2016年2月19日金曜日

プロスペローの本


プロスペローの本 ≪無修正HDリマスター版≫ 【DVD】

1991年作品
監督ピーター・グリーナウェイ

あらすじ:魔法の本をたんたんと読み上げるようないゆるセリフの掛け合い、というようなものはほとんどない。
本が映像化されているのか、それとも本が生きているのか。

シェイクスピアのテンペストがベース、との事。




ある意味、時代を問わない普遍性のある映像作品であることは確か。

だけど、とにかく理解できない私にとっては、淡々と進行するテンポとつき離し感に、簡単に眠り歌になってしまいます。

前作「コックと泥棒、その妻と愛人」のメジャー感の反動なのか、とにかくお金のかかったカルト映画ですね。

シェイクスピアの原作をそもそも知らないので、何がなんだかさっぱり。

本をめくるように淡々とシーンが進んでいきますが、所々映像として面白いな、と思う事もあるのですが、それを目当てとするには長すぎる。

PVなら、しっくりくるのに・・・。

本という存在もあってか、舞台感は増しています。

特に、左右だけではなく上空にはける、という演出は、すごく舞台っぽくて、でも面白いな、と思いました。

ただ歩く足だけを映したカットも、最初は宙を歩いているように見えて、でもその後、水の上を歩いている絵になる、というのも面白かった。

だけど、本当にそれはPVとかでさらっと見れるのでちょうどいい感じ。

まあ、最初から最後まで話が理解できないのだから、仕方ないですよね。

本そのもののアニメーションも面白かったです。

こういうPVで(ry


それにしても、話を知っていたとしても本作を理解できるようにも思えない・・・。

シェイクスピアだけではなく、監督と同じ文化がない以上、取りつく島がないのか・・・も。

この作品を見て何かを考えるとか思うとかが、何一つありませんでした><

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