2016年3月29日火曜日

ハドソン・ホーク


ハドソン・ホーク / ブルース・ウィリス 【1DVD】

1991年作品
ブルース・ウィリス、ダニー・アイエロ、アンディ・マクダウェル、デヴィッド・カルーソ

あらすじ:大泥棒ハドソン・ホークが10年ぶりに出所すると、待ち受けていたのは、仕事の依頼だった。
今度こそ、まともな暮らしをしようとしていたのに、無理やり盗みをさせられるが、それはすべてレオナルド・ダ・ヴィンチの作品で・・・。




初めて見ましたが、80年代に近い91年の作品という事で、大好きな雰囲気の映画でした。

とにかく、明るい。
楽しく、にぎやかで、まさにエンタテインメント。
ブルース・ウィリスがピチピチなのも、映画のパワーそのものになっていました。

【おはなし】

ハドソン・ホークが出所するとすぐさま泥棒依頼が来るが、その相手は断る事を認めない強引で怪しい組織だった。

最初は、ダ・ヴィンチの馬だったが、翌日盗んだはずの馬は盗まれなかった事になっており、オークションに出されるのを見て、ホークはそのオークションに潜り込む。

すると周囲はCIAばかりで、その場は爆破され、ホークはCIAに拉致される。

その先にいたのは、メイフラワーという怪しい企業家夫婦で、次の盗みを依頼される。

またしても、ダ・ヴィンチの作品で、実はダ・ビンチが発見した錬金術を行う為のパーツが隠されていて、それを集めて錬金術を手にし、世界を牛耳ろうと企んでいたのだった。

ホークの相棒トミー、鑑定人のアンナ、それぞれが騙し合いながらもホークと協力し、メイフラワーからダ・ヴィンチの錬金術を守る。

最後、パーツが揃うが、メイフラワー達の知識では、パーツをうまく扱えず錬金術が発動しないので、ホークがなんとかする事になるが、あえてパーツを不完全な形で揃えて渡す。

そして、錬金術が発動するどころか、大爆発を起こしてメイフラワーを退治し、そしてダ・ヴィンチの発明品「飛行機」を使ってホークとアンナは脱出!

それを見た人達は笑顔で拍手をする。

ホークとアンナは、二人でねぎらい合うが、そこへ途中死んだと思われるトミーも実は生きていて合流。大喜びのホークは、やっと大好きなカプチーノがゆっくり飲めてハッピーエンド。


【実は凝ってる?】

とにかく、ノリが軽いので、お話しそのものは気にならなかったりもしますが、ダ・ヴィンチの秘宝に隠された謎が軸になっていたりして、セットなども凝っています。

ただ、ありがちなシリアスなノリではないので、ある意味贅沢にも思えますね。

もちろん、所々いい感じに味わいのある合成等もあります。

でも、がんばって大がかりな装置や、過去のダ・ヴィンチがいた時代のシーンなど、良くできていると思います。

特に、冒頭は過去から始まるので、少し雰囲気的に構えてしまうのですが、そんな中いきなり、モナリザの絵の口の部分が破れていて、ん? と思ってすぐさまパンすると、大口なモナリザがいる、というボケがあるので、ほっとできました。

この時代に初めて飛行機のテストをしたシーンと、最後にホーク達が脱出で飛ぶシーンが重なります。


全編、コメディー仕様なノリなのですが、まずホークとトミーという二人の泥棒が、泥棒という仕事柄、時間を気にするのですが、それを音楽で計るので、さてこれから泥棒に入るぞ、というタイミングで2人で歌い出すんですね。

ただ歌うだけでも、愉快なノリにはなりますが、きちんと理由があるのもなかなか凝ってるな、と思いました。

CIAといっても、メイフラワーに協力したりしているので、はみ出しCIAなんですけど、コードネームがお菓子の名前になっていて、キットカットはなんと若き日のCSIマイアミの「ホレイショ」なんです。
今だからこそ、ホレイショ警部補のコメディ出演も見たいなーと思いました。

そんなCIAの各メンバーのキャラはもちろん、悪役メイフラワー夫妻等、マンガのようなキャラクターも楽しいです。
特に奥さんが唇お化けで味があっていいんですけど、あまりこの女優さんは出演数が多くないんですね。
残念。
ヘレナ・ボナム・カーター的な個性のある女優ポジションにいそうだな、と思ったんですけどね。

ホークとトミーというバディ関係から、ホークとアンナのハリウッド的インスタントな恋愛、にぎやかなキャラクター陣、大がかりなセット、爆発などなど、ハリウッド的エンタテインメントの王道が詰まっています。

【まとめ】

完全にファミリー向けなんですけど、さほど子供っぽくもなく、とにかく愉快で、大人の娯楽って感じがしました。

ある意味ダサイんですけど、それがいいんですよね。
何も考えずに見れて、楽しい。
それこそその瞬間、日常を忘れて笑ったり、自然と顔の筋肉が緩んでいられる。

こういう娯楽的な80年、90年代の映画をもっとたくさん見たいな、と思いました。

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