2016年3月14日月曜日

イーグル・アイ


イーグル・アイ DVD

2008年作品
サスペンス
シャイア・ラブーフ、ミシェル・モナハン、ビリー・ボブ・ソーントン

あらすじ:双子の兄を亡くしたのをきかっけに、何らかの事件に巻き込まれてしまう主人公。
そのほとんどは電話での指示だけで、最初は濡れ衣でFBIに捕まった所を助けられたりして、味方のようにも思えたが、指示はエスカレートしていき、銃を使った強奪までも。
そして従わないと、簡単に命を消す非情さも見せていた。

ペアとなるシングルマザーは、一人息子を脅しのネタに使われいた。

明確な目的がわからないまま、逃げる事もできないでいたが、その中で兄の仕事の真実を知り、この命令を引き継ぐのが兄の意思のようにも思え、協力的になるが・・・。




シャイア・ブラーフだと勘違いしていましたw

トランスフォーマーは大好きなんですけど、シャイアはいまいち好みじゃなくて><

というかなんか顔が常にやる気がない感じにしか見えなくて・・・。

なのでトランスフォーマーの役には、まあはまってるかな、と思っていましたが、役者としては謎な存在でもあります。

大好き午後のロードショーで見ました。

お話しは、良く出来ていると思いました。

ただ、良く出来過ぎていて機械的な感じがしたのですが、それも黒幕が巨大CPUという事で、ある意味狙い通りなのかな?

まず、モロバレになりますが、黒幕は国防総省の地下で、犯罪を未然に防ぐ為に運用されている、コンピューター「アリア」。
その存在は、一部の人しか知らない。

シャイアの兄は、この「アリア」の番をする人で選ばれたエリートだった。

ある日、「アリア」の判断を無視して、大統領が攻撃許可を出した事から、「アリア」は政府が危険な存在だと認識をし、最終処理の「オペレーション・ギロチン」を自発的に行う事に。
それは、大統領含むアメリカの主要な人物を殺害するものだった。

それに気づいたシャイアの兄は、ギロチンを止める為、音声でロックをかけた。

アリアは、邪魔するシャイア兄を殺すが、代わりに弟を操り、ロックを解除させる。

そして、解除後にギロチンを執行する為に、もう1人の女性に爆弾をつけて主要人物が一同に介する場所に行かせ、爆破を計画していた。

(爆破のスイッチは彼女の息子が演奏するトランペットに仕込んでいた)

と、かなりはしょっていますが、とにかくCPUなので通信を使わせたら、誰も敵わないんですね。
例えば、信号を自由に変えるとか、監視カメラのデータを消すとか、そういうデジタル化されているものは、自由自在です。

なので、ちょっと笑えるところでもあるんですけど、脅されている人間が、「やっぱやーめた」みたいな感じになると、すぐ近くのモニターなどに文字を出してアピールしてきたり。
モニターがない場合は、公衆電話が鳴ります。
そして、用が済んだ人間が暴走した場合は、容赦なく殺してしまう。

でも、「爆弾を用意する」などの物理的な処理は、人間にやらせるしかない、という事で主人公達以外にも何人も電話で脅されて働く人間はいます。

それもアリアとしては「政府の為に動くのは国民の義務」という認識です。

なんか、「いう事聞かないで危険行為をした=悪」という発想などはまさにCPUの0か1の世界、といった感じがして納得感はあるのですが、国民の義務とはいえ、なんかこれだけすごいCPUなら、音声解除も勝手に出来ちゃいそうな気もしてきますw

なので、弱味がある事が違和感ですら。

で、結局最後はそれに気づいた人間に、破壊されておしまい、みたいな機械の悲しさ。
分かっていた事でも、ちょっと最後の最後やっぱりそうか、と笑いを誘う感じも。

シャイア兄は、音声ロックをかけるだけではなく、アリアの暴走を早く人に知らせる事は出来なかったのかな?
その隙もなく、殺されたと考えるのは彼がアリアの暴走を止める会話を録音していたデータをアリアの死角になる場所に隠していた事から、ちょっと厳しい感じもします。

ただ、まあ本当に良く出来てはいるので、ビリー・ボブ・ソーントンの人間が敵だと思って追いかけていた姿が間抜けで、可哀相なくらい。

あの役目は、もっと脇役っぽい無名な人で良かったんじゃないかな・・・。
1つもいいところがなくて可哀想でしたw

しかもやっと真実に近づいたと思ったら力尽きて、あとは素人のシャイアに任せるなんて・・・。
まあ、映画ならではですけど。

ちなみに「犯罪を未然に防ぐCPU」といえば、「パーソン・オブ・インタレスト」ですが、この映画から数年後になる2011年にスタートしているんですね。

今はまた「やりすぎ都市伝説」で関ルバーグwが、ロボットが人間を殺し始める、と予言? していますから、ある意味この作品は早かったのかな?!

当時は、まるで映画のような話だったのが、月日が経つと笑えなくなっている日が来るんでしょうかね。

ほどほどが一番ですね。

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