2016年1月5日火曜日

オール・アバウト・マイ・マザー


1999年作品
監督ペドロ・アルモドバル
ペネロペ・クルス

あらすじ:母を訪ねて・・・ではなく、母子家庭に生まれた息子に、「父親」の事を話そうと決意した夜に、その息子を亡くしてしまう事から、「父親」に報告しようと旅に出る母親の話。
母親という側面から女性を浮き彫りにしたドラマ。




ペネロペ好きだけど、いつ知ったのだろう、という記憶は曖昧です。

もしかしたら、この作品かもしれないと思ったのですが、見る前から知っていたような気もするんですよね。
もしくは、この映画のペネロペが印象的で、記憶が曖昧になっているのかも。

ただ、この作品を見た時のシチュエイションはすごく覚えていて、友人の家で友人と一緒に見ました。
当時、よく一緒に泊まりで鑑賞会をしていたんです。

すごく覚えているのは、その友人がすごく映画を気に入っていた事と、ペネロペの美しさ、です。
ペドロの新作という事で見たんですが、自分はちょっと期待していた感じとは違って、自分の中でのペドロの分岐点になった覚えもあります。

もともとのペドロにあったある要素が突出しただけで、大きく方向転換したわけではないですが、ただ、その突出した部分が、自分が求めるものとは違ったんです。

元々好きなノリとしては、昼ドラちっくなシナリオ、色彩豊かな映像、ファッション、優等生ではない感じ、ブラック・コメディ要素、あたりなのですが、それらを期待していた場合には、ちょっと感動ドラマが強すぎるんですね。

だからこそ、世間的には代表作といってよいような扱いにはなっているわけですけど。

とはいえ、ペドロ的要素は十分ありますので、ペドロ入門作品としてはちょうど良いかもしれません。

個性的な登場人物、昼ドラ的なストーリー、色彩、セクシャル・マイノリティなどなど。

この作品の中で、ペネロペはすでに異彩を放っていました。

設定も、妊娠しているシスターという事で、彼女もまた、一人の母役なのですが、すごくピュアな美しさでシスターでありながら、妊婦というこの辺はペドロらしい設定なのですけど、その美しさが、全体から浮いているようにも見えました。
シスターの衣装のモノクロが、色彩豊かな映像の中でむしろ、一番目立っているようにも見えるんですね。

と言う感じで、私は二度目は見る事はないと思いますが、ペネロペだけははっきり記憶に残っています。

書きながら思い起こすと、「ペネロペ、今度はこんな役かー。かわいいのにすごいな」と思ったような記憶もあるので、やっぱり出会いはこの映画ではなさそうです。

記憶って曖昧ですね。

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