2016年2月23日火曜日

レンブラントの夜警



レンブラントの夜警 DVD レンタル版 中古 リユース

2007年作品
監督ピーター・グリーナウェイ
マーティン・フリーマン、エヴァ・バーシッスル、ジョディ・メイ、エミリー・ホームズ

あらすじ:世界的名画「夜警」に隠された真実を暴く。

美術家でもあるピーター・グリーナウェイ監督独自の視点で描いたドラマ。

画家として成功していた、レンブラントは、市警団の肖像画を描く事になる。
その為に、下調べをしていると市警団の黒い真実を知ってしまい・・・。




「枕草子」でもういいかな、と思っていた事を忘れて? レンタルにあったので、借りて見ました。
といっても、見たのも昔なので、やっぱり内容は覚えていませんでした。

ただ、これまでのグリーナウェイ作品としてのぶっちぎり感についていけなくて、「見てなかった事になる」という感じではなく、ただ単純に「退屈」だった、という記憶です。
(見た事は覚えています)

正直、あらすじを見ると、面白そうなんですよね。
普通にこの絵に隠されたミステリー、だけにフォーカスしたドラマにしたらいいのに。

でも、グリーナウェイですから、普通に撮って終わるわけがない。


そもそも、グリーナウェイは美術の学校に行ってこの「夜警」をずっと研究していたんだそうです。

そこで、自分なりに「これだ!」と見えたものを、映画にしてしまった。

本当に、クリエイターとしてはうらやましい事でしょうね。

ただ、フィクションだとしても、「絵に隠された謎」自体は、すごくキャッチ―だと思うのですが、それがある意味グリーナウェイという監督には、ミスマッチだったのかもしれませんね。

そこばかりが取り上げられてしまうけど、実際の映画としてはレンブラントという人のドラマみたいな趣が強かったんじゃないでしょうか。

謎を期待しながら見るもんだから、そのドラマがまあ、頭に入らない。

「枕草子」で感じた、「軸があいまいに感じる」カンジ? 


と、ほとんど感想という感想にもなっていないですが、グリーナウェイを振り返るのもこれが最後になると思うので、総括でも。


ひとまず、ブログに表示している「好きな感じの監督」からは、削除しなくては、と思いました。

監督として好き、なのではなくて、「ZOO」がたまたま好きな作品だった、という事が、今回振り返ってみてよくわかりました。


すごい勘違いしてましたー。恥ずかしい><


でも、映画そのものが好きなので、もしも気軽にグリーナウェイ監督の作品が見れる機会があったら、一応見るような気がします。
期待はしませんがw

というか、結構、テーマというか断片の情報は、面白そうに思える事があるんですよね。

でも、実際映画を見ると「よくわかんない=退屈」みたいな感じになる、という不思議なお方。

単純に好みの問題だとは思いますが、こういう事もあるんだなー、という。

あと、年々自分も歳を取りますので、シゲキが強い物に対する耐性が下がってきている、というのも影響は大かもしれません。これは、ほんとある日突然来るんですよ。


Wikiで見る限り、近年もいろいろ活動されているようですが、日本で気軽にみられるような状況ではないようです。
きっと相変わらずグリーナウェイ節が効いているんでしょうね。

そしてこんな風にフルイに落とされる私のような存在をどこかで笑っているような気がします。
いや、ついていけない人の事は、気にもしてないかw

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