるように、漏れなく不幸に陥るのだが、今日もどこかでボタンが押されている・・・。

かんそう:

当時、友人が見たいというので知り、キャメロン出演作なのに全然知らないなーと不思議に思ってました。

キャメロンが特別に好きとかではなくて、キャメロンが出てるならもっと宣伝とかしてて自然に目につきそうだなーと。
あらすじからは、なんかトンデモ系かなーと思ってあんまり期待しないで見たら、そのまんまトンデモ系でしたw

ジャンルはどっちかというとSFって書いたほうがしっくりくるような気がしますが、そうするとある意味ネタバレになってしまうんですね。

何か人的なミステリーかと思いきや、宇宙人なのでした。

箱の理論は、なんだかすごい発見のような、単なるとんちのような。。。
でも着眼点は面白いと思いました。

ただ、宇宙人なんで超常現象が起きてもある意味お約束。
それがいいのか悪いのか大味というか、トンデモなところ。

結構、気になったままの部分も多いです。
火星人の実験の為、NASAの関係者周辺が利用されている。それであちこちで殺人が起きてる。
なのに警察は、それほど騒いでもいないような?
むしろ警察もすでにグルだったのかな?

シッターさんも謎でした。
夫婦の息子を見てもらうんですが、父親がNASA関係だと知るとちょっと顔色が変わって、何か資料的なものを見たいと言い出したり。
でも、何かの伏線だとしても、回収には気づいてません。

それと、キャメロンの父親は刑事。
最後、キャメロンは愛する夫に殺されますが、その現場にいるのも父親なんですが、なんかそれほど悲しんでもおらず、すべてを知ってる風に傷の男と視線を合わせてるような。
まるで「やれやれまただよ人間は」みたいな感じ?
でも深読みかもしれません。

まあ、言いたいことは、そういう事なんですよね?
人間ってやつは、金に目をくらませず、ボタンを押さない人がいない。

何かそんなような話、あったような・・・? 宇宙人の人間観察みたいな。
こんな人間ばっかりなら地球やっちまえ、的な?
まあ、SFとしてはありがちなネタなんでしょうかね。

あと特筆すべきなのは、ハッピーエンドじゃないこと。
そしてだからこそ、この映画を知らなかったのかわかったような。

最後、救いがありません。
おそらく、興行成績悪かったんでしょうね。

ハッキリ言って、キャメロンの明るいイメージとは結びつかないんですよね。
キャメロンにとっては、チャレンジだったのかもしれないけど。
やっぱりはまる役ってあるような気がします。

でも個人的には、そこがちょっと面白いと思ってしまった。
ただ結末は、はっきりして欲しい派なので、思わせぶりないくつかの点がすっきりしないのが(理解力や観察力が足りないせいかもしれないけど)残念でした。(わからない自分にも)

キャメロンじゃなければ、もっとダークさが出てより良くなっていたかもしれませんね。

なんか敬遠して見ないのならば、思い切って見ると結構いいかも?(無責任ですw


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