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オリヴァー・パーカー ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬 DVD
続編
ローワン・アトキンソン、ジリアン・アンダーソン、ダニエル・カルーヤ、ロザムンド・パイク
あらすじ:失態からMI7を解雇されていたジョニー。5年後にやっと復帰許可を得て新たな任務につくが・・・。
スパイ・コメディーですが、スパイ要素はコメディで浸食され、そのコメディ自体も、下ネタ、ブラック系はほとんどなしの、どちらかというとおこちゃま向けな感じで、全体的に刺激足らずでございました。
【あらすじ】
5年ぶりに任務に復帰したジョニー。
その間、チベットの僧院の修業で股間をも強化していた。
新たな任務は英中首脳会談に出席する、中国の首相暗殺を阻止する事。
助手のタッカーと共に香港に向かうと、暗殺は「ボルテックス」という集団が企てていると知る。
しかも、5年前の失態にも絡んでいるらしい。
行く先々に、老婆の殺し屋(ボルテックス)に狙われるジョニー。
また、暗殺には3つの鍵が必要とのことで、その鍵を使われる前に見つけ出す事に。
1つ目の鍵は、見つけたものの、過信したジョニーは、あっさり帰りの機内で盗まれてしまう。
さらに、殺し屋老婆と上司ペガサスの母親を間違えてボコボコにしてしまい落ち込むが、心理学者のケイトは、表情から真実が読み取れた、とジョニーを信用した。
そして、ボルテックスのメンバーの1人、カルレンコをつきとめるが、接近した際に、先に殺し屋老婆に殺されてしまう。
死ぬ間際に、「ボルテックス最後のメンバーはMI7にいる」と聞かされ、2つ目の鍵を受け取る。
裏切りもの探しで、同僚のサイモンと食事をするが、タッカーはサイモンこそが裏切りものだという。
ところが、サイモンを信じて疑わないジョニーは、タッカーを相手にせず、追い返してしまうが、タッカーは正しかった。
そうとは思わないジョニーは、あっさり2つ目の鍵をサイモンに渡してしまい、サイモンのウソで3人目はパッチ(車椅子のスパイ道具担当)を信じる。
サイモンはジョニーこそ裏切り者だといい、ジョニーは知らぬ間に追われる側になる。
何故か、パッチの車椅子を奪い逃走するジョニー。
ただの車椅子ではなくスパイ仕様のおかげか、逃げ切り、ケイトの家に逃げ込む。
ケイトは、モザンピークの監視カメラから、暗殺には洗脳薬が使われているとつきとめる。
ジョニーは、信用しなかった事をタッカーに詫び、再びタッグを組んで首脳会談のあるスイスに向かう。
サイモンが選んだ暗殺者は、ペガサスだったが、洗脳薬を入れた飲み物を飲む直前に、ジョニーが部屋になだれ込んで来る。
そこにサイモンも入り、ペガサスにすべてを打ち明けるが、洗脳薬の入った飲み物を飲んでしまい、自分が洗脳される。
暗殺用具は、女性用のルージュだったが、それを首相に向けるジョニー。
だが、修行の成果で、洗脳しきらず、一味を撃って暗殺は失敗する。
洗脳薬の効果で死にかけるジョニー。
そこにケイトがやってきて、キスをすると意識を取り戻す。
そしてサイモンを追い、殺して、一件落着となる。
この功績から、ジョニーはナイトに復位するのだが、その時女王に扮した殺し屋老婆に狙われ、また間違えて女王をボコボコにしてしまう。
おしまい。
【かんそう】
殺し屋老婆が妙に目立って、まあ、面白くはあるんですけど、それ以外が、笑いのネタとして私にはちょっと合わなくて、「これ(ばばあ)だけ?」と思うと、物足りないのでした。
多分、ローワン・アトキンソンを良く知らず、見ている限りは顔芸って感じで、あまり好きではないのが理由だと思います。
繰り返しになりますが、下ネタやブラックなどの刺激は低く、見方を変えると全年齢対象で、良いのかもしれませんが、私がコメディに求める笑いとしては、やっぱり刺激がなさすぎて、コロコロコミックっぽく感じました。(おこちゃま向け)
特に、ズボンを履いたら後ろ前逆とか、結構長尺なんですけど、そこまで引っ張るものかな・・・とか。
パントマイム系の笑いは、言語の壁や年齢も超える可能性があるので、すごい事だとは思いますけど、あんまり好みではないんですよね。
本作は、スパイとコメディーという、個人的に好きなテーマが揃っているので、興味を持ってみましたが、そんな期待もあってか、ちょっと残念感が残りました。
TVで見たので、続編という事ですが、前作を知らずともまったく問題はありませんでした。
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