2016年5月18日水曜日
グリーン・ホーネット
シェル・ゴンドリー グリーン・ホーネット DVD
2011年作品
セス・ローゲン、ジェイ・チョウ、キャメロン・ディアス
あらすじ:新聞社の社長を父親に持つ、セレブなバカ息子ブリット。
ある日突然不仲だった父親を亡くしてしまい・・・。
アメコミ系って、だんだん混ざって来て、見た気がするけど、よく覚えていないんですよね・・・。
【あらすじ】
厳格な父とは正反対なアホ息子ブリット。
小さい頃から父に厳しくされていた事から、あまり関係は良くなかった。
そんな父がある日、蜂にさされたアレルギーが原因で死んでしまう。
だが、悲しみよりは、後継ぎの面倒臭さや、解放感の方が勝っているようだった。
ところが、翌朝目覚めると、いつもの美味しいカプチーノが出てこなかった。
メイドに確認すると、死ぬ前日に父親は自分のスタッフを全員解雇していた、というのだった。
カプチーノを作っていた者を呼び出すと、現れたのは、父親の整備師をしていたというカトーという男が来た。
何故、整備士がカプチーノをいれていたのか、というと、やはり父親も「旨いコーヒーがない」と言っていたから、整備士の技術でマシーンから作ったのだという。
このカトーに興味を持ち、カトーがしていた整備の仕事の話を聞くと、それは単なる整備ではなく、車の改造だった。
そこで本当にカトーがやりたかった事は、そういったスーパーマシンを作る事だと聞かされ、ブリットは興味を持つ。
また、父親を知る者という共通点も2人の距離を縮めるのに役立っていた。
ブリットは、父親の愚痴をカトーにぶちまける。
その流れで、何故か「俺たちで正義の制裁をしよう」というノリになり、変装した2人は、カトー自慢の改造車で父親の記念銅像を壊しに行く。
銅像の首を切り落とすと、夜道でカップルに絡むグループに出くわす。
ブリットは変装のまま、カップルを助けに入るが、追いかけられて捕まってしまう。
そこにカトーが助けに入り、無事退治をして逃げ切る。
カトーは鼓動が早くなると周りがスローモーションになったように見えるらしい。
これに味をしめた2人は、ヒーローになろう、とするが、その後のニュースでは人助けの事よりも、銅像の首の事しか話題になっていない。
それを見て、ヒーローの常識はいいやつだが、悪人を装いつつ、ヒーローになろう、とブリットが提案する。
コーヒー係を卒業して、才能を発揮させようとし、新聞社を利用して、この件を世に広めようとする。
その際に、父親死亡の記事から「グリーン・ホーネット」というネーミングを思いつく。
翌日、レノア(ディアス)が臨時秘書になる。
このレノアの存在が、2人のヒーロー活動にとってはあまり幸先が良いとは言えず、男の友情に悪影響をしていく。
やがて悪党退治を進めていくと、父親の死にロスの大悪党が絡んでいる事を知る。
それまでどちらかというと恨んでいた父親だったが、実は父親なりの信念があったという事を知り、弔い合戦のようになっていく。
悪党は各新聞社を取り込もうとしたが、父親だけはそれを断り、そのせいで殺されていたのだった。
同じく、大物側も、グリーン・ホーネットの存在を消しにかかる。
ブリットとカトーは不仲になりながらも、最終的には仲直りをして、新聞社を決戦の場として、大物一味を退治する。
そして、ブリットは新聞社の跡取りとして立派なスピーチをするが、カトーに襲撃されて、グリーン・ホーネットの存在をさらに知らしめる。
そして、2人で父親の銅像に首を戻しに行く。
おしまい。
【かんそう】
カトーがアジア系で、キャラとしては結構記憶に残るはずなんですけど、すっかり忘却の彼方に行ってました。
2度目でしたが、また同じようなヒーロー? 者を見たら、どんどん忘れて行くんだと思います・・・。
アメコミが原作なのかな、と勝手に思っていましたが、厳密にはラジオ→ドラマという流れのようです。
とても古い作品のようなので、少し謎ちっくな設定なのかもしれません。
まず、「蜂にさされて父親が死んで」「ホーネット」というネーミングで、何か蜂の改造人間的なイメージが持てるのですが、そうではないんですよね。
それが、この作品のタイトルと、内容をいまいち結び付けられない、というか覚えられない原因な気もします。
お話し的にも、ありがち以外の何物でもないので、良くいえば「安心して見られる」んですけど、悪く言えば、個性がなくて、埋もれてしまう。
それどころか、カトーはさておき、主人公のブリットが、どうなんでしょ?
セレブのアホ息子で、パーティー騒ぎしかしていないのに、ある日ヒーローになるといって、立ち回りをするのですが、説得力が・・・。
カトーは謎の「鼓動が早まるとスローに見える」という、ヒーロー体質を持っていますが、作品的にはあくまでもブリットがホーネットという事で、カトーは補助なんですよね。
そりゃ、キャメロンが居ようが居まいが、仲悪くなるわ、って感じなんですが。
パワー・バランスがおかしい。
あと、父親との関係も、死後にやっと理解して、父を尊敬する・・・と一見、感動ちっくにも思えますが、大の大人が生前に、理解しようともしていなかった事のほうが、しょもな過ぎて、キャラとして魅力を感じない。
カトーがいいキャラクターなだけに、勿体なさもありますが、カトー1人ではどうにも持たないのでした。
金があれば、ヒーローになれるのか、みたいなお気楽な感じも、他のヒーローから見たらイラっとするんじゃないでしょうか。
あと、このタッグのテーマでもある「悪人のふりをしたヒーロー」の意味が良くわかりませんでした。
最後も、自作自演で撃たれるのですが、それはあくまでも「グリーン・ホーネット」として目立ちたい、という子供じみた発想の延長線上なんですよね?
やっぱり、しょもな・・・と思ってしまいました。
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