2015年12月24日木曜日
チームアメリカ★ワールドポリス
2004年作品
R-18
コメディー
監督トレイ・パーカー(サウス・パーク)
あらすじ:サウス・パークのトレイとマットによる、マリオネットを使った風刺コメディ。
国際警察チームアメリカとテロリストの攻防を中心に、おなじみのブラックと愛あるディスりたっぷりで。
シンプソンズは入手できる日本版DVDは全部揃えている程好きですが、サウス・パークは日本で放送が始まった頃は、ビデオを買ってみたりしてましたが、シンプソンズ程はまったわけではありません。
でも、見れる環境があれば見るでしょうし、基本的にこういうくだらないコメディって大好きです。
本作は、ほぼサウスパークのノリそのままで、期待を裏切りません。
それどころか、サウスパークという箱庭から飛び出して「ワールドポリス」となり、くだらなさのスケールが当社比うん倍って感じでした。
トレイとマットのノリが好きな人であれば、間違いないです。
私は彼らの、「セレブ」に対する複雑な愛情表現が大好きで、「ディスるのも愛情があってこそ」という、好きな人ほどいじめちゃう、みたいな永遠の子供っぽさも、憎めないですよね。
だからこそ、ディスられているにもかかわらず「本人声優」とか可能で、愛され続けているんでしょうね。
この作品も、めっちゃ製作費かかっているんですけど、めっちゃ利益も出してるんですよね。
本当に、いろんな意味でこんなもので正々堂々とビジネスを成立させられていたら、日本で自主規制しながら働く事がばかばかしくなりますよ。
でも、純日本人だからいろんな事にびくびくしちゃうんですけどね。
作品も楽しいですが、こんなモノ作りが出来て、沢山の人を楽しませているという事がうらやましすぎます。
これについては、細かく語る必要もなくて、また忘れた頃に見たいなーと思います。
アメリカンドリームズ(過去記事)と大きくくくると同じグループな気がします。
アメリカが好きなものをディスってる感じ。
私は海外ドラマ、ミュージカル、セレブが好きなので、その辺がいじられてるだけでにんまり。
この人達のうまいところは、サウスパークは切り絵(風)アニメ、本作はマリオネットと、見た目で大分オブラートに包んでいるんですよね。
もし普通に実写だったら、この映画の印象も大分違っていると思います。
マリオネットだから笑えるんですよね。
全部マリオネットで解決してるし、マリオネットの世界だからこその味は濃厚で、見ごたえたっぷりです。
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