2015年12月8日火曜日

シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア

公式サイトはこちら
(リンク先、音でますので注意)


2015年1月公開
ニュージーランド?

あらすじ:ルームシェアしていた現代に生きる4人のヴァンパイア達。
そこへうっかり、人間を噛んでしまって新入りヴァンパイアが参加!
しかもそいつは、人間の友達を連れてきて・・・。





何かのレンタルDVDで予告編を見て、まんまとつられました。

一応、コメディーとうたっていますが、いわゆるアメリカのコメディーのような感じとはちょっと違うんでしょうか? あんまり笑った記憶はありません。

それどころか「コメディー」として期待して見てしまったので、むしろがっかりした記憶のほうが強く残っちゃいました。

まず、設定だけで面白いとは思います。
共同生活するヴァンパイア達の生活をリアリティ風に見せる。
そこでドタバタな日々が繰り広げられるんだろうな、って簡単に想像できますし。

でも、意外とシリアスなんですよね。

彼らの正体を知ってて、憧れて協力してる人間がいたり、また別の存在としてオオカミ男たちがいたり、と現代の中で生きているファンタジーな人達というのは、わかりやすくて楽しいんですけど、なんかそれを真面目に描いているような感じで、はじけた笑いっていうのは、私はなかったです。

それを象徴するように思えたのが、映像がすごく良かった事。

ヴァンパイアについてのアートとかのグラフィック関係が、すごい良くできていて、それでバカコメディなら、なんか才能の無駄使い的な、まさに贅沢な映画ならではの笑いがあったと思うんですけど、すごく良い出来のまま、全体的に真面目だなーーーという感じで終ってしまいました。

まあその辺って実はストーリーにもちょっと表われているんですよね。

このお話しの軸みたいなものに、「人間の友達をありのまま受け入れる」というのがあって、そこが多分「笑い」のポイントなんでしょうけど、むしろあんまり笑えなくて、彼らの苦労? ばかりが目についてしまって。

また、新入りヴァンパイアにも振り回されるんですね。
あちこちで「俺、ヴァンパイア」みたいにドヤ顔するんです。
彼らがひっそり時代とともに生きてきた苦労を一瞬で無駄にしてしまう行為なんです。

この新入りの存在がむしろコメディ要素って感じで、後は、本当は笑うところなのかもしれないけど、なんだかいつも苦労してて笑えなかった・・・。



リアリティって最近でこそ、わざわざ取り上げるものでもなくなっていますが、私は結構好きで、見れるなら見ちゃうタイプなんですが、そんな人気のリアリティほど、台本ありますよね?

うまい具合に、誰かと誰かがケンカしたり、つきあったり、別れたり・・・。
んなわけない!

この映画は、もしかしたら本当にリアリティを真面目にやっていたのかなーと思います。

多分、本当にただ誰かの生活をカメラ回したら、おそらくほとんどがつまらないような気がするんです。

やっぱり誰かがちゃんとシナリオ用意して、見る人の期待に応えてるんですよね。


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