2016年4月29日金曜日

インストーラー



映画 (Movie) / インストーラー スペシャル・エディション 〔DVD〕

2007年作品

フランス

アルベール・デュポンテル、マリー・ギラール、マルト・ケラー

あらすじ:近未来のパリ。刑事のダビッドは相棒であり妻を任務中に殺され、休職していた。

ある日、妻殺しの犯人の被害者と思われる遺体が発見されたことから、現場復帰をすることになり・・・。




フランス版ジェイソン・ステイサムみたいな主人公でした。

意外とアクションは濃かったですが、お話しは、さっぱりよくわかりませんでした・・・。

【よくわからないけどあらすじ】

妻であり相棒だった女性を悪人ニコロフに目の前で殺され、休職していたダヴィッド。

一方、自動車事故に合い、母親の病院で整形手術を受けた女性、マノン。

この時代のパリは、網膜スキャンで記憶が辿れたのだが、記憶が消されている遺体が発見される。
その遺体から、妻殺しと同じ犯人に違いない、という事になり、ダヴィッドに現場復帰の話が来る。

手がかりとして、遺体の目の上下にはまぶたを抑えつけたような線の跡があった。

ダヴィッドは新しい相棒マリーと共に、ニコロフを追い詰めるが、独房で妻が死んだ時のようにマリーが羽交い絞めに会ってしまい、ニコロフを撃ち殺して、バッジを返す。

ところが、死んだはずのニコロフがダヴィッドの部屋に忍び込んでくる。

「死んだはずなのに」という言葉に、双子の弟が死んだ事を知るニコロフ。

復讐を兼ねて乱闘の末、ニコロフはダヴィッドをある場所へ連れて行く。

それは、マノンが入院している病院で、そこで記憶データをあやつっていたのだった。

ニコロフは政府からその機械を盗んでいたが、扱う事ができないので、マノンの母に取り引きをもちかけ、使わせていた。
マノンの母は、事故にあって寝たきりになっている娘の記憶を別の女性の身体に移植していたのだった。

だが、記憶データは自由に扱えるわけではなく、都合よく消したり足したりできるわけでもないようで、いらない記憶を消すのに手間取っていた為、マノンは長く入院していた。

その機械で、ダヴィッドの記憶からニコロフは弟の死を見る。
そして、ダヴィッドの記憶を消すように、マノンの母に命じる。

記憶を失い街に捨てられてホームレスのようになっているダヴィッドが発見されると、ダヴィットのまぶたには例の線がついていた。

そこから、マノンの母の病院がつきとめられ、ダヴィッドが再びマリーと共に押しかけるとニコロフとも再会し、復讐を果たす。

そしてダヴィッドとマノンが出会う。

マノンの消えない記憶にあった男は政府の男で、今回の黒幕的な裏切りものだった。

マノンの身体は、ニコロフの妻の身体だと思われるが、それを知らなくとも、記憶を改ざんされたもの同士として、自然に近寄る2人。

おしまい。

【かんそう】

とにかく、よくわからなかったので、いつも以上にあらすじも主観が強いと思います。

特に、ダヴィッドとマノンのストーリーが同時進行っぽく存在しているのですが、その時系列とか関係があいまいで、事件の資料として「絵」を見ているのですが、最後にマノンに会った時に「あんな絵を描く人は」みたいな事を言い出していて、え? あれマノンが描いたの?
とよくわからなくなりました。

マノンのベースは元妻なんだろうな、と思ったのですが、(へんな男の記憶が消えなかったのが、最後黒幕の男を見ていた)顔を見返すのも面倒で、ちゃんと確かめてはいません。
でも髪型とか似てたので、そうかな・・・と。

そうじゃないと、ラストが唐突すぎるような気もしますし。

突然、2人で旅に出る、みたいな感じですから。

ただ、奥さんの身体かもしれないけど、マノンの年齢はかなり若い気がするので、その辺も謎ではあります。

マノンが見る映像がその伏線のせいで、そもそもよくわからなくて、もやもやがずーっと続いていました。

そして母親がそれを消したがる理由も良くわからなかったのですが、今思えば、そこは「他人の記憶だから」なんですよね。

一緒に食事をする際に、母の言う好物を「好きじゃない」と言ってしまうのも、ベースの記憶が残ってるから、なんですよね。

近未来は、記憶がいじれるようになると、ほぼ不死のような事ができなくはない、という事なんでしょうけど、そういったメッセージは作中からはあまり感じませんでした。

なんか、アクションが突然がっつりはさまるのが、テンポ的にしんどかったです。

妙に長いんですよね・・・。

アクション自体がいや、というのではなく、テンポが悪かったという感じです。


正直、見返したらもう少し理解できると思うんですけど、その気力がありません。


ひとつひとつの要素も、意味あるんだかないんだか、伏線なんだか違うんだか、かなりよくわかりませんでした。
例えば、目の下の線とか「なんだこれは」みたいな感じになってるけど、まぶた押さえてる線じゃ・・・くらいすぐわかりそうだし、それを仰々しくダヴィッドにつけて、ドヤっとするまでもなくない? とか。
ダヴィッドあんなに鍛えてて、簡単にニコロフに拉致されたり、ニコロフの弟につかまる同僚も意味不明。
つっこみどころ満載かもしれませんが、つっこむ程見入る事もできなかった・・・。

正直、久々のリタイヤ寸前まで行きました。


近未来ものは、要注意、という新たなマイ法則が出来そうです。


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