2016年1月2日土曜日

ファインド・アウト


2012年作品
アマンダ・セイフライド、ジェニファー・カーペンター、キャサリン・メーニッヒ、エミリー・ウィッカーシャム

あらすじ:妹が不自然さを残して家から消えた。事件だと警察に訴えるが、「ただ出かけているだけではないか」と取り合ってくれない。
それには、本人が過去に拉致被害者だと言っているが、狂言ではないかと疑られているという事情が影響していた。
今度も同じ犯人が自分の代わりに妹をさらったと言うが、そもそもそんな事件、なかったんじゃないか、と誰も本気にしてくれず・・・。





アマンダのプロモ映画としては、「誰も信じてくれない」系なので、ちょっと可哀想です。
ただ、見ている側としては「アマンダがおかしいんじゃないの?」という感覚になる事はないような描き方だと思うので、あくまで「なんで誰もわかってあげないの! きぃー」となってました。

どっちかというと、「アマンダがおかしい」と言ってる警察のほうが怪しくて、変な深読みを誘われました。

警察関係者が犯人じゃないのか、とか。

まあ、その辺はあえての仕込みなのかもしれません。

が、「ヤラレター」なんて楽しく思う事はなくて、「なんか案外ストレート(そのまんま)なのか」という感じでした。

まず、そもそもなんで、「一年前の拉致からアマンダは逃げられたのか」
その「一年後にまた狙われるのか」
の辺りが、あくまで「シリアルキラーの都合」で、気になるところなんですけど、このお話しはあくまでも「アマンダ」の第2の事件が軸なので、あまり過去の事とか、シリアルキラーそのものは、重要じゃないんですよね。

そこが、「プロモ映画」だな、と思う理由でもあるんですけど。

そもそも、アマンダは一年前の事件から、「この森があやしい」と思って、一人で調査? してるんです。地図を持ってあっちこっちチェックしてます。
まあ、そんな姿を「あの子ありもしない事件の事を引きずって何してんの?」的な風に思われてるんですが、実は犯人はその森にちゃんといるんですよ。
でも、調査の中では、そのことには気づかない。

妹がさらわれて、まるで誘導されるように犯人の居場所を突き止め、自分がそこに拉致されていたことをはっきりと認識する。

このシリアルキラーについて、もうちょい知りたいところなんですが、あっさりアマンダは復讐を遂げます。
なので、なんだかよくわからないけど「事件は本当だった」ということだけは明確になるのですが、実際警察には、それすら言わない。

まあ、犯人殺しちゃったから、その罪から逃れる為でもあるのかもしれないけど、実際に犯人がいたのだから、いくらでも正当防衛でなんとかなりそうだし、(映画だし)これまでの自分が言ってた事がウソではなかったことが証明できただろうに、何故周りに「そう思わせとけ」という終わり方にしたのか?

そもそもそこがよくわからないのですが、「プロモ映画だし」で解決なんですね。

アマンダがたくさん見れて、いろんな表情があって、しかも最後はなんだか「してやったり」な感じで、よかったねーーー、という。

アマンダ・ファンなら、満足できるはずです。

ただ、ふつーのサスペンスとして見ると、ちょっと角度が違うので違和感あるんじゃないかと思います。

「警察が当てにならないから自分でがんばる」というのは、もうちょっとリアリティある設定ならまだしも、やっぱり若い被害者が真っ向から立ち向かう、というのは、ある意味ファンタジーですよね。

でも、アマンダの女優としてのキャラと役柄はぴったりで、アクションもいいなーと思いました。

「赤ずきん」「クロエ」(過去記事)もそうですけど、すごい美人なのにどこかダークよりな作品や役柄のほうが、多いのかな?

まあ、そんなところが最近の女優さんでも特にいいなーと思う理由なのかもしれませんが。


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