2015年12月30日水曜日

ラブ・アゲイン


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2011年作品
スティーブ・カレル、ライアン・ゴズリング、ジュリアン・ムーア、エマ・ストーン、マリサ・トメイ、ケヴィン・ベーコン、他

あらすじ:二人の子供と奥さん。なんら問題がないと思っていた矢先に、突然妻から離婚を要求される。
独身に戻されるが、友達だったはずの男は、「嫁が付き合うなと言うから」と一緒に飲んでもくれない。
独り寂しく愚痴りながら飲んでいると、不釣り合いなイケメンに声をかけられて・・・。




ケヴィン・ベーコンはずるいですよね。
出てくるだけで、なんか笑える。

奥さんの浮気相手というこれまた美味しい配役だし。

作品そのものは、ラブコメというよりは「ファミリードラマ」だと感じました。

1つの家族を中心にしたプチ群像劇って感じで、

妻はベーコンと浮気。

夫は、ナンパ師と子弟関係。

長女は、ナンパ師と出会い恋に落ちる。(ナンパ返上)

長男は、家庭教師の大学生に片思い。

家庭教師は、夫に片思い(相手はバイトの子供なのでまったく気づかず)

家庭教師の両親は、家族ぐるみのつきあいをしていたが、離婚を期に、夫をはぶる。

という、すべてが最後の最後で、一同に会して露呈します。

(他にも、お持ち帰りした女性は長男の担任だったり)

ただ、観客は、先に知ってる事が多いので、あまり驚きとかはないです。

驚いているのは、画面の中の人達だけです。


主役は、どこにでもいるお父さん、で、奥さんからしたら「男」ではなくなってしまった存在。
浮気と離婚を告げられても、「何が原因」なのか良くわからない。

だけど、飲んで愚痴ってる事で知り合ったナンパ師が教育係となって、男磨きをしていくんですね。
ここがもろファンタジーで、コメディと言いたくなるところなんでしょうが、むしろ、ここの部分をもう少しリアリティあるものにしてくれて、コメディ感薄くしたほうが良かったと思います。

あと、決して群像劇や擦れ違いを楽しむのではなく、あくまでも「中年お父さん」の気持ちの変化を見るドラマです。

結果的には、いい話だなー、なんですけど、冷静に考えると妻ひどいですよ。

おっさんの変化の話を描くために、「妻が浮気をした挙句離婚宣言」って、実はすごい荒療治ですよね。

なんか、そっちのほうがよっぽど問題あるじゃんっていうのに、みんな「捨てられた夫」の方をハブにしてる感じで、実は感じ悪いw

奥さんも申し訳ないという以前に、自分が何かの被害者ちっくでもあって。

そこがそもそも「おかしくない?」と気になってしまったのでした。

男性が主役であっても、あくまでも女性を気遣っている感じ。

そんな優しさもコメディだったらいらなかっただろうに、と思いますので、やっぱり全方向に楽しめるファミリードラマなんだと思います。

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